63 ベランダでお茶会?
「ええっと・・・・・なんでいるの?」
その質問には、誰も答えなかった。
「レルナ!あんたがここなら見つからないって言ってたじゃない!なのに、まんまと見つかってしまったじゃないの!!!」
代わりに張り上げた声でアマノ王女はレルナを叱りつけた。
「すみません・・・・」
レルナは、目に涙を浮かべていた。
・・・・かわいそう・・・。
っていうか・・・・なんでアマノ王女とオリコとレルナがここにいるの・・・・?
私はなぜだか、その部屋のベランダでお茶を飲まされることになった。
なんで?
というか、アマノ王女のバックの中にティーセットが入っている方が驚きなんだけど・・・。
「それで?なんであんたはここに来たの?」
いや、それを私は聞いてるんだけど・・・。
先に答えてほしいんだけど・・・・。
「へえ、答えないんだ」
そう言いながら、アマノ王女は湯呑に入ったお茶を飲み干した。
・・・・ここは湯呑なんだよね・・・。
ティーポット、スプーンときたら、ティーカップじゃないの、普通・・・。
アマノ王女は、二杯目のおかわりを入れて、またぐびぐび飲んだ。
・・・父に似て・・・。
私の目の前にアマノ王女は座っているから、すごく気になってしまう。
・・・・・もっとゆっくり飲むとかないの?
オリコは少しずつ飲み進めているし、レルナは遠慮して湯呑をじっと見つめている。
「無視するんだ」
アマノ王女はそう言いながら二杯目のお茶を飲み干した。
・・・・・喉乾いてるの?
「レルナちゃんを追ったらこうなっただけだよ」
・・・このまま、「○○するんだ、へえ」と冷たい目で見られるのは嫌だったので少し話すことにした。
それを聞くと、アマノ王女は「ほらやっぱり」という目でレルナを睨みつけた。
レルナは唇をかみしめて、うつむいてしまった。
・・・・かわいそう・・・。
「いいの、侍女だからレルナって呼び捨てにして」
・・・・レルナ本人が言うのはともかく・・・・
アマノ王女がそう言うこと言うのはちょっと・・・・。
侍女だから・・・って・・・すごい差別してない?
「それで?結局あなたたち、なんで来たの?・・・・・今までどこにいたの?」
私は改めて訊いた。
「「「・・・・・・・」」」
・・・・なんで私が訊くと黙るわけ・・・?




