表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
12/16

12、

 幅1mのまっすぐな道がクーリエ大山脈に向かって伸びている。 

 増やした領域内をスライム達に食べさせているからだ。

 今でこそ道として土が見えているが、森林地帯にスライムで道を作るのは無謀だった。

 いくら消化が遅いスライムとはいえ、一日20匹ずつ増えれば一ヵ月で600匹。

 幅も狭いから飽和状態になると思っていた。が、ここで思わぬ落とし穴があった。

 スライムが魔物に良く捕食されるのだ。しかも食事というよりおやつ感覚で。


 魔物が領域に近寄ってきては、スライムを1口2口食べて去っていく。

 そんな光景が繰り返され7月は8割以上が魔物の犠牲となった。


 急遽箱庭の開発をストップし、召喚陣を増やし、8月中には一進一退を繰り返すまで持ち直した。 

 ここで例の世界樹事件が起き、DP収入が増え、安定したスライムを供給できるようになった。

 そしてスライムの安定供給は、捕食される側から捕食する側に変わった。

 数が増えたことで集団行動になり、近づく魔物を逆に襲うようになっていた。


 こうしてスライムの活躍によって、情報も集まりダンジョンにモンスターがポップするようになった。

 今では道の真ん中がスライムの川になって、領域の先端目指して流れて行っている。




 箱庭は至って安定している。

 別件で生産計画が遅れたりするが、遅れが原因で困ることも食事以外ない。

 家畜、海鮮を中心に増やしたことで食事にバリエーションが増えた。

 今は増えたバリエーションを補う香辛料の生産が中心となりそうだ。

 山と川は未だに手付かずだがもうしばらく寝かせて、冬辺りに開発しよう。



 グミ達は相変わらず働き者で、大量のグミ箱を量産している。

 中でも発酵食品がらみが凄く、原材料が分からないお酒とかが積みあがってたりする。

 一体麹や醪は誰が管理しているのだろう?トップのクロロが一番怪しい。

 

 半年でグミも250匹以上に増え箱庭の至る所に出没するようになった。

 最大で60個所ほど管理、収穫できるが、そこまで畑とかがない。

 空いたグミ達は草からポーションや海から塩などを作っている。


 こうして出来たグミ箱は冷蔵庫に送られ、種類ごと積み上げられていく。

 一週間で10立法メートルぐらいスペースを消費している感じだ。


 豆知識になるが、グミ箱の蓋は色の濃さで中身の品質が分かる。

 最高級品になると『ピジョン・ブラッド』『クリムゾン・ルビー』等と呼ばれる深紅の蓋になる。

 そんな最高級・最高品質の食材を自由に使っている。

 というか、それしかない。

 グミ達は超一流の生産者だった。




 ◆ 1年目烈火終了時 ◆

 


 ++++++++++


 名前:セージ=タチバナ 年齢:8 性別:男 種族:ダンジョンマスター(ヒューマン種)


 クラス:ダンジョンマスター 職業:家政婦 賞罰:無し



 レベル:1 HP:10 MP:--


 物攻:8 物防:-- 素早さ:8 

 魔攻:8 魔防:-- 器用さ:8  




 《スキル》


 全智:1 神眼:1 神武:1 神魔:1 神手:1 家事:3



 《称号》


 転移者 創られた者 新神 ダンジョンマスター ??? ??? ???


 ++++++++++


 ダンジョン:名無し (xxx、yyy) マスター:セージ=タチバナ


 完成まで 1日


 眷属:クロロ【E・グミ】


 【箱  庭】 【ダンジョン】 【カスタム】 【支配領域】 【   】


 【カタログ】 【ギフト】   【   】 【   】 【情  報】


 ++++++++++


 ++++++++++


 名前:クロロ 年齢:0 性別:無し 種族:E・グミ


 マスター:セージ=タチバナ



 レベル:8 HP:80 MP:80


 物攻:80 物防:80 素早さ:80 

 魔攻:80 魔防:80 器用さ:80  




 《スキル》


 収集 選別 ??? 統率 



 《称号》


 ??? ??? ???



 ++++++++++



 ++++++++++



 《畑》x22個


 『米』『麦』『大豆』『玉蜀黍』

 『タマネギ』『ジャガイモ』『ナス』『キャベツ』『ニンジン』『トマト』『レタス』『ホウレンソウ』『モヤシ』

 『ナガネギ』『ハクサイ』『サトイモ』

 『ブドウ』『リンゴ』『モモ』

 『胡椒』『菜種』『唐辛子』『砂糖黍』



 《鳥小屋》x1個


 『鶏【卵】』『鶏【肉】』


 《牧場》x1個


 『豚【肉】』『牛【乳】』




 《水地【海水】》


 『イワシ』


 『蛤』『浅蜊』


 『昆布』『海苔』


 ++++++++++

 


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ