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再会

ブ、ブクマ100人になりました!たった2日半でこんなにも読んでもらえ、登録してもらえるなんて!

感謝です!ありがとうございます!


「何をしている」


それは懐かしい声…。

声の方を向くと、そこにはずっとずっと…逢いたくて、触れたくて、話したくて…。

大好きな彼がいた。


「…っ、リ、リオン様」

私の唇から微かに名前が漏れた…。


彼の鋭い視線は流れるように私を見て、すぐ隣にいる男性を睨み直しましたわ。

私の腰に手を回していた男性は一瞬震えましたが、直ぐにリオン様に反論しだしました。


「な、何って見れば分かるだ……っ!」


かすかに私の腰に回した手に力が入ったかと思った瞬間、突風が吹き、私は目を開けられませんでしたの。

気が付くといつの間にか腰にあったはずの手も隣りに居た筈の男性の気配も消え…。静かに目を開けると、目の前には紺色の服…。


「マリアン…。」

優しく、懐かしい声が上から聞こえてきました。


おそるおそる服を辿るように上を向いてみると、リオン様が横に立っていました…。

月明かりに照らされ綺麗に光る髪が風になびきながら、黒曜石のような瞳が私を見つめています…。


次の瞬間私の中で何かが崩れるような感覚が起きましたわ。

瞳から勝手に大粒の涙が溢れ出てきますの。


夢みたいに…

いつも逢いたくて、忘れられなかった。

手紙や栞が来る度、余計に胸がし見つけられて…

直ぐにでも逢いに行きたくて…

どうしょうもないほどの想いが…。


「…リ…オン…様…。」


涙があふれ続けながらなんとか声を出し、私ははしたなく抱き着いてしまいましたの。

でも確かに触れれる、感じる暖かさがひどく嬉しくて…。


リオン様の胸に顔を埋め抱きつきながら泣いているのです…。



「マリアン。…これで分かったか。こいつは俺の婚約者だ、触れるな」


上から聞こえる声は最初の時のように冷たく、怒りの篭った声…

でもその声もとても、嬉しかったの…。



次の瞬間私の腰にリオン様の手が回されたと思ったら不思議な感覚に襲われました。


ゆっくり目を開けると、そこはいつも見慣れた景色…。

天幕のついたベットに沢山の方本が並んだ部屋…。

私の部屋…。


「マリアン」

声が聞こえ上を向くと、リオン様の顔が目の前に降ってきて…

額に、瞼に、頬に……。

丁寧に優しく唇が触れていく。


それに私は驚きリオン様を見つめると彼の唇が私の唇に優しく触れた。


前世でも、今世でも初めてで…。

どうしたらわからなくて…。

サラサラした漆黒の髪が私の頬をなでながら…。

私は静かに目を閉じていきました。


とても長くふれていた唇。

どうやって呼吸をしたらいいかわからなくて…。

恥ずかしくて…。


そう思っていると唇が離れて…。


「マリアン、逢いたかった…」


頬をなでながら私を見つめそういうリオン様がとても綺麗で、夢のようで…。


「私もです。リオン様…」

「リオン…。二人の時、様はいらない」


そう言いながら艷やかな瞳でこちらを見ながら微笑むリオン様に

胸が飛び出しそうに高鳴り騒ぎ立てる…。


「……え、……あ、……っ…その…。リ、リオン」


そういえば満足そうに微笑みまた唇が触れる。

しばらくすると離れ抱きしめられました。

夢ではない事を確かめるようにリオンの胸に頭を預ける。


ふと、私もマリアンではなく愛称で呼んで欲しくなって…


マリーは家族の愛称…リオンだけに呼んでほしい名前…。

前世では由梨亜ユリア ユリやリアと呼ばれていた。


「リ…リオン…。あ、あの…私の事…「リア」…って呼んでください」


そう言ってみつめれば彼は驚いたように少し目を見開いた後唇を重ねてくる。


さっきよりも優しく…でも、激しく、長く…。


呼吸が出来なくて、苦しくて、体中に痺れが走って…

立てれなくなりそうになる頃に唇が離れる。


「…リア…好きだ。」

「私も好きです。リオン」


そう…互いの気持ちを伝えもう一度唇を重ねようとする…



「すみませんがお二人ともその辺で、会場へお戻りください。」


「きゃぁ!」


驚いて声の聞こえた方を振り向けば、部屋扉の前にセバスさんがいた。

いつも通りの表情。物音が全くしなかったけど…いつからいたのでしょう?

もしかして…今のやり取り見られて……

そう思った瞬間私の顔は真っ赤になって口をパクパクさせることしかできませんでしたの…。


真っ赤になっている私をリオン様は抱き締めたままセバスさんを睨んでいらっしゃいます…。

でも、なんでリオンは驚いていないのかしら?


「……なぜ今声をかけた。」

「今声をかけなければ、坊っちゃん方は朝まで帰ってこなくなるだろうと判断したからです」

「…………。」

「そこは否定してください。坊っちゃん…。」


私は二人の会話を聞きながらキョトンとしていしまいましたの…。


「坊っちゃん…。マリアン様は純粋無垢すぎると思うのですが…。」

「ああ。知っている」

「はぁ…。坊っちゃん…。」


セバスさんが片手で額を抑え首を横に振り、ため息を付いていますの…。

何なのでしょうか?


その後はセバスさんに促され、リオンと共に会場へ戻りましたの…。

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