顕現
半年ぶりの更新。拙い…
夜、スラム街、ムゲン達一行。
「最新の目撃情報がスラム街ってのがいかにもだな」
「まぁ余程好戦的でもない限りわざわざ人の多いところには行かないよね……」
「……」
数名を除いて、ムゲン達は駄弁りながら例の魔物を捜索していた。
そう、同郷であったルスガ、アザイ、カイザを除いては。
「三人とも元気ないけど、大丈夫?」
見かねたマクナがそれとなく様子を伺う。
いや、マグナはわかっていた。
彼らは元気がないというよりかは──。
(何か、もっと)
「あ──」
アザイが何かを発そうとした時。
風が、突き抜けていった。
「ッ!?」
無論ただの風ではない。
まるで金槌で思い切り身体中を殴られたかのような衝撃!
「お出ましのようね!!」
風が吹いてきた方面に向かい、マクナが爆炎を放つ。
一瞬にして石畳の路地裏が火の海へと変ずる。
黒煙の中、何かが躍動する。
「『青龍爪』!」
タクウの跳び回し蹴りが魔物を捉え、掬い上げるかのように黒煙の中から弾き出した。
黒煙をすぎ捨てたが如く、月光の中、あらわになるその姿を見た時、戦慄が走った。
「コイツは……!」
大熊を思わせる巨体と体毛、沼をもがく様な音を立てるぬらぬらとした触手。
そしてなにより
顔が。
顔が…
顔が!
「リ、リュ、リュナ、なのか…?」
未だかつてない動揺の中、その顔、人ならざる表情をした少女の顔をみて、カイザが呟いた。
更新頻度上げていきたい所存





