検証と結果
一回現実に戻り、お昼を食べてからちょっと休憩し、掲示板を少し見ていた。なんだかんだこのゲームにどっぷりつかっている気がする。楽しいから必然ではあるんだけどもやり過ぎには注意なのは分かる......モフモフ、モフモフしたい。うちじゃ飼えないもんなぁ。
さてさてと、掲示板を見てみたけれども収穫はなし、ん~気になる記事もないしなぁ、これは早めに戻ってみてから検証してみようかな。それから掲示板には......う~ん書き込めばいいかな?まぁうん成功したらね?
机の上に置いてあるパソコンから目を離し、座っていた椅子からも降りる。その足でベッドにごろんと寝転がりヘッドセットをかぶる。そしてお決まりのセリフを言う。
「開始」
この数日で聞きなれてきた機械音と共に私の意識はなくなっていった。次に意識が戻ったのはいつもの通りアイさんがいる部屋だった。今回は何かあるかな?何もないほうがいいんだけどね?アイさんはこっちに気づいたのだろう。こっちに寄ってきてニッコリと微笑みながら話しかけてきた。
「こんにちは、ミーノさん。」
「どうも、アイさん。何かありますか?」
「いえ、特にありませんよ」
「そうですか。なら、ログインお願いします」
「はい。連続ログイン時間は終わっていますので存分にお楽しみください」
その言葉を聞いた私はまたも軽く意識を失い、次に気づいたときには最初の噴水にいた。ちゃんとしたところでログアウトしないとこうなるのか。なるほどなるほど。.......さて、観察するために外に出よっと、どこから出ても大丈夫なはず。
周りの人はもうすでに装備が変わり始めているけど......ん~、私はまだ良いかなぁ。このいかにもって感じが好きだし、しばらくはいいかな。ん~でも調合もそろそろやりたいしなぁ。どこかに良い場所ないかなぁ。
広場から適当な門までテクテクと歩きながら人の装備を見たり武器を目の端でなんとなく見ながら歩く。途中で食べ物のいい匂いがしたけれども、私は今回誘惑には勝った!ふっふっふいつまでも食欲には負けてられないんだよ。お金がいくらあっても足りないからね。それに私はそこまで食いしん坊じゃないし
たぶん西側の門までやってきて門番さんにギルドカードを見せたのちフィールドに出る。今の時間帯は午後の3時過ぎくらい。まぁ、今回のログインはゲーム内で夜中の3時過ぎまで出来るけど、そこまではやる気ないなぁ。
フィールドにはやはり多くの人がいるなぁ。大体が3~6人でパーティを組んで進んでいるようです。私はそういうのではないのでソロで充分ですね。......けど魔術士がいないようですね。やはり使えないジョブに認定されちゃたかな?
そしてフィールドを歩いているとやはり出てくる敵モブ。スライムが一番多く、次にラビット種が多い。そして少ないのはウルフ。やはり強者は少ないのかな?まぁ一種の食物連鎖と考えればいいのかな。
「ん~......ラビットちゃんは?」
まだまだ浅いのか見えるのはスライムばかり......スライムに微癒草あげたらどうなるんだろう?ならちょっと試してみよっと。近くを徘徊しているスライムに近づき、こっちの存在を気づかせたらスライムがプルンプルンと震えこっちに近づいてくる。まぁスライムも可愛いかな。さて、ストレージから薬草を取り出してっと
「......食べる?」
微癒草を手に持ちしゃがんでからスライムに薬草を手渡しする。スライムはプルプルと震えながら薬草を体内に入れ始める。......シュワシュワーってスライムの体内で泡が発生してる。微癒草が溶け出してるのかな?
「へぇ~......もう一本いる?」
そもそも言葉が通じるのか分からないけどね。常にプルプルしてるもんなぁ。あ、こっちにすり寄ってきた。もう一本あげてみよっと
「はいどうぞ」
プルンプルンと揺れながら私の手から微癒草を食べる?溶かしている。......うん少しかわいい。目とか口も無いけどなんか可愛い。ま、ふわふわには叶わないけどね。ふわふわモフモフは至高!〈スライムが仲間になりたそうに見ている。仲間にしますか?Y/N〉
「あ」
まぁいっか。スライムって、目の前のスライムでしょ?う~ん。まぁ仲間にしてみますかね。イエスっと。〈スライムを仲間にしました。名前を決めてください〉名前か、名前はなぁ......定番だけど「ライム」で。〈スライムの名前を「ライム」に決定しました。〉『あるプレイヤーがモンスターを使役しました。ヘルプにて情報を少々提示します。』
......あ~、これ私だよね。今周りのプレイヤーはこっちを気にしてはいないだろうけど、う~ん。ま、いっか。さて、スライム改めライムのステータス情報は~っと。ライムを膝の上に乗せて、ライムをなでなでしながらライムのステータス情報を確認する。
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モンスター名【スライム】
個体名【ライム】
モンスターランク:1
モンスターレベル:3
ステータス
HP:80/80
MP:40/40
STR:2
VIT:4
AGI:3
INT:1
スキル
・柔軟
・体当たりLv4
・消化Lv6
称号
【ミーノの従魔】
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あら~、まぁそんなに強くはないね。序盤のモンスターだし当然かぁ。そしてちょっとだけ体力が多いと。なるほどなるほど。〈魔物図鑑に好物が追加されました〉ありゃ?.....これを使えばラビットの好きなものが分かる?おぉ、それはいいね。
「さて、と。戻ろっかな」
ん~、ライムってどうすればいいんだろ?......ん~まぁ色々やってみようか。
「『送還』うわっ」
一発成功か。えっと逆に出すときは。出現でいいのかな?あ、思考操作でいいのか。うんうん、じゃあ送還っと。よし!図書館に行こう!今回は図鑑系統を読もうっと。そして私は来た道を引き返し始める。特に何かとエンカウントするわけでもなく無事に街に着く事が出来た。
その頃、掲示板は大盛り上がりとなっており、モフモフスレまで立ち上がっていた。




