滾れ、煌めけ、悲壮の雷鳴
「サブタイを格言っぽくしたら?(要約)」と言われて努力した成果…つまり成れの果てです、ご査収ください。
「うおおおお??!!」
「やってくれたなアイツ!!!!」
魔力を纏った雷撃によって、洞窟が激しく鳴動する。
そんな中、ムゲン達は某黒光りする昆虫の如く地面や岩石にへばりつくのが精一杯であった。
「ちょ、どうするのこの状況??!!」
「知るか!なんかこういい感じにバリア張って耐えろ!!!」
「拳で弾けば問題ねぇ!!!」
「脳筋ズは私の後ろに居て!結界張るよ!!」
ムゲン達が喚き散らす中、マシンガンの如く雷光のフラッシュが焚かれる。
そんな刹那にも。
「あああああああああああっっっっっっ!!!!!!!!」
彼女の気迫は、激しく、強く、雷鳴の如く響き渡る。
それはさながらーー
「泣いてるみたい…」
「…」
マクナがポツリと呟いた言葉は、皆に届いた。
しかし、その光景をムゲン達はただ立ち尽くして見ていることしか出来なかった。
それが彼女への精一杯だと言わんばかりに。
✳︎
「…と、取り敢えず無事かな…?」
沈黙を破ったのは仄かに震えたガンバの声。
鼻腔をつくのは洞窟特有の湿った岩の匂い。
そして眼前に広がるのは。
「…え?」
立ち尽くすアザイの姿。
そしていつの間にか現れていた、彼女と相対する形で立ちふさがる身体中に刺青を入れた巨体の男。
その男は、凶暴な笑みを湛えてアザイを見下ろしていた。
「誰だあの男?」
「見るからに悪役だよね?」
「分からなくはない」
「ちょっと皆静かに!」
マクナの注意がわずかにでも早ければムゲン達の運命は少し変わっていただろう。
「うるせぇぞクソ餓鬼共」
地の底から湧き上がる如く声と微かな金属音。
臓腑を切り裂かんばかりの殺気。
咄嗟にムゲン達はその場から飛び退いた。
鋼色の何かが凄まじい重圧と共にムゲン達の横を掠めて、近くの岩石にぶち当たった。
「っっ…」
コンマ数秒前までムゲン達が隠れていた岩陰には巨大なハンマーが埋まっていた。
その光景に思わず彼らは息を飲む。
「ったくよぉ、人様がリラックスしてるときによぉ…」
気怠げに棍棒を地面から抜く男。
「クソガキ共が扉をぶっ壊そうとするわ、喚くわ、可愛い部下達を叩きのめしてるわーー」
男が言葉を続けようとした瞬間。
「ーーッ!!!」
アザイが地を蹴り背後から男に斬りかかった。
が、男はあっさり棍棒で弾き返す。
「人が話してる最中に、斬りかかってくるんじゃねぇ」
攻撃を弾かれたアザイはその反動で空中に跳ねあげられた。
即座に彼女は体制を整えると、洞窟の天井を蹴り、空中から再び斬撃を叩き込む。
「…しつけーんだよクソガキ」
男が苛ついた声を出した、0.数秒後。
「…なッッッ!!??」
鈍い打突音と共に血塗れのアザイが空中から地に叩きつけられていた。
(瞬間移動からの奇襲…!)
離れて見ていたムゲン達だからこそ分かったものの、アザイから見れば何が起こったかは理解出来なかっただろう。
男は悠々とアザイに歩み寄っていく
「さて、コイツで終わりだ…女…それもガキのクセにこのメツ盗賊団の首領に喧嘩を売った馬鹿さ加減だけは評価してやるよ」
戦慄。それだけがムゲン達の周囲に迸っていた。
バトル描写書くための文章力よこしやがれください





