リベンジ・ボス!
寝る準備をして!いざ!ユーカに送ったメッセは無事に届き、今日のリアル11時より北山攻略と行きましょう!倒す!いざログイン!ゴー!〈血圧が上昇しています。ログイン不可〉......興奮しすぎた。深呼吸をして私は改めてログイン。
アイさんと少し話をして私は図書館の仮眠室で目を覚ます。.......さぁて!やるとしますかね!扉を開け司書さんに話をする。応援してくれるようで私は嬉しい!......テンション高いよ、私。まぁそれでもまだまだ時間は先なので、ししょーのところに行ってポーションでも作ろう。
ししょーの家の前につき『トントントン』と扉をたたき、しばし待つ。ししょーいるかなぁ。
「誰だい?......て、小娘かい」
「ししょー、戻ってきました」
「あぁ、ゴーレムに負けたんだって?」
「......司書さんから聞いたんですか?」
「さてね。で、どうしたんじゃ?」
「ポーション作りに来ました!」
「おぉ、そうか。道具屋もまだまだ繁盛しているようじゃしな。ま、入りな」
「はい。おじゃましまーす」
そうして私はししょーと共にしばらくの間ポーション作りに励み、時間が来たところで切り上げ道具屋に向かいポーション類を卸して広場へと歩いて行った。......絶対に倒す!ふんすふんすと噴水に近づく。なんだか生暖かい目で見られた気がするが、気のせいだろう!うん。住民の方が微笑んでいたのを私は知らない。
少し早めに到着し。広場の椅子でぼーっと呆けていることに。......ふぅ。柄になく気が立ってたなぁ。少し反省しながらやっぱりぼーっと待っていると視界の端っこにこっちに近づいてくる人影が見える。そっちを振り向くと、やはりユーカだった。私はユーカに向かって小さく手を振った。それで気づいたのかユーカも手を振り返してくれた。
「待たせた?」
「平気だよ。ごめんね急に」
「ううん。大丈夫よ」
「あのゴーレム絶対倒す!」
「そうね......さて、行きましょ?」
「他の人は?」
「門前で待ってる」
「りょーかい」
私はユーカの後に続いて北門の方へ歩く。街の雰囲気はいいけどプレイヤーの空気が重くなってる気がする。それに生産職ほとんど見ないんだけどいる?心なしか下を向いて歩く人が多い気がする。まだ一週間くらいしか経ってないんだから攻略できてなくても仕方ない気がするけどなぁ。
なんとなく観察しながら北の門に到着するとこの前の顔ぶれがそろっていたのでまずは挨拶からかな
「こんばんは......集まってくださってありがとうございます」
「なに、きにすんな。......北をあけねぇと俺らもきついんだ」
「でも、ほんとに大丈夫なの?」
「恐らく大丈夫です。......司書さんが渡してくれた本ですし」
「......また、図書館か」
まだ入れてないのか。ん~、私の方でも調べてみるかな。司書さんに聞けばいいだけだと思うし
「こっちでも調べますね。」
「たのむわ.......さて、行くか」
そうして私たちは全速力で北に向かい走っていった。驚いたのがみんなの速さ。......遅くないかい?そんな風に思ったけど大体私みたいに二極に振る人も少ないか!という結論に達して速度を合わせて走る。けど、ユーカだけは余裕そうだった。あれ?私と同じ感じ?
走り続けて20分。案外早くついてしまった。しかし今回はそのまま突入!それにみんなも賛成のようで人目が気になりはするけどもそのままボスエリアへと突入するのだった。そして身体の制御が奪われムービーが始まり、終わるとボス戦がスタートした。
「うおおおおお!!」
「......!」
『キィン!』
とタンク2人が頑張って攻撃を受け止めているので私はタンクの心強さを知った。けどすごいね。VRだから主観視点であの攻撃受け止める度胸があるとは。私は無理!怖いじゃん?あとヘイト管理もしっかりしてそう。
私は事前に知らせておいたゴーレムたちの弱点を改めて確認して、魔法を放つ。ボールではなくランス。槍の形で攻撃する。狙うのは関節部分か頭に位置する場所。ガキンガキンと激しい音がする中、私の魔法は確実にゴーレムたちの体力を削っていった。
そしてゴーレムの体力が減り、速度もどんどん上がっていく。しかしそれに比例して攻撃の重さが軽くなったように思う。『ガキンガキン』が『カキンカキン』にかわったし、腕も全然上がらない。弱体化はいいね。そうして私はロックゴーレムを葬り去った。
そして!本命ミニアイアンゴーレム。私はまだこちらに手を出していなかった。何故かというと2体を一気に相手するのは美味しくないからだそう。ユーカにそう言われて私はロックゴーレムの処理を優先した。その間のミニアイアンゴーレムはタンク1人とユーカが抑えてた。
ミニアイアンゴーレムの攻撃もロックゴーレムと同じ方法。けど防御力が違う。こっちはカチカチすぎる。『ガキン』ではなく『ゴーン』と中身空洞なんじゃないかって言うくらい良く響く。......倒そう。
「よーし!あと一体!」
「固いんだけど!」
「これ魔法職いない状態じゃ攻略不可では?」
確かにそうだね。......いや、ハンマーとかつるはし使えば倒せるのを知ってるけど私は言わない。採掘持ちが活躍するけど言わない。魔法が効きやすいだけで魔法以外も効くんだよ。まぁ図書館情報だけど。ヘイト管理がしてある状態で私にヘイトが向くことはなく。私たちは無事にミニアイアンゴーレムを撃破した。
≪バルツ鉱山前をパーティ【バルバドス】が攻略しました。以降ボスモンスターのレベルが下降し、街に物資が入りやすくなりました。バルツ鉱山を開放します≫というワールドアナウンスが流れた。うんうん。良かった良かった。
「かったぁ!」
「防具が......でもこれで更新できる!」
「あ~疲れたぁ」
各々がいろいろ言っているけど、私も疲れた!〈スキルポイント5ポイントを入手しました。〉ん。おぉ、初ボスだとボーナス貰えるのか。嬉しいなぁ。でも、ここで立ち止まってるわけにもいかないので先に進もう。
ちょっとした後に私たちは先に進んだ。10分もかからずに街【ディッカ】に到着した。門番さんにギルドカードを見せ、街に入った。〈称号【ディッカに初めて入った自由人】を入手しました。〉おや、新しい称号が。これはみんな同じように称号が手に入っていた。
街の真ん中にある広場に行くと〈ワープポイントに登録されました。〉うん。あれかな?街と街を行きやすくするって感じかな。普通に嬉しい。
「さて、今回は解散でいいか?」
「えぇ」
「そうでござるな」
「ありがとねミーノ」
「ん~ん。私1人じゃきつかったからありがと」
そういう感じでお礼を言ったりしながら私はパーティから抜け、今日の夜はログアウトするのでした。パーティって素敵やん。




