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ナオミの ニョイボウ

作者: 鬼魔暮毒彩
掲載日:2025/11/16

離婚記念に買った古いグラスロッドで、釣りまくる、

 家庭裁判所に離婚届が受理されたのは2ヶ月前の事、ナオミはやっと落ち着きをとりもどしている。

 結婚生活は3年半。離婚理由は夫の心変わりと言えるかは、微妙である

 元々ふたりはおたがいに尻軽な夫婦づあった。スワッピングクラブに入り、お互いが見ている前で他の人の伴侶と交わりあった。何組とも交わり、それでもお互い平穏にくらしていた。

 ふたりは隠れて浮気されるのは、お互いに嫌だが、ふたりとも了承していればOKと言う考えを持っていた。そのためお互いにピルを飲み、妊娠しない、させないをモットーにSEXをたのしんでいた。

 ところが、おっとがスワッピングあいての15才年上の女性に夢中になった。ナオミもその夫と関係を持っていたが、あいての夫が事故で亡くなると、2人だけで会うようになり

夫「彼女と暮らしたい。僕は・・マザコンだとわかったんだ」

と告白された。相手夫婦にも子供は無く、ナオミは仕方なく了承した。表面的には夫の浮気だが、夫が悪いとは思っていない。夫婦で楽しんだ結果だ。

 仕事も変わり住居も変わり名前は戻った。そこでナオミは遊び方も変えてみようと考えた。イロイロと見ているうちに、フラリとと入った中古釣具店で見つけた古い釣竿に、ナオミはなぜか心引かれる。

 それは振り出し式のグラスロッドの延べ竿だった。いまは殆どがカーボンロッドになっている。同じ長さならカーボンはグラスの半分以下の重さだ。最新式なら3分の1以下であるが、ナオミはその古いグラスロッドが気に入った。長さ5m40cm価格は200円

振り出し式で仕舞うと短いが、振り出して延ばすとニョイボウのように延びて長くなる、持ち運びに便利な釣竿である

ナオミ「お互い出戻りね」

ナオミはその竿を買い、他に必要な道具も店員に揃えてもらった。ナオミは釣りをした事が無かったからである。

 その後ナオミはそのグラスロッドで釣を続けた。コイもフナもボラにハゼ、セイゴの他、海釣りもこの竿でとおしている。普通はリールを使う磯釣りでも、ナオミは頑固にこのグラスロッドの延べ竿で釣をした。

 釣を始めて3年、ナオミはかんぜんにこの竿を使い熟して多くの獲物を仕留めた。

 当然釣れるのは岸近くの魚になるが、大きな物ではコイが82cm・ボラが50cm・口太メジナ44cm・クロダイ53cmなどがある。

 電車釣行のナオミは釣をする場所が行きやすい場所にきまってくる。そこで出会う釣り人も常連が多く、ナオミもいつしか常連の仲間入りをしている。常連のなかでは

「延べ竿のおねえちゃん」

と呼ばれ、気の利いたものは

「延べ竿弁才天」

と呼ぶ者もいる。元々細身ながら出るところは出ているうえに、10人並みの美貌は持っている。年とともに色気もエロ気も出て、モテ無い訳もなく、男が勝手に釣れることも良くある。

 元々スワッピングをしていたナオミである。男は拒まないが、そんなナオミについて行ける男はほぼいない。

ナオミ「なんでイイ魚は釣れるのに、イイ男は釣れないんだろ」

と言うナオミに

「ナオミさんのイイ男って、どんな男なの?」

と訪ねると

ナオミ「この海みたいに心の広い人で、わたしの身体を満足させる為に尽くしてくれる人」

と答える。それに対して

「ナオミさんの身体を満足させるのは大変そうだね?」

と訪ねれば

ナオミ「そんな事は無いよ、1人で無理なら応援頼めば良いじゃない」

と答えるナオミ

 ナオミは今日もグラスロッドの延べ竿で釣をする。いつしか釣れるかもしれない理想の男が釣れる日を夢見て。



 

「こんな女の亭主なんて、見つかるわけない」

と言う皆さん、AV女優を続ける女性の旦那にはなれませんね。


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