フラグって単語ほど信用できないものはない!
【前回までのあらすじ】ムゲン、勝ちフラグ完全に立つ。
「・・・」
命乞いをする盗賊を冷たい目で見下ろすムゲン。
「・・・」
「・・・」
固唾を飲んでムゲンに対する命乞いの返答を待つ、盗賊兄弟。
先程までは騒がしかった森も、一気に静かになった。
「それはつまりーー」
ムゲンが話しだした。
「『命だけは「盗」らないで下さい』ってことか?」
「誰が上手いこと言えっつったよ!・・・げ」
ここでタメ口をきいたのは・・・兄の盗賊である。
「『言えっつったよ』? 今『言えっつったよ』って言ったのか?ああ?」
「い、いえ、もうしあげましたかでしょうかですます!」
テンパりすぎて色々と言い間違えている。というか意味分からん。
「あ、兄のご無礼をお許し下さい!」
ここでフォローに徹する、盗賊 (弟)。
「それで済めばな、けいしゃつはいらねーんだよ!」
・・・噛んだ。
「・・・ぶふぉ!」
「・・・ぶっ!」
吹いた。
「お前ら死刑じゃあああ!!」
ムゲンが怒号と共に剣を構える。
「いや、八つ当たりしないでよ!?」
「理不尽ってヤツだなコレ?!」
反論する盗賊たち。しかし、ムゲンのスイッチが入ったのは盗賊たちが吹いたからである。
「うるせー!お前ら死刑な!!」
ムゲンは掌に巨大な火の玉を創り出した。
檻ごと彼らを焼き尽くすつもりだろう。
「チッ、ここまでか・・・」
「兄さん・・・」
しんみりする盗賊たち。
しかしムゲンは・・・
「ヒャッホォォォォ!!」
清々しいまでの顔面作画崩壊、最早何も言うまい。
こんなヤツに倒される盗賊たちは哀れで仕方が無いと思う方は数知れずであろう。
それを感じ取ってか否か、
「ほうほう・・・」
哀れな盗賊たちに救いの手が差し伸べられる…のか?
続く





