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東堂兄弟の冒険録〜悪のヤドリギ編〜  作者: 涼森巳王(東堂薫)
八章 キャラバン夜営地の森

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ギルドへ行ってみよう!



 酒場ではだいたい話が聞けた。

 もういいかな。

 次はギルドだ。


 僕はビールの代金を払って、ぽよちゃんを抱っこすると、酒場をあとにする。もふもふ感がなんとも心地よい。ぽよちゃんは、うちのミャーコみたいに、ミディアムロングくらいの中途半端な長毛種だね。


 外へ出ると、街灯が淡く光を放っている。街の夜はキレイだなぁ。

 霧がうっすらと出ていた。霧に街灯の光が反射して、景色がおぼろに見える。


 ん? なんだろう。

 何かがついてくるような……。

 ふとふりかえると、霧のなか、ゆらゆらと、ゆらゆらと……。


「ギャー! 人魂ー!」


 ゆらり。

 赤いリボンがヒラヒラ。クマのヨダレかけ。


「なんだ。たまりんか」


 ふわ〜ゆらゆらと、たまりんがついてくる。


「た、たまりんもいっしょにおでかけする?」


 ゆら〜り。

 たぶん、肯定したらしい。

 これは、なつかれてるんだろうか?

 ヨダレかけ買ってあげたから?


 幻想的な霧の夜道を僕らは歩いていく。

 ひ、人魂が……オバケがついてくる。

 仲間なのに怖い。

 この奇妙な緊張感……。


 霧のなかですれちがった人たちが何か話していた。

「おい。この街に到着したらしいぞ」

「探そう」

「今度こそ……」

「…………さまはお怒りだ」


 ん? なんか今、イヤ〜な感じしたんだけど。

 気のせいかなぁ?

 ふりかえってみても、二人の男は闇と霧にまぎれて姿が見えなくなっていた。


「かーくん? どげしたかね?」

「あっ、なんでもないよ」


 僕らはギルドへと急いだ。

 二十四時間営業とは言え、早めに宿に帰って、僕らも休みたい。山越えてきたんだから。


 ギルドは街の中心部にあった。

 となりは役所だ。

 商工会議所もある。


 ミルキー城がネズミの国なら、ここは志摩スペイン村っぽい。

 絶妙に作り物くさい、あの感じ。


 僕らは二階建て赤レンガ造りの冒険者ギルドへと入っていった。

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