2話
今日は第二王子エジドと釣りに行くのじゃ!
「ふっ、エリルよ、私は釣りの達人だ!釣りは神上手いのがこの私、エジド様だ!」
エジドはなんでも達人だのなんだの言って、そんなに上手くないのじゃ。
釣りをする。
エリル姫様が大きい魚をいっぱい釣る。
エジドはあまり釣れない。
「くっ、くくくくっ、妹よ!私は負けてない!負けてないぞ!もうすぐ、妹が釣ったどの魚よりもでかい魚が釣れるからな!」
「釣れるといいね!」
「うおおー!これは重い!!でかい魚が釣れるぞ!」
エジドはエリルが釣った魚よりもかなりでかい魚を釣った。
「うっしゃー!見たかエリル!兄さんはな、釣りの達人なんだよー!」
「エジド兄さん凄いのじゃ!エジド凄いのじゃ!」
「見たか!では、帰って釣った魚を料理人に調理してもらおう!」
帰る。
「んー、この一番大きな魚は食べられない魚ですねー」
と料理人が言う。
「そ、そんなバカな!?私が釣ったこの魚が、食べられないだと!?」
「じゃあ命がもったいないから、逃がしてあげようか。」
とエリルが言うし、エジドが釣ったでかい魚は逃がしてあげたのでした。
夕方。
強くなるために先生つきで修行するエジド。
それをポテチ食べながら寝ながら見てるエリル。
「エリル!?私が頑張って修行してるのをポテチ食いながら見てるけど、エリルも勉強とかしたりしないのか!?」
「私は楽しいことしかしないのじゃ!!」
「そうかそうか。エリルが楽しいなら兄さんも嬉しいよ!」
「いつも楽しく生きる!それが私なのじゃ!」
釣った魚を料理の時間まで水槽で泳がしてる。
「この元気な魚、殺されると思うとかわいそうなのじゃ……」
「ふっ、妹よ。そんなこと気にせず食べるが吉さ!!」
「うん、分かった!気にせず食べるのじゃ!」
夜。
晩飯。
釣った魚を食べる。
「魚は骨があるからあまり好きじゃないのじゃ!」
「なに、そうだったのか!!それなのに釣りに誘ってごめんなぁ!妹よ!」
「全然いいのじゃ!釣りは楽しかったのじゃ!」
「そうか!それはよかった!」
風呂に入る。
そして、枕投げを一方的にするエリル。
「どうした!!なぜ投げ返さないのじゃ!!」
「ふっ、エリルよ、妹に投げ返して怪我させたら嫌だからだよ!」
「そんな優しさいらんから、投げ返して!!」
「仕方ないなぁ!投げ返すぞ!」
とても優しく枕を投げるエジド。
「投げ方が優しすぎるのじゃ!」
「優しく投げないと怪我するかもしれないだろ!?ぐわぁあーー!!」
思い切り顔に投げられて倒れるエジド。
「エジド、大丈夫か?」
「ああ、大丈夫だ!寝よう!」
寝るのでした。
おやすみなさい。
読んでくださりありがとうございました。