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(新作VRMMOでただただ遊ぶだけ)  作者: 茶影さん
本編:Ver.1
30/153

変化

誤字報告ありがとうございます。助かっています。

 お昼を食べ終え、少しゆっくりしたところで時刻は午後1時20分ゲーム内4時。まぁフィールドには出ずに生産をやるか図書館にいればいいかな。エアコンよし、戸締りよし、アラームよし、じゃあログイン!暇なときはずっとしてるなぁと苦笑いがついつい零れる。楽しいんだもんなぁ。まぁいいかやろう!開始



 相も変わらず白い部屋へと飛ばされる。......ここ、模様替えしないのかな?簡素過ぎるんですが。聞けば早いですかね。そう思ったので私はアイさんに聞いてみることに。


「アイさん」

「はい。ミーノさん」

「この部屋って模様替えしないんですか?」

「いえ、ずっと決めかねているんです。どんなふうにしようか」

「......そ、そうですか」

「もう少し頑張って考えますね!ではログインですか?」

「あ、はい。お願いします」

「分かりました。行ってらっしゃいませ」

「行ってきます」


 ......はやく決めましょうよ。私もセンスがあるわけじゃないけども。早めに白い部屋から脱却するのがよろしいかと思いますよ。と思ってもすでに声なんて届かないので思うだけですけどね。さて、やろう!生産活動するにも水とか瓶とかを確保しなきゃいけないよね。......う~ん。とりあえず調合レシピ全部読んでおこうっと。


 仮眠室の扉を開けて司書さんの方へ向かう。すると1人の人影が見える。おや?ついに図書館に初めて人と会いましたね。会うのはいつも司書さんだけだったので、嬉しいですね。けどどうして人が来なかったのかが私は不思議でならなかったですけどね。


 私が近づくと司書さんと話していた人の姿が分かる。姿からして女性型かな?まさかネカマ......は出来ない仕様だし、じゃあ普通に女の人かな。さて、私も司書さんに用事があるんですよね~。と考えながら司書さんへと近づく。司書さんは私に気づいたのかちょっとピクッて反応した。


「こんにちは」

「はい。ミーノさん。調合レシピですか?」

「はい。」

「分かりました。どうぞ」

「ありがとうございます。」


 さっきまで話していた人を少し待たせたのち私に対応してくれた。じゃあ読もうかな~と思っていたら急にガシッと肩を掴まれた。......スルーしようとしてたのは私ですが、掴まなくてもいいじゃないですか。私は肩を掴んできた人のほうに顔を向ける。その顔は何か焦ったような感じがしていた。何だろうか?


「あの、なにか?」

「あ、あの。あなたはどうやってここに?」

「え?普通に街の人に聞きましたけど?」

「え?」


 ん?普通に話してくれましたよ?何を言っているんでしょうかこの人は?


「え?」

「あの、ではあなたは一体どうやって?」

「クエストをぽつぽつ進めてたんですが」

「......いつ頃ですか?」

「えっと現実で昨日の夜からですが」


 昨日の夜、だとするともうギスギスしてる頃かな。だとすれば今だと何かしらの信用がないと教えてもらえないってことかな?ん~なかなか大変そうなことになってるなぁ。けど、立って話すことでもないかなぁ。とりあえず座ろう。


「とりあえず座ってください。図書館なので大声では話すことはできませんし」

「た、確かにそうですね」


 .....そういえばこの人誰なんだろうか?私も名乗ってなかったけども、今更ながら自己紹介をしたほうがいいのでは?椅子に座り机に調合レシピを置いたのち、話を聞く。しかしここは図書館。あまり大声で話すことはマナーに反するためそんなことはできない。いっそあの喫茶店に行ったほうがいいのでは?


「それで、えっと、何と呼べばいいですか?」

「あ、ごめんなさい。僕は【ケミンド】と言います」


 わぉ、僕っ娘は初めて出会ったなぁ。うん。私も自己紹介を


「私は【ミーノ】って言います。よろしく」

「よろしく、ミーノさん」

「呼び捨てでいいよ。ケミンド」

「じゃあそうさせてもらうね。......で、さっきの話なんですけど」

「う~ん、最近街がピリピリしてることは知ってる?」

「えぇ、知ってますよ」

「多分それが影響していると思います」


 私としてはそれが一番正しいと思うんだよね。その状態になってからちょっと住民の方々からの目線がちょっと痛くなってるもんね。プレイヤー全体への視線がおそらくきつくなっているはず。どうにかしてこの目線を以前のようにしてほしいんだけど。どれだけの人が気づいているのやら。


「うぅ......そうですよねぇ」

「ここまで心象が悪いとなると何をしたのか気になりはしますが」

「ん?掲示板は見ない方ですか?」

「いえ?一応目は通してますよ」


 私が見つけられていなかっただけなのかな?ついつい首をひねってしまった。何かしら困ると首をひねる癖があるらしくていつも二人から注意される。一体何でだろう?あれ、ケミンドさんも顔を背けてるし......う~ん?なんでだろう?その状態で司書さんに顔を向けてみるとあれ~?まただ、なんでだろう?


「ま、まぁそうですね。簡単に言うならばとあるプレイヤー集団が色々やってたようで」

「え、そうなんですか」

「えぇ、その人たちはもうすでにGMによって処理されていますが。街の人たちは警戒している最中です。」

「なんて人騒がせな」

「ですから、この図書館はまだ解放されていなかったんですが、なるほど最初からいたからですか」


 やっぱり私は違うルートを通っていたわけですか。でもなぁ、う~ん。ま、いっか。その後は色々と話して私たちは互いに本を読み始めた。私は調合レシピを、彼女は細工レシピを読んでいた。彼女は細工士なのかな。


 ようやく調合レシピの残りも読み終えたので今度は錬金術をよもっと、私は椅子から立ち上がって司書さんのもとに行く。


「司書さん。錬金術の本ありますか?」

「ありますよ。......これですね。はいどうぞ」

「ありがとうございます」

「いえいえ、大丈夫ですよ」


 そうして私はまた椅子に座りアラームが鳴るまで錬金術を読んでいた。

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