ファットスライム攻略
ファットスライムに挑むことになった私たち。周りの目がやっぱり痛いんですがまぁユーカの友人である時点でこのゲームでは目立つので諦めましたよ。えぇはい。モンスターが出なかったとはいえここまで突っ走ってきたので多少休憩したわけだけど......いる?いらなくない?
休憩し終えた私たちは南のボスであるファットスライムの討伐に挑戦することにした。ハイドがタンク、ユーカがアタッカー、私が魔法でのアタッカー。回復職がいないのは仕方ないかなぁ。魔法の使用方法ってあれしかないっぽいんだよね。今のところだけどもね。可能性としては暴発しまくって何とか糸口を見つける感じかな?それまでに自爆のスキルを入手してそうだけども。
「さって、行くか?」
「おー」
「ボッコボコにしてやるわ」
「ひぇっ、怖い怖い」
「......」
まったく、ハイドはからかっちゃダメだよ?ユーカが拳を合わせてるじゃん拳を合わせるたびにガンガン鳴らしてるじゃん。もぉ、周りも怖がってるじゃん?まったくもぉ。ユーカの拳を覆っているガントレットから『ガンガン』と音が鳴るたびに周りが震えあがってるんだけどなぁ。
「ユーカ、そこまでにしよ?ハイドは後でどうとでもしていいから」
「は?!」
「そうね!そうしましょう」
ハイドは自業自得なのでユーカのお仕置きは甘んじて受けて頂戴。面倒なんだからまったく。私たちは周りから恐れられながらセーフティエリアを出てからボスエリアへと向かって歩く。私たちと同じくボス戦に挑む人たちが多いのかプレイヤーが多いと感じる。まぁ視線がどうしてもね?
周りの人は金属鎧が多い感じかな。軽装鎧は少ない感じ。その軽装もモンスターの皮を使ったものが多いかな?部分的に金属を使っている感じかな。こっちのお店って全く知らないんだよね。プレイヤーメイドでもそんなにお金使わないし。そもそも武器がね?いらないんだよねぇ。あったほうがいいのは分かるんだけどそれでもあんまり使わないのが事実。
南の方が終わったら何か買おうかなぁ。でもそうなると司書さんに相談したほうがいいかな?まぁそれもこれが終わったらだね。それが終われば私はまた戻るだろうからなぁ。でも東が解放したら東をメインにしつつって感じになる可能性が高いかな?
「さて、やるか?」
「そうね。行きましょうか。今回は私たちが初回攻略ではないしね。さっさと終わらせてご飯を食べましょ」
「おー、ご飯!」
「じゃ!倒そうか!」
「「おー!」」
さぁて!やりましょうか!ボス戦の時間だぁ!私たちはボスフィールドへと足を踏み入れた。フィールドに足をふみいれるとやはり身体の制御がなくなる。身体が勝手に動き、地面に影が差す。ふと上を見ると大きいスライムがこっちに飛んできていた。そのスライムが私たち三人の前に降り立った。ここから身体の制御がこっちにわたる。
さぁ!ボス戦の開始だ!まずハイドが前に出てタゲをとり始める。スライムはその様子を見てハイドに攻撃を開始し始めた。攻撃方法は本体から出た触手が多いかな。上、右、左と。鞭のような動きでハイドに攻撃を仕掛けてる。
私は魔法で援護しつつハイドにポーションを投げつける。案外当たるようでハイドのHPはちゃんと回復している。ユーカは背後に行って思いっきり殴ってる。うっわぁ戦闘狂っぽい感じがする。顔はしっかりと見えないけどすっごい良い顔してる気がする。
「ぅぉおおおおお!!」
「はぁっははは!」
「......」
いや、雄叫びするの?私はしないよ?というかユーカは笑ってるよ?一体いつから戦闘狂になってるのさ!偶にファットスライムがジャンピング攻撃を私に仕掛けてくることがあるんだけど?!後衛に向かって攻撃は卑怯じゃないかな?!
避けて魔法を撃ってポーションを投げつけて回復をさせる。すぐにハイドがヘイトを取り戻し攻撃の対象が変わる。これを繰り返し行い私たちは案外あっさりと危ないところは基本的になく。スッキリしないままボスを討伐する事が出来た。ボスの討伐シーンはスライムが内部で爆発すると言った意味の分からないもので正直困惑した。
〈リーン街道のボス【ファットスライム】を討伐しました。〉うん分かってた。あっさり終わったなぁ。私と言うより絶対ユーカの攻撃力でしょ。はぁ~楽だなぁ。ファットスライムを倒した私たちはなんかもやもやする手ごたえを抱えたまま南に進んでいく。
「......あっさり終わったな」
「そうね......なんか物足りない」
「分かる。なんかね?」
「だよなぁ。......あっさり倒しちゃった気がする。こんな弱いのか」
「う~ん......私たちが強いだけなのかもね?ここって一番弱いはずだし」
「物理職だけだともっと時間かかるらしいけどな?」
「あ~じゃあ私のおかげかな?でもあんまり効いているような感じはしなかったんだけどなぁ」
正直まったくもって攻撃が効いた気はあまりしないのも事実だからね?なんか本当に、こう、あれ!まったくもって拍子抜けだった。弱体化するとあんなにも弱くなるのかな?う~んどうなんだろう?魔法って案外と言うレベルではなく攻略が楽勝になるのかな?......いや、絶対どこかで魔法が使い物にならないのが来るのは確定でしょうね!
スッキリしないままでもとりあえず攻略は終わったのでそのまま南の街へと向かって歩く。南の街の門に到着し門番さんにギルドカードを見せて街の中に入る。この街の名前はサウザーと言うらしく。門番さんが
「ようこそサウザーへ」
と言っていた。さて、とりあえずこれからどうしようかなぁ。見た感じ水が豊富な感じがするから海産物とかなのかな?でも磯の香りしないんだよね?海じゃないのかな?もしかして湖とかかな?もし湖だったらかなり大きいような。
「おぉ、ここが南の街か」
「じゃあ魚食べに行こう!」
「ん、おぉ~」
街並みは石作りだけどババントラとは違う感じになっている水害に強くなってるのかな?まぁ増水とかしたら大変だし妥当かな?私たちは街を練り歩きながら適当な料理店を探す。ここらへんだと魚料理が多い感じかな。




