ただの変態とただのツンデレ
「あー、かわいい!かわいいよぉー!うー抱き締めたい!」
「うっさい、死ね。変態。」
また始まった。
この無限に続くイチャイチャカップル戦。
女同士なのに、イチャイチャしやがって。
「なに?小島くん。羨ましそうな顔しちゃって。朱乃ちゃんが可愛いからって、嫉妬しないでよー。朱乃ちゃんはわたしのなんだから。」
「かわいくないわっ!しかも、ぼくはおまえのものでもないからな!勝手におまえのものにするな、変態!」
「もー、朱乃ちゃんはツンデレなんだからっ!そーゆうとこも大好き!ちゅっ。」
「ぼくはツンデレではない!投げキッスするな、こっちによるな獣。」
俺は小島亘。高校二年。ごく普通の男子。
そして、俺のすぐ目の前にいる朱乃に投げキッスをすごい連発している煩いのは、平井由実。
俺と同じ高校生二年の女子だ。
こいつはほんとに煩い。おかげで耳がきんきんする。
で、その隣で由実の投げキッスを全力で回避しているのは、小泉朱乃。
俺と同じ高校生二年。一応、自分のことを“ぼく”と言っているが、こいつは正真正銘の女子だ。
まあ、見た目も女子だからな。まあ、見ればわかるけど。
こいつらは俺の友達。
――――だと、いいがな。
友達って一緒にいるとこんなに疲れるものなんだってけ?
まあ、疲れる原因は由実の投げキッス攻撃の理由でもあるけれどその前にまず。
俺の周りの男子の目が痛い...。
この二人はよくモテる。
まあ、どっちも見た目可愛いからな。口を開くと残念だがな。
この二人は自分らがどれだけモテているのかを自覚してない。
俺の気を知らずにお前らはッ!!!!!
「どしたの?小島くん。...あ!わかった。朱乃ちゃんを拐おうと計画を...」
「なわけないだろ。なんでおれがそんなことしなくちゃならないんだ。そんなこと計画しているのお前だけじゃねーか。」
「あ、そうでしたー。」
由実の笑顔。みんなには可愛いと見えるのかも知れないがおれには朱乃を拐おうとする危ない少女の笑顔にしか見えなかった。
これを、読んでくださった方。こんばんは(*´-`*)ノ
初めましての方が多いと思います。
この物語?は私の部活の男子の先輩を女体化させた話になってます。
もう、毎日可愛いです。
あ、では、引き続き読んでくださると嬉しいです。
よろしくお願いします。