露店を始めようかな?
ジェミニさんの露店の前を占領するのも悪いので隣に座る。ジェミニさんは私が渡した素材をじっくりと眺めている。どういうデザインにするのか考えてるのかな?それとも素材が足りなかったのかな?けどこうやって待っているだけって言うのも暇だしなぁ。そう思い私は携帯用の調合セットを取り出す。
携帯調合セットの中には乳鉢にすり鉢、ビーカーにアルコールランプがある。ふむふむ、少しは出来そうかな。私はインベントリから微癒草を取り出しゴリゴリと摩り下ろす。う~ん、ちょっと擦りにくい?道具の質が違うのかなぁ。摩り下ろして水......あれ?水なんか入れたっけ?ビーカーの中に何故か水が入っている。......これ怖いなぁ。水を鑑識してみる。
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粗悪な水
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んん、やっぱり罠じゃないか!あ~もう、どうしようかなぁ。
「あらぁ、調合キット?」
「あ、はい。」
「あ~やっぱり水よねぇ。あ、ズボンだけどぉ」
「どうです?」
「大丈夫よぉ、任せちゃって!」
「おぉ、お願いします。」
「出来上がったら連絡するわね。」
〈ジェミニよりフレンド登録が来ています。Y/N〉
「お願いします。お金はその時でいいですか?」
「.....そうねぇまだどうなるか分からないしそれでいいわぁ」
「じゃあよろしくお願いします。」
「分かったわぁ」
水を用意できていないので私はここから去るために調合キットを片付ける。それにもういい時間だしね落ちようかな。ジェミニさんとフレンド登録を交わした後に私はそのまま図書館へと向かう。図書館に着いたらそのまま図書館に入る。
「おかえりなさい。ミーノさん」
「ただいま、司書さん」
「西はどうでしたか?」
「あ~希少モンスターにあって倒しましたよ。.....時間かかりましたけど」
「ミニマムライオンですか。素晴らしいですね」
「ありがとうございます。」
「っと、仮眠室ですか?」
「はい」
「分かりました。」
司書さんと少しだけ会話をした後に仮眠室を借りる。もぞもぞとベッドに潜りログアウトの操作をする。ログアウトするとアイさんの場所に来る。
「ん、お疲れ様です。ミーノさん」
「どうもアイさん。何かありましたか?」
「特にないですね。あ、でも明日になったら来るかもです」
「じゃあ楽しみにしてますね」
「はい。お疲れさまでした。」
私はそのまま現実へと戻ってきた。頭についている機体を外し、伸びをする。かるーくストレッチをしながら考える。アップデートかぁ。テイムモンスターがログイン時に出てくるとは聞いたっけ?後はなんだろう?やっぱり魔法の仕様変更とかあるのかな?そもそも図書館行けよと言う話ではあるんだけどね。
さてともう充分かな。寝ようっと。ベッドにごろんと寝転がり目をつぶる。......瞼の中にジェミニさんが思い浮かぶんだけど?ね、寝れない。印象が強すぎて頭から離れない。まぁ実力は確かだろうけどもね?あのおねえさんはどうもねぇ、一回でも見たら脳内から離れない。
ゴロンゴロンと寝返りを打ってようやく睡魔が襲ってきた。......すぴー
『パンパカパーン』ふぉっ?!......目覚ましの音かぁ。びっくりした。最近向こうの扉を開けてもおかしい音はしなくなってるからね。ちょっと寂しい。グググッと身体を伸ばし眠気を飛ばす。そしてベッドから降りてリビングへ行く。
リビングに行くと両親がおるやん?まぁこれから仕事っぽいというか仕事だね。お父さんはコーヒーを飲みながらテレビのニュースを見てる。お母さんはキッチンにいる。何してるんだろう?
「おはよ」
「おはよう、希」
さて、朝ご飯は何だろうなぁ。そう思い、キッチンへ行く。お母さんは何作ってるんだろ?
「今日の朝も冷蔵庫に入ってるから」
「うぃ~」
あれ~、そういうとお母さんはお父さんと一緒に仕事に行った。......朝ごはん食べるかぁ。お母さんはここからテレビ見ていただけみたいだし。
「今日の朝は~なんだろな~」
冷蔵庫を開けてみると卵焼きと味噌汁の元と鮭だこれ。ふむ、朝ご飯だね。それぞれをリビングのほうに持って行き、ご飯をよそってお椀に味噌汁の元を入れてお湯で溶かす。完成!いただきます!
ご飯を食べ終えた私は食器を片付け、着替えて今日も今日とてゲームに励むのでした。今回は露店を開こうと思う。需要高いだろうしね。そうして私はゲームの中へと入って行く。




