ふらっとボス戦
まさか7時に起きてずっと両親の世話をすることになるとは思わなかった。まったくもう。はぁ、午後になってようやく落ち着いた......ゲームっと。機体を頭につけてっと、ログイーン!一瞬間があってログハウス風の内装が出てくる。
アイさんはソファーに座ってパチパチと火が灯っている暖炉を眺めていた。やけに絵になりますね、ほんとに。まぁでも、ログインしたいんですよね。私が来たことに気付いたのか、アイさんはソファーから立ち上がり私の方に身体を向けこっちに歩き話しかけてきた。
「こんにちはミーノさん。ログインですか?」
「はい。ログインです。何かありますか?」
「いいえ、ありませんよ。」
「ん、なら良かった。ログインお願いしますね」
「はい。行ってらっしゃい」
「行ってきます」
ログインするといつもの図書館じゃなくて外だった......ん。あぁそうだった。ここ北の鉱山前だったけ。ん~......視線が強い気がするけど、まぁいいかな。〈セーフティエリアを出ました。〉ん~、どうしようかなぁ。
採取でもいいけどそれをするなら東に行くしなぁ。ん~ならボス戦かな?なんとなく行ってみたい。ん~......山の方い行けばいいのかな?ん~......まぁ行ってみようか。私はそのままふらふらと山の方に歩いて行った。
しかしまぁ、プレイヤーが多いなぁ。......プレイヤーの装備ボロボロじゃない?主に凹みは多いかな?ゴーレムにボッコボコにされてるのかな?あとトカゲことリザードの攻撃かな?ポイズンリザードに毒を盛られて死ぬとか?ん~どうなんだろうなぁ。
魔力感知を使いながらあっちこっちふらふらぷらぷらしながら歩く。プレイヤーが多いためライムたちは出せないので暇つぶしがない。たまーに茶色の魔力が含んだ石を手にもって見たり、インベントリに入れたりしながらプレイヤーたちが進む方向へ行く。
そしてある程度進むと急にプレイヤーが集まり、休憩しているように見える。ここがボス前かな?結構戦ってたのかな?私は全然モンスターと会わずにここまで来ました。大体前に他のプレイヤーがいたもので戦わずに来ました。
しかし、空気がピリピリしてる感じがする。ん~まぁそれもそうか。早めにここを攻略したいもんなぁ。私はそんな人たちを傍目に私はボスエリアへと近づくそうすると
「おいおい、初期装備で大丈夫か?」
「ん?ん~まぁお試しだからね。初期装備って壊れないでしょ?」
「あぁ、そうだな。......けど1人か?」
「まぁね。素早さには振ってるし多少なら平気だと思う」
「......そうか。」
「じゃ気を付けてね」
親切なお兄さんもいたものだ。剣士だと思う。仲間待ちかな?ここは普通のフィールドだから待つのも大変だと思うんだけど。〈ボスフィールドに移動しますか?Y/N〉イエスっと。選択すると後ろにいたプレイヤーが急に見えなくなり、身体の制御が奪われる。
勝手に前に進むと、下から2体のゴーレムが現れる。『ガキンガキン』と手の部分と思われる場所を叩き、こちらと見合う。そこで私の身体は自由に動かせるようになった。と言うことは当然相手も動き出すわけで......しかし、やっぱり序盤は遅いのな。何だろうね。やっぱりダメージとかHP量で変わるのかな?
ゴーレムの攻撃は殴りとスタンプによる衝撃波の攻撃と2体のゴーレムの連携攻撃。くらいかな?まほうに対する耐性は雑魚よりはあるけどって感じかな?私はボスフィールドをぐるぐると周りながら攻撃パターン割り出す。全部の攻撃を見たわけではないけれども後はもう速度的な問題かな?後はもう新規パターンかな......ん~ゴーレムが大きいんだよなぁ大きさは大体3メートル超えるくらいが一体、1メートルちょっとのキラキラと金属の輝きをしながら攻撃してくるのが一体。
ん~、鉄っぽいほうはなんか雷じゃ分が悪い?岩のほうは今まで通り平気に通るんだけどもう~ん。私だけだとやっぱり厳しいかぁ。やるだけやってみよう。そう思い私はMPの続く限り走りながら魔法をポチポチ撃っていたのだが、攻撃速度と移動速度が上がると厳しいなぁ。ステータス振るのを忘れてたし、う~ん。今回は無理!あと三回以内には倒す!そう思いながら私は鉄塊に潰されて初めての死に戻りをした。
......戻ってきた場所は広場ではなく......教会かな?周りを見てみると同じく死に戻りしたと思われる人たちがいた。......ん~はぁ。初めてだなぁ。死んだの。はぁ。......私は少しばかり重い足取りで教会の外に出ようとする。しかしその先には教会の人かな?がいる。
「初めてですか?」
「ん?えぇ、はい」
「ん、あ、いや。大丈夫ですね。」
「???」
「ギルドカードが無い人だとここでお金を頂いているんです。素性が分かりませんからね」
「あぁ、なるほど。.....回復魔法って使えますか?」
教会とその格好からなんとなく聞いてしまった。それにしてもギルドカードを持っていないとお金とられるというのは最初のころに見た気がする。そう聞くとシスターさんは少し笑顔がさらににこやかになった気がする。あれ?変な事言ったかな?
「うふふ、そうですね。使えますよ」
「おぉ、やっぱり。」
「まだあなたには使えなさそうですけどね」
「あれま、そうでしたか。お仕事がんばってください」
「はい」
教会をでて外装を見てみるとうんやっぱり教会っぽい。キリスト系の教会だわこれ。ふぅむ、デスペナルティは?メニューを開くと1時間のステータス半減と書かれていた。安いなぁ、デスペナルティ。仕方ないので司書さんのところに行こう。ししょーのところに行っても今は役立たずだし、あ、ステータス振らなきゃ。図書館でやろうっと。
そうして私は図書館へと足を向けて歩き始めた。




