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魔法使いの捜査官  作者: ハチワレ
学院編
3/17

第3話 研究対象のお誘い



思考が一瞬止まった。


父も母も、神父様も、みんな私の反応を見ている。


新手の詐欺だろうか…そんなことを考えてしまう。


「そんな怪訝な顔しないで、大丈夫だから。」


おっと、顔に出ていたか。


「あのー、唐突でよく分からないんですけど…。

先程の指輪の件なら、あれはただ人より勘が鋭いだけです。」


「順番に話すよ。

まず、魔法について。

この世界には、大きくわけて魔法が使える人間と、使えない人間がいる。

使える人間は更に4つのタイプに大別できる。

“生理系″″創造系″″念力系″″回復促進″この4つだ。

でも僕は、この4つ以外の、第5の基礎魔術があるのではないかと研究しているんだ。

君には学院の生徒として、研究対象になって欲しい。」


「私には魔法は使えません。

7歳の頃受けた魔力確認も無いに等しいと言われました。 」


「それらについても研究させて欲しい。

学院にいる間はたくさんの事が学べる。

君の能力についても君自身、新たに気づくべきことがあるかもしれない。」


「…どうして、魔法だと思うのですか?」


「普通の人間は、君のようにあんな詳細に物から情報は得られないんだよ。

あとは、私の研究に対する勘だ。」


「私もね、メルの能力は1度調べてもらった方が良いと思うの。」


「お母さん」


「メルには魔法を使う適正があるかもしれないし、無いかもしれない。

これをはっきりさせるだけでも価値はあると思う。

それに、学院では魔術以外の勉強もあると聞いているわ。

きっとメルの力になると思うの。」



気乗りはしない。


でも確かに学院で学べば得られる物はあるかもしれない。


父も知識は奪われることの無い財だとよく言っている。


知識を持てば…私に本当に魔法があるのなら…


両親の手伝いも、村のためにも、もっとできることがあるかもしれない。


…よし!!


「わかりました。私、魔術学院に行きます。」


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