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「この子はいらない」と言われた日、母は世界を変える決意をした

作者: 星渡リン
掲載日:2026/02/16

本作は、出産直後の言葉による拒絶や、迷信による差別的扱いが描写されます。

ただし物語の主軸は、母が子を守り、周囲の“当たり前”を少しずつ変えていく温かいお話です。

最後は救いのある結末になります。

 最初に聞こえたのは、赤子の泣き声だった。

 次に、濡れた布の匂い。薬草の苦さ。遠くで誰かが息を飲む気配。


 まぶたが重い。体が鉛みたいに動かない。

 それでも腕の中だけはあたたかくて、そこだけが確かな現実だった。


「……生まれました。男の子です」


 産婆の声がする。

 私はぼんやり天井の模様を見つめていた。灯りがにじんで、線が揺れる。


「奥さま、お子さまです。ほら、泣いてますよ」


 胸に抱かされた小さな命が、私の肌を探すように頬をすり寄せた。

 喉の奥が熱くなる。泣きたくなる。でも、泣くより先に守りたくなる。


 赤子の肩のあたりに、淡い紋様が見えた。

 薄い青白い線が、波みたいに広がっている。


 空気が変わった。


「……まあ」


 姑イザベルが声を落とした。

 嫌な予感が、産後の頭を一気に冷やす。


「その印……」


 イザベルの顔から血の気が引く。

 私は反射で赤子を抱きしめた。小さな背中が上下し、泣き声が少し弱まる。


 夫グレイは紋様を見下ろしていた。

 いつもなら体面と理屈で固めた顔をする人だ。今は、その理屈の壁が先に立っている。


 グレイは短く息を吐き、決めた声で言った。


「……この子はいらない」


 一瞬、意味が入ってこなかった。

 言葉は耳に届いているのに、頭が理解を拒んだ。


 その次の瞬間。


 頭の奥が、割れた。


 白い天井が、知らない病室の天井に重なる。

 消毒の匂い。泣く子ども。誰かが「仕方ない」と言う声。

 小さな手が伸びて、届かなくて、消える。


 ――二度目は、離さない。


 私は息を吸った。

 喉の奥が震えるのに、声は意外なほど落ち着いて出た。


「いらないのは、あなたの言葉よ」


 イザベルが目を見開く。


「セレナ、何を――」


「この子は、私が連れて行く」


 腕の中で、赤子が小さく鳴いた。

 まだこの世界の空気を知らない声。だから余計に、守らなければと思う。


 グレイが眉を寄せた。


「冷静になれ。これは家の問題だ」


「家の問題にするなら、私は母として答える」


 私は子を抱いたまま上体を起こした。腹の奥が痛む。

 でもそれより痛いのは、さっきの言葉だ。


「この子は物じゃない。都合で要るいらないを決めるものじゃない」


 イザベルが冷たい声で言った。


「印持ちは不吉です。家に災いを呼ぶ。婚約も、領地の評判も――」


「評判より、この子の命が先よ」


 怒鳴らない。

 怒鳴れば相手の正義が育つ。相手は「家を守る」顔をするだけ。


 だから、静かに言う。


「あなたたちは、子どもを道具として扱っている」


 産室に沈黙が落ちた。

 灯りが、ふっと揺れた気がした。


 赤子の泣き声が少し落ち着く。

 私はその小さな背中を撫でながら、名前を口の中で転がした。


 ルカ。

 この子の名前は、ルカ。


 守る。

 ここから、守る。



 午後、私は侍女ノエルを呼んだ。


 ノエルは私の顔を見るなり状況を理解し、口を引き結ぶ。

 理解が早い侍女は、こういうとき頼れる。


「夫人……本当に、出ますか」


「出る」


 迷っている暇はない。

 迷っている間に、この世界は子どもを消す方法を思いつく。


 ノエルは赤子に目を落とし、ほんの少しだけ柔らかい顔になった。


「……では、世界を変える前に。おむつを替えましょう」


「正論で殴らないで」


「殴ってでも、風邪は防ぎます」


 ノエルは真顔で言い切った。私は笑いそうになって、笑えない自分が悔しかった。


「最低限の荷を用意して。薬草、布、赤子の衣類。あと、甘いもの」


「夫人、甘いものは……」


「必要よ。母の精神安定剤」


「承知しました。では、甘いものも最低限に」


「最低限って何」


「袋が裂けない程度です」


 ノエルは淡々と答え、すぐに段取りの顔になる。


「別邸はどうします。辺境の小さな屋敷があります。古いですが風が通ります」


「そこにする」


「医師は?」


「呼ぶ。静養の名目は必要」


 産後の体は、言い訳にもなる。

 ずるい? いい。母はずるくなる。子どもを守るために。


 ノエルが声を落とした。


「……家令が動きます。奥さま(姑)も」


「分かってる」


 私はルカの額に口づけた。柔らかくて、怖いくらい薄い。


「だから、速く」


 ノエルは頷いた。


「夫人。王宮のほうも噂を嗅ぎつけます。印の話は、あちらも好きです」


「好き?」


「管理したい、が正確です」


 背中が冷える。

 この世界は、特別なものを放っておかない。


「ノエル。王宮の動きを探って」


「はい。生活のための情報収集は得意です」


 私は頷いた。

 舞台を壊す方法は二つ。降りること。照明の裏を照らすこと。



 夕方、夫グレイが私の寝室に来た。

 扉を閉める音が、いつもより重い。


「セレナ、馬鹿な真似はやめろ」


「真似じゃない。決めた」


 私はルカを抱いて椅子に座っていた。

 ルカは眠りかけている。小さな口がふにゃりと動く。


 グレイの視線が紋様に落ちる。

 一瞬だけ揺れた。父親としての揺れ。けれど、すぐに家の人の顔に戻った。


「印持ちは危険だ。教会に預けるのが――」


「預ける? 誰に? 何のために?」


「……家のためだ」


「家のために、子どもを捨てるの?」


 グレイは言い返しかけて、口をつぐんだ。

 言えば言うほど、言葉がひどくなると気づいたのだろう。


 私は一点だけ問う。

 正論を積み上げない。積み上げると、相手も積み上げてくる。


「グレイ。この子の泣き声を、“子ども”として聞いた?」


 グレイの目が揺れた。

 答えは沈黙に出ている。


「……王宮からも話が来ている。印持ちは管理対象だ」


「だから逃げる」


「逃げる、だと?」


「そう」


 私はあっさり認めた。


「逃げる。子どもを連れて逃げる。母親だから」


 グレイの拳が握られる。怒りと迷いが混ざる。

 私はそこに視線を向けない。向けたら戦いになる。戦いは舞台を育てる。


「私は、この子を守れない家に居場所を作らない」


 グレイは苦い顔をした。


「……好きにしろ。ただし、責任は――」


「私が取る」


 即答した。


「母親の責任は、母親が取る」


 グレイは何も言わず部屋を出て行った。

 その背中を見ながら、私は胸の奥で決め直す。


 父親に戻るかどうかは、彼の選択。

 でも母である私は、今ここで選ぶ。


 ルカを離さない。

 それだけは、誰にも渡さない。



 夜明け前。


 馬車の車輪が石畳を静かに叩いた。

 ノエルが毛布を整え、私の肩に上着をかける。


「夫人、寒いです。倒れたら全部おしまいです」


「おしまいにしない」


 門で家令に止められた。


「夫人。奥さまが――」


「静養です」


 私は淡々と言った。顔色を悪く見せるのも、今は技術だ。


「医師の指示で空気の良い場所へ。産後ですし、無理をすると命に関わります」


 “命に関わる”に、家令の目が揺れた。

 体面より命が上だと知っていても、普段は言えない。言葉にされると止まる。


 そのとき、ルカが小さく泣いた。

 泣き声は鋭くない。むしろ……柔らかい。


 家令の眉間の皺が、ふっとほどけた。

 気のせいじゃない。隣の護衛も、肩の力を抜いた。


 灯りの火が穏やかに揺れた。


 私は息を飲む。

 この子の印は、不吉じゃない。違う。何かを“鎮める”。


 家令が咳払いをして道を空けた。


「……ご無事を。早くお戻りを」


「戻るかどうかは、子どもが決めるわ」


 家令は困った顔をした。困っていい。困るべきだ。


 馬車が動き出す。

 門が遠ざかる。伯爵家の屋敷が、後ろで小さくなる。


 私はようやく息を吐いた。


 ――降りた。

 この家の舞台から、外へ。



 辺境の別邸は古いけれど静かだった。

 風が通る。木の匂いがする。屋根の上で鳥が歩く音まで聞こえる。


 王都の空気には、いつも誰かの視線が混ざっていた。

 ここには風しかない。風は嘘をつかない。


 私は床に座り込みそうになって、ぎりぎりで踏みとどまった。

 母親が先に倒れたら、赤子が困る。


 ノエルが窓を開けて深呼吸した。


「夫人。王都の噂より、風の音のほうが信用できます」


「同意」


「では、まず寝ましょう。世界は逃げません」


「王都は追ってくるけどね」


「追ってきたら、お茶を出しましょう。お茶があると、話が長くなります」


 妙に現実的で、笑いそうになる。

 私はルカの頬に指を当てた。あたたかい。呼吸が整っている。


 ルカはよく眠った。

 安心すると赤子はこんなに眠るのか、と私は初めて知った。


 ――二度目は、離さない。


 その誓いが、少しだけ報われる。



 数日後、村で小さな騒ぎが起きた。


「魔石灯がまた不安定でね。夜になると急に明るくなったり暗くなったりする」


「暖炉の魔道具も変だ。火が強くなったり弱くなったり。子どもがいる家は怖いよ」


 井戸でも匂いでもない。

 この世界の生活は魔道具に支えられている。だから揺れは怖い。


 私はノエルと村へ出た。

 ルカは胸の前の布で抱かれている。小さな体温が、私の心臓の音と重なる。


 広場で、青い光がぱちぱち跳ねていた。

 魔石灯の柱が暴走しかけている。周囲の人々が距離を取る。


「近づくな! はじけるぞ!」


 そのとき、ルカが小さく身じろぎした。


 ふわり。

 空気が軽くなる。


 魔石灯の光が落ち着いた。

 跳ねていた青が、ただの灯りに戻る。


「……今の」


 隣で年配の治療師が目を見開いていた。ユリウスと名乗った男だ。

 薬草の匂いをまとい、目は鋭いのに声は柔らかい。


「夫人、その子……印持ちですか」


 一瞬、警戒した。

 でもユリウスの目は“欲”ではなく“驚き”だった。


「はい」


 ユリウスは息を吸って言った。


「凶兆じゃない。――“守る印”だ」


「守る?」


「災いを呼ぶんじゃない。災いを抑える印です。昔の記録にあります。迷信で捨てられた子が、災害を止めた、と」


 胸の奥が熱くなる。怒りじゃない。悔しさと救いが混ざった熱だ。


 私はルカの額をそっと撫でた。


「この子はいらない、って言った人たちに聞かせたい」


 ユリウスが苦笑した。


「この国は、必要なものほど恐れます。だから隠します。……そして困ったときに探します」


 探させない。

 母がいる限り、探しても手には入らない。



 予感は当たった。


 辺境の屋敷に、王都からの使者が来た。

 教会の紋章をつけた監督官。丁寧な笑み。丁寧な声。丁寧な圧。


「セレナ夫人。印持ちの子は保護の対象です。安全のため、こちらで預かります」


 ノエルが一歩前に出かけて、私は手で止めた。

 怒鳴れば舞台ができる。舞台は相手の得意分野だ。


 私はルカを抱いたまま監督官を見た。


「保護、という言葉は便利ですね。誰でも良い人になれる」


 監督官の笑みが、ほんの少し固まった。


「誤解なさらず。規定で――」


「規定は、赤子の命より上ですか」


「……夫人」


「母がいる子を、どこに連れて行くつもりですか」


 監督官は一拍置き、声を低くした。


「逆らえば、伯爵家にも不利益が出ます」


「不利益を出すのはあなたでしょう」


 私は穏やかに言った。


「あなたたちは、この子が“必要”だから欲しい。そう言いなさい。保護という言葉で包むのはやめて」


 監督官の瞳が細くなる。

 その瞬間、外がざわついた。


 村の方から悲鳴。

 地面が、わずかに震えた。


 ユリウスが駆け込んでくる。


「魔力災害が来る! 山の魔石が暴走しかけてる。魔獣が出る前兆だ!」


 監督官の顔色が変わった。

 彼も分かっている。自分たちの“必要”は、今ここにいる。


 私はルカを抱き直した。体がきしむ。でも引かない。


「行きます」


「夫人、危険です。子どもを――」


「子どもを置いていく母が、どこにいますか」


 私は言い切った。


「あなたたちは“利用”したい。私は“守る”ために行く。目的が違う」


 ノエルが小声で言う。


「夫人、世界を変える前に、おむつは――」


「今じゃない」


「はい。今じゃないですね」


 ノエルは真顔で頷いた。私も真顔だ。笑う余裕はある。だからこそ折れない。



 村の外れ。山へ向かう道。


 空気が重い。湿った鉄みたいな匂い。

 魔力が揺れているのが、肌で分かる。


 地面に青白い線が走った。暴走の前触れだ。


「近づくな!」と誰かが叫ぶ。


 私は一歩ずつ進んだ。

 ルカは胸の前で静かに息をしている。泣かない。泣けないほど空気が重い。


 監督官が追いすがる。


「夫人! あなたが倒れたら――」


「なら、倒れないように支えてください」


 振り返らずに言う。


「あなたが欲しいのはこの子の力でしょう。なら、その力を守るのも仕事です」


 監督官が言葉を失った。

 都合のいい正義は、こういうとき動けない。


 私は立ち止まり、条件を出した。

 ここが、世界を変える場所だ。


「助けます」


 監督官の顔が明るくなる。

 私は続けた。


「でも条件があります。この子を“物”として扱うなら助けない」


「夫人……!」


「公に認めてください。印は不吉ではない。“守る印”だと」


 監督官は唇を噛む。

 迷信を折るのは面子を折ること。彼らは面子に弱い。


 地面がまた震え、遠くで石が崩れる音がした。

 時間がない。


 私は声を低くする。


「今ここで言えますよね。あなたの言葉で。あなたの責任で」


 監督官の喉が動いた。

 そして、しぶしぶでも言った。


「……印持ちは不吉ではない。“守る印”である。……排除されるべきではない」


 言った。

 たった一文。でも、それが世界の釘を一本抜く。


 私は頷いた。


「よろしい」


 私はルカを抱いたまま、暴走しかけた魔石に近づく。

 怖い。もちろん怖い。母だから、怖い。


 でも、怖いから離さない。


「ルカ、大丈夫。お母さんがいる」


 赤子の頬に私の息が触れる。

 ルカの印が、淡く光った。派手じゃない。夜の灯りが少し増えた程度。

 それでも空気が変わる。


 重かった空気が、ふっと軽くなる。

 青白い線が静かに引いていく。


 暴走寸前の光が、ただの石の光になる。

 地面の震えが止まった。


 村の誰かが、思わずひざまずきかけた。

 私は首を振る。


「ひざまずく相手は、赤子じゃありません」


 声を張らずに言った。


「まず、守りなさい。子どもを」


 その言葉に、誰かが泣いた。

 泣き声は一つじゃなかった。


 ルカが小さく「あー」と声を出す。

 自分が何をしたか分かっていない声。

 でも、その無自覚な声がいちばん強い。


 監督官が深く頭を下げた。


「……申し訳ありませんでした。王都へ戻り、正式に布告します。迷信を改める、と」


 私は頷く。


「改めてください。遅いけれど」


 遅い。

 でも、今ここで言わせた。

 それが、世界の向きを変える。



 数週間後。


 王都から正式な文書が届いた。

 “印持ちは不吉ではない。守る印である。偏見と排除を禁ずる。”

 硬い言葉の中に、確かに方向転換があった。


 ノエルが読み終えて、ため息をつく。


「夫人、世界が変わりました」


「変わったね」


「では次に、おむつです」


「はいはい」


 私は笑った。ちゃんと笑えた。

 ルカは私の指を握り、満足げに眠っている。


 もう一通、手紙があった。

 夫グレイからだ。短い字で、震えが見える。


『すまない。会いたい。……息子に、触れたい』


 私はすぐに返事を書かなかった。

 許すかどうかより先に、条件が必要だ。


 父親として来ること。

 家の人としてではなく。


 私はルカを抱き上げ、窓の外の空を見た。

 辺境の空は広い。誰の照明もいらない明るさがある。


「ルカ」


 赤子は眠ったまま、口を小さく動かした。

 私はその額に軽く口づける。


「世界を変えたのは、お母さんじゃないよ」


 小さく笑って言う。


「あなたを守るって決めた日から、世界が勝手に変わり始めただけ」


 ノエルが後ろで小声を出す。


「夫人、かっこいいことを言うときは、よだれを拭いてからが映えます」


「言うなら早く言って」


「今言いました」


 私は笑って、布でルカの頬をそっと拭いた。

 ルカは目を開けずに、私の指を握り返す。


 小さな握力。

 でも確かに、“離さない”という意思みたいだった。


 私はその手を、握り返した。


 この子はいらない?

 違う。


 この子がいるから、私は母になった。

 母になったから、世界の常識に「待った」と言えた。


 そして、これからも言う。


 この子は、ここにいる。

 私の腕の中に。私の人生の中に。

 誰の都合にも、渡さない。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。


「この子はいらない」と言われた瞬間、母が選ぶのは“正しく戦う”ことではなく、“離さない”こと。

その選択が、結果的に世界のほうを変えてしまう。そんな短編を目指しました。


本作では「守る印」を、特別な力というより“空気を落ち着かせるもの”として描いています。

大きな奇跡より先に、赤子の体温や、握り返す小さな手がいちばん強い。

そう信じたくて、この形にしました。


もし少しでも、母の手の強さや、守られる安心が届いていたら嬉しいです。

感想や評価をいただけると、次の物語の励みになります。

ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。

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― 新着の感想 ―
子供のために守って抗ってたら世界を変えちゃったとか 短編では意図的に飛ばした苦労や突然変わることのない考えに傷つきながらも子供を守るその為だけに倒れずに頑張ってるシリアスなシーンが大量にあるだろうに …
ノエルがすっごく気になるw 理不尽で都合の良い空気に抗う、冷静で強い母 何らかのシリーズとして纏めても良い気がします
子供を守ろうと必死な母親の感情と熱は伝わってくるのに温度はなくて、ずっと緊張感を強いられる文章でした。 物語というより報告書を読んでいる感覚になりました。
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