表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
インフィニティ・ワールド  作者: Yamato
疾駆する銀光と鳴り響く剣戟〜雷の彼方に〜
38/79

紫電

たまには前書きというものを書いてみる。

ストーリーの大筋を把握することだけ考えて脳みそ空っぽで読んでみてくだせえ。

あとパニックになったおにゃのこって可愛いよね。可愛いんだよ。うん。

あの岩石以外のトラップも無く余裕かと思っていたムゲン達に敵が襲いかかったのは、数分後にたどり着いた広場の様な所だった。


「思ったんだけどさ…最深部まで転移魔法使えばよくね?」


巨大なコウモリの翼を切り裂きながらムゲンがマクナに問う。

コウモリは金切り声を上げながら墜落し、数回もがいた後にムゲンに脳天を蹴り割られ、物言わぬ死体と化した。


「いきなり突っ込んでいってトラップと敵だらけだったらどうするのよ…それに!」


杖を振りかざし、眩い閃光と灼熱の爆風を巻き起こし、周囲の中型スライムを殲滅しながらムゲンに回答する。


「あのアザイって子を見つけ、引っ捕らえるのが本来の目的よ!メツ盗賊団とやらを倒す必要は必ずしも無いの!!」


指を鳴らして眼前の盗賊団の下っ端の足元を凍結させ、余裕の表情で背後のタクウとガンバにノールック回復魔法。


「そういやそーだったな!!サンキューマクナさん!!」

「ありがとうございます…って、兄さんも忘れてたの!!?」


タクウとガンバも次から次へと洞窟の奥から気色悪い笑みを浮かべてやってくる盗賊の下っ端達を裏拳やら、魔法やらで昏倒させながら片手間でムゲンとマクナの話を聞いていた。


「というか数だけは多いな!!どうなってんだコレ!」


龍の出来損ないの様なモンスターの喉下を蹴り上げて腹を切り裂くムゲンに、マクナは冷静に判断を下した。


「洗脳魔法の使い手がいる可能性が高いわ。このままだとキリがないから…あと3秒で離脱するよ!」

「さ、3秒?!」


唐突な宣言に面食らうガンバを無視して、きっかり3秒後。


「対象者、短距離転移!!」


彼らの姿は掻き消え、ぽっかりと開いたかのような洞窟の闇と、無言で嫌らしい笑みを浮かべる盗賊の下っ端達だけが残された。


✳︎


独り、闇に包まれた洞窟を歩く。

辺りに細心の注意を払い、幾重にも探知魔法、防御魔法を最小限の魔力で重ねて目的の部屋へ辿り着く事だけを考える。


(あと少しで、終わる)


この数年間はこの時の為にあった。この時の為に身体、精神、魔力、その他にもさまざまなモノを代償にしてきた。


(あと少し、あと少しだ……!)


彼女の歩みが速くなる。それに彼女自身が気付く事も無く、そして。


「……イマトオリスギタノハ」

「アザイじゃね?」

「嘘ぉん」


自分の後方数十メートルにムゲン達が転移してきた事にも気付かなかった。


✳︎

 

「ねぇ、これマジで気付かれてねぇの?」


極力ヒソヒソ声でトークするムゲン達は、地下水滴る洞窟の地面を半ば這いずるようにアザイのことを尾行していた。


気配遮断魔法(わからなくなるやつ)とか、色々な魔法を全開にしてるから多分気付かれてないと思いまーす…」


マクナは何故か揉み上げを前で結び、ほっかむりの様なシルエットにしていた。


「ホントマジデキヅカレテナイデスヨネ??」


ガンバも他の三人と同じく、混乱と緊張からか動作と言葉はロボットの如し。


「タクウ氏もすげーおどれぇたンゴでごわす(^。^)」


タクウの話し方については解説が面倒なので省略。というかどう解説すればいいのか教えてほしい。


「まぁとにかくこのまま慎重に尾行させてもらおうか…」


そんなわけでムゲン達が匍匐前進尾行を続けること小一時間。周囲には松明やら、酒樽、煉瓦造りの通路その他etc...人工物が目立ってきた。

思った以上に本格的な盗賊の隠れ家。ムゲン達の緊張も高まっていく。


『マクナ、アザイは今どの辺歩いてんの?』

『私の5m前くらい…かな』

『気配遮断と透明化重ね掛けされた時は焦ったけど、マクナさんの魔力が高くて助かったよ…』

『マジですげぇな、マクナ!!』


ムゲン達はいつ何が起こってもいい様に、抜刀した状態でアザイの後ろにやや近付いて尾行を続行していた。

当然の事ではあるが、上記の『』内の会話は全て念話魔法にて行われている。

…ちなみにマクナは魔法の才能がほぼ無いタクウにはわざわざ念話を使える様に、一種の魔術能力向上魔法を掛けている。これも彼女の才能、そして大量の魔力量がもたらす恩恵であろう。


『でもマクナさん。なんか流れで洞窟奥の方へ向かっていますけど、アザイさえ確保すれば盗賊団は倒さなくてもいいって…』

『まぁ盗賊団倒せば、王様からの報酬もより沢山になるかもじゃん?』

『…』


ガンバは絶句するしか無かった。


✳︎


洞窟の奥へ進み続けること数時間。盗賊の新手に出会う事もなく最深部と思われる部屋の前にアザイ(とそれを尾行するムゲン達)は到着した。


(…震えてる)


互いに確認するまでも無かった。

鋼鉄の如き彼女はーー苦痛か、はたまた別の要因かーー顔を歪めて、扉の数歩前で独り震えていた。

そして彼女は僅かに身じろぎした後、ゆっくりと剣を抜きはなった。


少しの静寂。


長く息を吐き出して、構える。


白銀の刃は瞬時に(いかづち)を纏い、猛る。


そして。


「…っ、あああああああああァァァァァァァァッッッッ!!!!!!!!」


閃光と雷撃で全てが紫電に染まったーー!

ドラ●エのギガブレ●クってカッコいい…カッコよくない?個人的には9のあのエフェクトとモーションが非常にお気に入り。


アザイの一撃は果たしてどんな結果になるんですかね…?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
小説家になろうSNSシェアツール
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ