表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

早乙女家物語 第二話~五つ子と先生~

作者: みかんの缶詰め

前話で寝坊した五つ子たちは、自転車に乗って爆走しながら、何とか通っている高校「彗明(すいめい)高等学校」にたどり着いた。

全員校長にもれなくお説教を食らったが。




「だからアラームが壊れてたんですよぅ!」

二年一組の教室にて、壱也は担任の先生である久住(くずみ) 玄樹(げんき)に一生懸命説明していた。

「まったくお前たちは!アラームくらい寝るまえに確認しておきなさい!」

玄樹は今月三回目の遅刻をしている壱也に頭を抱えた。

おまけに日頃から壱也のいたずらに引っ掛かってばかりなのである。

「本当ごめんなさい!次から気を付けますから!」

「はあ……まあいいが、今度遅刻したら宿題追加だからな!」

「はあ~い!」




「ぎゃー!先生!悪かったって!」

「言い訳無用だよ!今日の一時間目は体育のテストがあるから遅刻するなってあれほど言っただろう!?」

二年二組の教室では、紅音が担任の先生である鬼頭(きとう) 真理亜(まりあ)に竹刀でぶっ叩かれようとしていた。

真理亜は元レディースの女教師であり、彗明最強とまで言われている。

「先生待ってったら!アラームが壊れてたんだって!」

「アラームねぇ…そんなものなくても起きられるくらい鍛えないとダメだよ!男は鍛えてなんぼだからね!」

「…また先生のど根性理論が始まった………」

「何か言ったかい?」

「いいえ何でもございません!!」





「ふふっ、アラームが壊れて五つ子みんなで遅刻したんだって?」

「は、はい…すみません………」

「別に大丈夫だよ。立華くんは滅多に遅刻しないからね。」

二年三組の教室では、立華と担任の先生である水樹(みずき) 零士(れいじ)が話していた。

「しかし、立華くんたちは本当に面白いね。」

「そ、そうでしょうか……ただアホなだけだと思うんですけど……」

「いやいや。兄妹で仲がいいのは良いことだよ。」

「なるほど…そういう見方もありますね……♪」

ちなみにこの二人は五つ子内師弟関係で一番平和である。





「誠哉くん………また遅刻したのですか…………」

「ひっ!す、すみません先生!!」

二年四組の教室では、誠哉に担任の先生である宮島(みやじま) (るい)が事情を聞いていた。

ちなみに涙は男の先生である。

「実はアラームが壊れて………」

「…今回は仕方ないとしますが……今度から気を付けてくださいね……」

涙はじめじめした雰囲気を纏って誠哉に忠告した。

「はい!気を付けます!!」





「こら~!陸!また遅刻したな~?」

「先生ごめん~!許して!!」

二年五組の教室では、陸と担任の先生である天羽(あもう) 行平(ゆきひら)が話していた。

「まったく!陸はただでさえ遅刻が多いんだから、気を付けないと成績に響くぞ~?」

「あうう…気を付けるからお説教は勘弁して~(汗)」

ちなみに陸と行平はまったく身長が変わらないため、同級生が話してるようにしか見えないのである。

「次やったら掃除当番追加な!」

「んにゃー?!勘弁してよーー!」





次のお話では、五つ子と先生の細かい設定を掲載します。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ