夜中のフィールド探索
朝になり、携帯を見てみるとメッセージが2件来ていた。内容は似たり寄ったり集合はリアル午後2時に喫茶店で集合ね。それを確認すると私は了解と返し、ベッドから起き上がって窓を開けて換気をする。夏の暑さが入ってくるが仕方ない。私はそのまま着替えて下に降りる。両親はまだいるようでテレビの音が聞こえる。
リビングへ行くと2人はまだコーヒーを飲んでテレビを見ていた。まだ時間に余裕があるのかな?
「おはよ~」
「「おはよう」」
「いいの?まだ出なくて」
「ん?......あ、出なきゃ」
「あ、危ない。ありがと」
「気にしなくていいよ。気を付けてね」
「じゃ、行ってきます!」
2人してまったく。さて、朝ご飯食べちゃおっと。今日は紅鮭とお味噌汁。白ご飯。お漬物が冷蔵庫にあったはず。うんあったあった。これもついでに出しておこう。後は......いいかな。さてと食べちゃおうっと。モグモグと朝ご飯を食べ、茶碗を洗い流した後は洗濯物を干す。終わったらゲームの時間だ!
午前中にするべきことはすべて終わらせた。じゃあゲームをしよう!今日はフィールドに出てライムとラビちゃんを出して採取スキルを得られるか検証しよう。あと、ウルフに串焼きをあげてみたい。さて、起動!そしてログイン!
ログハウス風の場所に来ると何かあったのだろうか、そわそわしてるアイさんがいた。そんなアイさんに近づこうとして見たところ、気づかれてしまったようで。こちらを見てきました。しかし何やら言いづらそうな様子で、少し心配ですね。こういう時は自分から言い出したほうがいいっぽいのでそうしますか
「どうしたんですか?」
「あ、うぅ。その」
「どうかしたんですか?」
「そのですね?上の方から昨日の夜に起きたことに対する厳重注意となりましてですね。」
「あぁ、厳重注意ですか。」
昨日のは仕方ない気がするなぁ。現地の方を巻き込む形で迷惑かけたもんね。さて、どんな罰なのかな?と私が思っていると何故かポカンとしている。ん?何か変な事言ったかな?
「えっとですね?あそこでいろいろ言っていた人は厳重注意を受けるということを言いたかったのですが」
「ん?そうなんですか?」
「はい。そうです」
「ん?それじゃあ私には何も関係ない気がするんですが」
「あの、そうなんですが。一応伝えておけと言われたので」
「あ、はい。そうでしたか」
「えぇ、はい。そうですね......ログインしますか?」
「おねがいします」
「分かりました。それでは行ってらっしゃいませ」
「はい。行ってきます」
ま、いっか。なんで知らせたのかが気にはなりますが気にしなくても大丈夫かな?さて、今日はフィールド行くぞ!......今日の夜中にログアウトした仮眠室で目を覚ます。しかし、今はまだ午前の3時!......まぁ行ってみよっと。司書さんに止められない限りだけど。
仮眠室からでて司書さんの目の前を通る。しかし、反応しなかったのでそのまま出ていく。一応挨拶はしておこう
「行ってきます」
「行ってらっしゃいませ」
あ、ほんとにないのかな。じゃあ遠慮なくいってきます。街は現実で朝で、平日のため人が少ないように思える。ま、当然かな。それにNPCとPCを知るための方法が少ないしね。さぁて、こっちだと3時だけどいっちょやりましょうかね!
夜で人が少ない街を1人で歩く。酒場はまだ開いているようで光が漏れている。屋台もすべてなくなっているため道がかなり広く感じる。そんな街灯もない夜道を1人で歩く。上を見上げると星々が見える。ここまで作りこめるのか......はぁ~、すっごい
深夜の街をキョロキョロしながら歩き、東の門まで来た。ここまでくると流石に人がポツポツと見えるようになってきた。前からすれ違いはするけど、流石にここまでくると良くすれ違うようになってきている。すれ違うたびに私のことを驚いたような顔で見ることが多いのだけど、確かに私は初期装備に何も武器を装備してないからなぁ。
そんな奇妙な?というか珍妙なものを見たという視線が突き刺さる。のだが気にしないでそのままスルー安定です。そのまま歩き、門を通り過ぎる。しかし、門番さんに止められたので冒険者カードを見せて通してもらった。見せても渋られてしまった。しかし私としては行ってみたいので押し通したいのだけど。う~ん
「ふ~む......まぁ、大丈夫かなぁ。危なくなったらちゃんと戻るんだよ?」
「は~い。分かりました」
結局は門番さんが折れてくれた。こんな小さければ心配されるよなぁ。う~む、子供に見えてしまうのは仕方ないよねぇ。むぅ、もっと身長があればなぁ。などと考えながら夜のフィールドに足を踏み入れる。
夜のフィールドは昼間のフィールドとは全然違い、まったく前が見えない!フィールドに出ているプレイヤーはほとんどいないのかな?見えない。ので!久しぶりに出しますよ!召喚!ライムとラビちゃん!
「......」
「きゅ~~~~.......シュプ~~~」
2人とも寝てるっぽい......送還。後で会おうね。うん。師匠の家で出してあげようかな。どちらも寝ていたので泣く泣く送還。一人ぼっちでいろいろしますか。......採取頑張ろう。そこから私はしゃがみ、手に触れた草をすべて千切ってはインベントリへポイポイと投げ入れていった。しかし、鑑定は持っていないためすべて『草』で表示される。うん、どうしようか。後で森に捨てておこうかな。
黙々と草を千切っては入れ千切っては入れを繰り返し早1時間!現在4時過ぎ。まだまだ暗いので人の気配はない感じがする。ん~、魔力感知だっけ?あれも実験してみようっと。えっと?魔力を感じる感じ?......私は何を言っているんだろう?とりあえず私の魔力を感じるところから
むむむ、何とか私の魔力は分かるようになった。だからと言って他の何かの魔力を感じるのがむずか......あれ?なんか一部の草が光ってない?なんでだろう?......草。知ってたよ!鑑定も欲し〈経験値が一定を超えたためスキル『採取』を取得しました。〉あ、やった!でも採取スキル?採集スキルじゃなくて?
その場で色々と悩んでいた結果よく分からないという結論になりました。実際よく分からない。少し疲れたので立ち上がり身体をグググーっと伸ばす。そして周りを見渡せばウルフ3匹が牽制していました。......あれ?私は狩りの対象ですか?しばらく待っていても互いに警戒しているため全く動きません。
しかし、ここで私は1つ思いついてしまった。そう!「ここで串焼きを出したらどうなるんだろう?」と。なんとなく気になってしまったのでなんとなく串焼きを3本出す。そうすると辺り一面に焼き串のいい香りが漂い始めた。そうするとウルフたちはいっせいにこっちを向き猛ダッシュしてきた。......君達お腹減ってたのかい?でもぶつかると痛そうだよね......こっちの言葉分かるかな?
「止まって!」
「「「......」」」
あれ、止まった。じゃああれだ、これ餌付けだ!しかもウルフって案外大きいから私が乗っても大丈夫そうかな?さて、どうしようかな。3体も仲間に入れて大丈夫かな?まぁ送還すると餌とかは大丈夫みたいだけども。う~む、まいっか。前衛が増えることは良いことだ!うん。そう思おう
「さて......う~ん。まぁ食べていいよ」
私がそういうと三体とも私の手にもっている串焼きに食いついてきた。1体に付き1本はあるので。1体ずつ手渡す。しかし熱いのか「はっははふっ」と言いながら満足そうに食べている。......もふもふだなぁ。そんな風に毛皮を眺めながら3体の食事が終わるまで待っていた。
夜のモンスターについての補足:夜になると一部のフィールドモンスターのポップ率が上がります。そして夜になるとモンスターは夜専用の行動を始めます。細かい仕様は設定集に追加しておきます。




