31話 発言には気を付けよう、うん。
ふぇえ~…ご飯は凄く美味しかったのにリアマ嬢一団からくるピリピリとした空気(視線かな?)のせいで、胃がキリキリ痛むぜ…。ストレス性胃腸炎になったら貴女達のせいだからな!面と向かっては、また怒らせて面倒な事になるだろうから絶対言えないけどな!
「ルナさん、お昼ご飯美味しかったですね。(空気はかなり重たいけど…。)」
残ったオレンジジュースを飲みながら、ルナさんに話を振った。
「うん、凄く美味しかったね!ソルの食べてたサンドイッチも、とっても美味しかったよ!」
「ルナ達のランチセットも美味しかったよ!ルナが食べさせてくれたからもっと美味しくなったし…。」
「えへへ、そう言われると照れちゃうな!…だったら、またあーんしてあげても良いよ!」
「本当に?嬉しいな。」
「その代わり、ソルも僕にあーんってしてよ?」
「バカだな、当たり前じゃない!」
「じゃあ、約束だよ?」
「分かってるって!俺とルナだけの約束。」
あっめぇぇえ!和むけどあっま、え?私果汁100%のオレンジジュース飲んでるはずなのに、いつの間に砂糖をドバドハ入っているような甘さのオレンジジュースに変化したんだ!?アレ、ジュース自体は変化してないのに甘く感じる私の舌がいけないの?
まさかここに来てカウンター貰うとは……でも、リアマ嬢一団の視線も和らいできている(ソルさんとルナさんの言動を引いていないのを切に願うわ。)…このチャンス、逃すわけにはいかないぜ!
「皆さん、そろそろバスの時間になりますのでここ出ませんか?」
…いや、コレは真面目な事だから!リアマ嬢一団の事(目からビームの様な視線を繰り出すアレ。)を抜きにしても、結構バスの時間が迫ってきてるから伝えただけだから!
「あら、もうそんな時間?なら急ぎましょうか。」
「そーだな、早く帰って常備菜作りたいし。」
由榎さん、ディオさん…話乗ってくれてありがとう!…だけど一言言わせて。ディオさん、貴方は主夫か!!
心の中でツッコミを入れつつ、私はそそくさと支度をする。だって、今直ぐにでもここ(と言うかリアマ嬢一団)から離れたいんだもの!視線が突き刺さって痛いしっ!
「待ちなさいな、そこの青髪。」
ソルさんとルナさんとディオさんは金髪です。(双子の方が若干色が薄いです。)由榎さんは言わずもかな真っ黒髪です。…私は濃い青色です。……この中で該当するのは、私しかいない。
し、死亡フラグだ!!死亡フラグの匂いがするよ!プンプンするよ!
「な…んでしょうか、リアマ嬢。私に何か用でも?時間があまりないので手短にお願いします。」
頼む、限りなくどーでも良い内容であってくれ!
「貴女、さっき教室で私に『自分はどうなっても構わない』みたいな事言ったわよね?私、お父様にさっきの事電話で話したの!明日私のお父様がこの学園に来るそうだから、会ってこっ酷く叱られると良いわ!おっほほほ!」
叱られるってレベルの問題じゃねぇ!?お家の一大事レベルの問題だよそれ!
リアマ嬢も立場考えろよ!貴女は上級貴族で私は下級貴族。明らかにこっちにこっちに勝ち目ないじゃん!普通にボロクソに負けるじゃん!
やっべぇよ、私のせいで夜風家が風前の灯に立たされちゃったよ…。どうすりゃ良いんだよー!!
リアマ嬢は、私が絶句したのが大層お気に召したのか、まだ高笑いを続けている。
あ、そんなに高笑いしてると…、
「おっほほほ…ゴホッゴホッ!!おっほほ…ゴホッ!!」
ほら~、噎せた……呼吸つらそー。
「ゴホッゴホッ!!…そう言う訳だから、首洗って待っていなさいよ!」
そう言うと、リアマ嬢一団は去っていった。
噎せて涙出てきた顔でドヤ顔しても、あまり怖くは(てか緊張感)ないんだけど…。
…死んだ~、完璧に私の家死んだ。何がって、社会的に死んだ。うがぁぁあ~、どうしよう…。
周りを気にせず頭を抱えた私を、ルナさんやソルさん、ディオさんに由榎さんが慰めてくれました。とてもありがたかったです。




