65話 覚悟を決めましょうか。
待ちに待った…でもないか、身体測定の日がやって来た。
「えっと何々……更衣室で体操服に着替えてから、体育館(身長と座高を測る)か理科室(聴覚を測る)か保健室(女子の胸囲と体重を測る)か音楽室(視力を測る)に行けば良いんですね。どこから回りましょうか?」
「ハイハイハイ!体育館は最後で良いと思う!だから別のから回った方が良いんじゃないかな!」
「じゃあ、体育館から回りましょうか。「何で!?」…嫌な事はさっさと終わらせとくと、後々の気持ちが少しは楽になりますよ?」
「ルナ、俺も一緒に回るから。だから元気だして?」
「うっ、ソルがそう言うなら…元気出してあげても良いかな!」
よし、今回のイチャラブは糖度を押さえてくれたようだ!(あと、ルナさんそれってツンデレ?ツンデレなの?可愛いな!)
まぁ、ルナさんには現実を突きつけられて辛かろうが、私達にとっては身長を測定することはそこまで苦でもないですからねぇ。
「俺も途中まで一緒に回てもいいかな?」
「あら、ヴェール。別に良いのだけれど…貴方また身長伸びたんじゃない?」
確かに、じわじわと差が開いているような…。やっぱり男の子ですね。成長期なんですね。(羨ましいなんて思っていませんよ?)
「おい夜風。何でヴェールを見たあとに何一瞬こっち見たんだよ。」
「いやぁ、ディオさんも背ェ伸びたなぁ、差が開いてきたなぁと思いまして。」
ま、今のままでも充分可憐で可愛らしいですけどね!(女装可能な身長だし…うん、これはディオさんには伝えないでおこう。)
「んじゃ、体育館に行きますか!」
「162.0っと…前回より伸びましたね。」
「ありがとうございます。」
よしゃ、前回より1cm伸びたぜ!え?たかが1cmだって?されど1cmでもあるんだよコノヤロー。
「ルナ・レッヒェルン・ヘニミスさん。次どうぞ。」
「は、ひぁい!……はい!」
…ぷっ言い直した…ひゃいって…くくくっ。…余程緊張していたんですね……はぁ、落ち着いた。ふぅ。
「ルーナさん、結果どうでした?(…聞くまでもないような気もしないでもないけど。)」
「145.4cm……4mmしか変化なかった。」
「4mmでも確実に伸びたんじゃないですか!他人の事は他人の事。何事もマイペースが一番ですよ!」
「コトハ…うん、分かった!僕頑張る!」
その意気ですよルナさん。例え、牛乳とかでカルシウムを摂ってもそれより上に身長が伸びない…と言う事実を知ったとしてもその意気です。諦めたら、そこでルナさんの何かが終了してしまいますよ。
「ふぅ、少しは伸びていたわ。」
「おや、由榎さんはどうでした?」
「157.7cm…欲を言えば、あと3mmは少し伸びて欲しかったわね。」
「アハハ。まぁ、それは今後に期待するとして…座高を測りに行きますか。」
「そうだね。どうせソル達は身長伸びてるだろうしね。」
「ルナ、いじけないの。」
「いじけてないもん。ぷぅ!」
か、可愛いのに面白いとか…ぷぅって…ぷぅって!くくくっ。
座高はあんまり伸びていませんでした。(胴長にならなくて良かったぁ。これと体重を然り気無く気にしていたんだよね。)
「あ、ソルさん。身長測り終わったんですか。」
「はい。思っていたより伸びていたので嬉しかったです!ディオさんもヴェールさんも、身長伸びていたみたいでしたよ。」
「それは良かったですね。こっちは、ルナさんも身長…ミリ単位ですけど伸びていましたよ。」
「そうなんですか?良かったぁ。ルナって、結構こう言うの気にしたりしちゃうんで…でも、そうですか。うん、本当に良かった。」
ソルさん、貴方はルナさんのお兄ちゃんですか。…あ、お兄ちゃんでしたね。(普段のイチャイチャラブラブのせいで忘れがちだけど。)
「んじゃま、次は視力にでも行きますか。」
「そうですね。胸囲で別れるまでは一緒に回りましょう。」
下手したら、私は眼鏡(もしくはコンタクト)フラグ立ててしまうかもしれんなぁ…。コンタクトは嫌だなぁ。何か、目に物を入れるのが怖いから。




