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変上の語り

その暗闇の中で

若さゆえの熱意…


若さゆえの純粋さ…


若さゆえの無知さ…


いつから私は無くしたのだろう…


きっと初めはあったハズ。


たぶん最初はあったハズ。


いったいどこに忘れて来たのだろう…


忘れて来た?


いや。置いて来たのかもしれない。


そうだ。わざと置いて来たんだった。


確かそうだった。


私は、この世の闇を見過ぎて、


いや、見過ぎたのではないのかもしれない。


それは…例えるなら


明るい場所から少しだけ暗い場所に入った時


その暗い場所にまだ瞳孔が慣れてなくて


まだ光の加減に慣れてなくて


より一層暗く感じただけなのかもしれない。


私はその時に置いて来た。


己の純粋さ。無知さ。そして熱意を。


何も取りに行く必要はないだろう。


別に必要なわけじゃない…


でも、もし必要になったら…


そうだな。熱意だけは作れそうだ。


あの頃の熱意とは違う。


素直で真っ白で美しい…


そんなあの頃の熱意とは違う。


愚かで真っ黒で小汚い…


残酷なまでに廃れ切った


そんな熱意だ。


何がどうであれ熱意は、きっと熱意だろう。


暗闇の中、灯るのは

己の中の黒く光る灯りだけ。

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