露天商始めます。
ゲームへとログインした私はアイさんとまずは出会う。当然ですけどね。アイさんとの会話が終わったら図書館の仮眠室へ、VRとは言え身体を伸ばすのはなぜだろうか?さて、頑張ろうっと!
仮眠室から出た私は図書館の中を見渡す。現実時間がまだ朝ってこともあって人がいない。まぁいつも通りと言えばいつも通りなんだけどね。さぁてと、作って売ろう!その前に司書さんと話そうっと。受付に座っている司書さんのほうに行く。......司書さんはいつ寝てるんだろ?
「こんばんは司書さん」
「おや、こんばんはミーノさん」
「じゃあ行ってきます」
「行ってらっしゃい」
図書館を出て私はまず、商業ギルドへと足を運ぶ露店キットを買うためにだけどね。いくらするんだろ?持ち金だけで払えるといいんだけどなぁ。夜中の街を商業ギルドに向かって歩く。そろそろテイムする人増えないかなぁ。まだ夜中だからラビちゃんもライムも寝てるしなぁ。
商業ギルドに到着した私はギルドの中に入る。ギルドの中に人はおらず受付嬢が1人だけ暇そうにしていた。まぁここまで人がいないと暇だよねぇ。私は唯一いる受付嬢に近づき話しかける。この人は私の登録の時の人じゃないね。
「こんばんは」
「あら?こんばんは。商業ギルドです。どんな用事でしょうか?」
「露店キットが欲しいんですが」
「露店キットですね?えっと3000Gになります」
結構お手頃なのかな?まぁ買うけど。私は3000Gを支払い露店セットを手に入れる。ん~これを地面に敷けばいいのかな?私が悩んでいると
「説明は必要ですか?」
「あ、お願いします」
「はい」
説明してくれた内容は至ってシンプルで露店セットを敷けばそこで物を売る事ができ、やめるときは露店セットをインベントリに収納すればいいだけらしい。金額も自由に付ける事が出来るのでむやみに高い金額で売り出さないことと言われたけどそれは普通なのでは?いや、転売屋がいたりするのかな?それなら納得。
一通り説明して仕事をやってやった感を出している受付の人をスルーしておく。突っ込んだらダメだと思うから。確かに冒険者ギルドよりも人は来ないかもしれないけどさ?頑張って?私はお礼を言た後に商業ギルドを出る。さて、どこに露店を出そうかなぁ。
この街にはプレイヤー用のバザー会場なんてものが無いので自由にできるのはいいんですけどどこがいいかなぁ。とりあえず喫茶店に行こう。空いてるか分からないけどね!私は喫茶店へと足を進めていく。その際にきちんとどの場所がいいかを吟味しながらだけど。
結局喫茶店に着くまでに良い場所は見つからなかった。ん~聞いてみるかぁ。まさか道具屋の前で売るなんて出来ないし。う~む、大通りに面していればそれなりに稼げそうではあるんだけどなぁ。喫茶店の扉を開け中に入ると久しぶりにコーヒーの香りがやってくる。
「......いらっしゃい」
おや?今の時間帯はバイトさんがいないようでマスター1人で切り盛りしている模様。まぁ私以外に客いないし人を雇ってもって感じかな?私はカウンター席に座りメニュー表を開く。ブレンドコーヒーとショートケーキか、パフェと言う手もあるけど高いからなぁ。私がメニュー表とにらめっこしているとマスターが話しかけてきた。
「北を開いたようだな」
「ん?えぇ、まぁ」
「街の鍛冶師が喜んでたぞ」
「そうみたいですね。......ブレンドコーヒーとチーズケーキ」
「畏まりました。」
「あ、そうだ」
「うん?」
「露店を出そうと思うんですがいい場所知りませんか?」
「露店?」
そうそう、これを聞きに来ようと思ってたんだよね。コーヒーも確かに目的だったけどね、ここの喫茶店のマスターは副社長らしいし知ってないかな?そもそもこの時間から空いてるってどうなんだろうか?私としてはありがたいけども。マスターは少し悩んでいるようで顎に手を置き、悩んでいる模様。
先にチーズケーキをインベントリから出して私の前に置かれる。コーヒーが来てからでいいかな。コーヒーの香りがより強く香ってきたころ。マスターが口を開く。
「......大通りだな」
「まぁそうですよね」
「う~む、プレイヤーの場所でも作るか?......どうぞ」
「どうも......ん~んま」
「......ふぅむ」
コーヒーを飲んでチーズケーキを一口食べる。ん~濃厚なチーズの香りと味がくる。そこにコーヒーを入れると甘さが引き立つというかより感じやすい気がする。
「そうだな。串焼きのブルングルって知ってるか?」
「知ってますよ。串焼き買ってますから」
「あいつの近くだと商売繁盛するかもな」
「そりゃそうでしょうね」
あの串焼き買っている人あんまり見ないけど無くなったら買ってるもんなぁ。美味しいし安い。けどあそこでポーションを売るかと言われたらなぁ。
「ん~まあ探します」
「それがいいな。邪魔にならないところでなら了承してるから」
「ん、ですね。」
そのまま他のことを話しながら私はコーヒーとケーキを楽しんだ!さぁてどこで商売しようかなぁ。




