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(新作VRMMOでただただ遊ぶだけ)  作者: 茶影さん
本編:Ver.1
25/153

現実パート

 リビングに降りると反省している両親の姿があった。だからお酒はほどほどにすればいいものを


「ん、今日の夕飯は?」

「あぁ、のぞ」


 あれ?声のトーンが少し違うね。何かあったのかな?そう思い私はソファーで下を向いている両親に話しかける。


「どうしたの?」

「いや、ちょっとな」


 何かしらあるのだろうか。渋い顔をしながら何か隠そうとしているっぽい?でもここまで渋るとはいったい何を言われたのやら。私は食事の時に座る椅子に座っておく、そろそろご飯お時間だし、ログインも出来そうにないからね。


「何があったの?」

「.....ん~、なんかね?社長からちょっと明日話があるって言われててねぇ」

「正直何かをしたわけじゃないんだが、流石に社長に呼ばれるとなるとな」


 なんだ、そういうことかぁ、ため息しているからなんだと心配したのになぁ。そんな必要は無かったかな。本人たちはそうでもないだろうけど、私としてはどうでもいい気しかしない。あ、でも私、副社長と会ってるんだよねぇ。うんうん......うん?これは言っちゃダメだったね。


「もしかしたら明日は遅くなるかもしれない。」

「あ、うん。分かった。」

「ところで希はどこまで進んだ?」

「お、それは知りたたいな」


 え~、急にキラキラした目で見てきたんだけど。う~ん。どこまでかぁ。そもそも街からほとんど出てないんだよね。


「まだ最初の草原?平原?でレベル上げだよ」

「なるほどな。ま、妥当かな」

「そうね。まだフィールド攻略は進んでいないみたいだものね。」

「そうなの?」


 もうフィールドは中盤か後半に行ってるかと思ってたけど、まだまだなんだね。ん~まぁそんな簡単に次のフィールドに行かせるわけないか。私もこの会社の二つ名を知らないわけじゃないからね。仕方ない。しかもその会社に両親が就職していたことに対して私は驚きだったけどね。


 おっと、両親が情報を出していいのかどうなのか悩んでる。まぁ私は1プレイヤーだもんね。そこまで情報が出せるわけじゃないもんね。そこは仕方ないね。今日の夕飯は何だろうなぁっと......あれだね。あの世界の串焼き美味しすぎるんだよねぇ。


「串焼き」

「ん?」

「あの串焼き美味しいよねぇ」

「あ、もしかしてあのNPCの串焼き屋か!」


 どの串焼き屋だろう?いや、多分あの店だと思う。うんあれは美味いんだよぉストレージに入ってるけどね。後でライムにも食べさせよっと。食べるかな?......ん?そういえばウルフが肉が好きだったな。......これは、試す価値がある?


「たぶんそこ!」

「いいよなぁ、あれは現実の料理店が作り上げた秘伝のたれで焼かれた串焼きなんだよ」

「へぇ~......やっぱり試すべきかな」

「試す?一体何を?」


 あ、っと口に出てたか。なら隠す必要はないかな。言っちゃったほうがいいかも?いやしかし、あれは美味しいと思ったらそんなからくりがあったのか。びっくりだなぁ。なぁんて考えながら私が考えたことを話す。


「ん~.....ウルフに串焼きをあげたらどうなるんだろうって」


 そう言ってしまった。そしたら両親2人とも驚いた顔をしていた。えっとそんなに驚くようなことを言ったかな?と思い首をつい曲げてしまう。そんな姿を直視した2人は何故か鼻血をタラリと垂らしていた。......え?「テ、ティッシュ!」


 2人も気付いたのか台所に駆け込み鼻血が止まるのを待っているようだった。まったく、親バカにも困ったものですよ。しばらく2人は仲良く台所で鼻血を出していた。


 その間私は何か新しい情報がないか軽く掲示板とか公式ホームページとか覗いてみたものの、私がやらかしたことで頭がいっぱいのようでまったくもって情報が無かった。唯一有用な情報があったとしたら少しだけ攻略が進んでいたってところかな?ま、所々で休憩ポイントがあってそこで休憩しながらって感じらしいけどね。


 掲示板を流し見た後に両親の様子を見てみる。何とか鼻血は止まったようで今はついでと言わんばかりに冷水で顔を洗っている。うん。顔に鼻血が付いてるのは流石にね。ダメだよね。そんなこんなでようやく鼻血も落ち着いてきたところで、さっきの話だね


「で、ウルフにあのお肉あげると」


 と、話し始めるがやはり悩んでいるように思える。まぁそりゃそうか。運営サイドがそんな情報ポンポン出せないよね。と考えているとお母さんが


「希は今回解放されたこと知ってる?」


 と聞いてきた。まぁ解放したの私なので知っていますね。当然ですが


「知ってるよ。......やったの私」

「.....え?」

「ん?だからあのアナウンス流したのは私」


 あれ?また固まってしまわれた。お父さんも固まっちゃった。......再起動するまで待つかぁ。しばらく待っていると2人とも再起動したようだけど頭を抱えていた。いや~ごめんね?あのアナウンス私のせいだから。あはは


「ん~そっかぁ......私たちが呼ばれたのがそれなのよね」

「それってことは、テイムの方で?」

「そういうことよ。あ~身内がやってたのね」

「やった奴はいるんだが条件が中々な」

「あ、やっぱり条件あるんだ」


 まぁ当然だよね。2人は私と同じく椅子に座りそんなことを話し始めた。まぁ結局のところ試すしかないとは言われたから試すしかないなって思って、夕飯とお風呂入ってからもう一回ログインしようと思う。今日の夕飯?今日は麻婆豆腐でした。美味しかった。

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