74 仕事は昼過ぎまで
「はあ、疲れた」
私は部屋のベットに飛び込んだ。
そして、ぐびぐびコップに入った水を喉に流し込んだ。
この水は自分でキッチンから取り出した・・・・・
いところだが・・・このお城はとても広いうえ、地図を見ても目がチカチカするだけなので、メアイに頼んで持ってきてもらった。
・・・・う、さすがゾルラン。
・・・・まずい、水も。
まあ、しょうがない。水といってもこれしかないのだから。
・・・・・本当に疲れた。
あんな仕事、昼までやるものじゃないよ・・・お腹すいたし。
本当喉カラカラだし、うんざりするくらい村人たちの言葉を聞いてたし。
・・・・・この後、舞踏会か・・・・。
あ~あ、嫌だなあ・・・・特にガリバー王子と会うのが。
もう、自信満々なうえに対応に困ることするし。
だって初対面でなめかけの飴渡してくる奴、会ったことないよ?
というか、それは私達の世界でもそんな人いないよ?
・・・・・そんな人、絶対異常に決まってる・・・・。
「アマノ王女」
「だ、誰っ!!?」
いきなり、声がして、ベットから飛び上がってしまった。
・・・・・その声の主は腕を組んだレイチェルだった。
・・・なぜレイチェル?
メアイでは?
それに「自分から呼べ」って前会った時言ってたし。
「王様が罰ゲームで舞踏会の準備をしろと言っていますが」
「な、なんの罰ゲーム?」
・・・・私がなにか罰にするようなことはしてない。
それにゲームもしてないし。ガシスと。
レイチェルはそれを聞くと、面倒くさそうな顔をした。
「さあ?王様はジャンに学校辞めさせたとかなんとか言ってますけど・・・自己責任でしょ、それは」
レイチェルは「それは」と言った時に鼻で笑った。
・・・・・ざまあみろ
と言われたようでなんかイラつく・・・。
まあ、しょうがない。レイチェルが嫌いなのはあのワガママで自己中なアマノ王女の方なのだ。
・・・・私は関係ないはず。
・・・・・・・・・ん?
なんか私がジャンが学校辞めさせたみたいになってるけど?
それはあなたの方でしょ!!ガシス!!!!
・・・・・都合の悪いことは私になすりつけて・・・・・!
それも、親子そろって!!
もう、めちゃくしゃにしてやろうか、舞踏会。
「ええ、いいわよ。やってやるわよ」
私はつい、イラっとして部屋を出た。
それを見て、レイチェルは不思議そうに首を傾げた。
(あのアマノ、何に怒ってんの?)




