表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
79/86

78 着替え

・・・・・え?な、なんで・・・?

「あっ!アマノ!!」

・・・・うわ、なれなれしい・・・。

いつもなら私のことを「アマノ」と呼び捨てにする人はガシスしかいないが、この声はガリバー王子だった。

すごい笑顔で私の方にかけてきた。

「アマノ、汚いね。その方がかわいい」

・・・・失礼・・・・。

確かにさっきガシスのせいで掃除をさせられて、ドレスにほこりとかゴミとかついてるし、あせもだくだくでついちゃってる。

でも、それ言わないでほしいのに。

それにその方がかわいいって何?

絶対おかしいよ、この人。

普通そんなこと思わないし、それを口にしないよ?


それよりも・・・・なんで早く来たの?

もっと遅く来るんじゃなかったの?

会場の入り口ではどんどんたくさんの人が入っていく。

・・・・・・ああ、それより着替えたいな・・・。

「ガシス、着替えてきます」

「あ!ちょっと待ってくれ!アマノ」

なにを待つんだ?

それよりも優先させてほしいよ、私のやりたいこと。

私はガシスの言葉を無視して入口の人混みの中に入った。

自分一人だけ出るという形だったのでなかなか出られなかった。

・・・・ああ、そういうことか・・・・『待って』っていうのは・・・。


なんとか、私は四階に到達して『アマノ王女の部屋』の中に入った。

そしてもちろんドレスをあさるため、クローゼットに入った。

ドレスは相変わらず色別にキッチリそろえてあった。

・・・・なんか前よりもたくさん入ってるような気がするのは気のせいなのか?

「う~ん・・・・どうしよう・・・」

私ドレスとか自分で決めたことないしな・・・・。

それに私服だって「着やすくて楽!!」がモットーだしな・・・。

そんなんじゃ、絶対怪しまれるよね・・・。

でも絶対コルセットとか、使うのは嫌だなあ・・・・。

面倒くさいし、痛いし。

まあ、着たことないけど。

「コンコン・・・・おい、アマノ」

・・・・え?

なんでガシスが?

まあ、今回はハンマーじゃなくて手でノックしてくれたからそれよりもましだけど。

「なんですか?」

しょうがなく、今のかっこうのままドアを開けた。

「おお、アマノ。ちょうどいい。話をしよう」

そう言って、ガシスは私の腕をつかもうとした。

「ちょちょ待って下さい!まだ着替えてないんですけど?!」

全く、相手の都合なんて考えない人だ。

それでもつかもうとする。


バタン!



私は強引にドアを閉めた。

「いった・・・・・何するんだ、アマっ」

「何してるんですか?待ってあげてくださいよ」

タイミングがいいことに外でメアイが止めてくれた。

・・・・ああ、本当にありがたい。

ガシス、しつこいから。

「ふう・・・・さて」

・・・・・ドレス、どうしよう・・・・。


(いつもなら服はあまり迷わず楽を基準に決めている)私は珍しく迷いに迷って、薄いピンク色をした軽めのドレスにした。

そのドレスで部屋を出てきたら、腕組みをしたイラつき気味のガシスとその横にメアイとフイザーがいた。

・・・・なんでフイザー?

「遅いぞ、アマノ」



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ