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DOG LIFE  作者: MIYABI
第1章 犬、始めました
3/21

Ep1-2 天使のような、悪魔のような

むむぅ、話を作るというのは難しいです。掘り下げて書こうとするとどんどん書きたいことが増えてしまいますね。なかなか本筋に入れません。

その分、少しでも主人公の気持ちや、状況をお伝えできていればいいのですが

 その姿をどう表現するのが正しいのだろうか?

 絹糸のように細く、そして癖のないまっすぐに長い金髪。滑らかで透き通るように白い肌。

 輝く紅い瞳は意志の強さを表すかのように、そして慈愛に満ち、穏やかで。

 美しい鼻筋、穏やかな弧を描く桜色をした唇。

 体形は下品にならない程度に凹凸があり、かつ絶妙のバランスを保っている。

 そして、その神性

 後光を背負うように

 美しく、かつしなやかな白い翼


 まさに、絵に描いたような天使だった

 -へぇ~-

 -こんな姿が君の趣味なのかい?-

 -君もなかなかやるじゃないか-

 -ただ、残念なことに僕には性別がないから欲情はしないでくれたまえよ?-


 正直、口さえ開かなければ、俺はこの目の前の存在に心酔していたことだろう。

 助かったような、がっかりなような


 -でも、やや露出が高めだね-

 -君もなかなか・・・・-


 いや~、やめて~~っ!!

 考えてみると、自分の趣味を暴露されているのと変わらないことに気が付き、もだえる。

 頭を抱えて転げまわりたい。が、相変わらず何かに縫いとめられたようにその場からうごくことができない。いつの間にか、ただ引っ張られるだけでなく、どこかを断続的に刺激されている。

 自分の体なのに覚えのない部分に感じる変な感触、背筋にぞわぞわと何とも言えない感じがこみ上げてくる。気になるが、とりあえず横に置いておく。

 気になることが山積みで、答えられそうな人物(?)が目の前にいて

 だけど、それに時間制限がないとは限らない。

 突然、目の前に現れた存在だ。いつ消えるとも限らない。

 本当の事を答えてもらえるとは限らないが、それを判断する材料がないため、考慮するのは意味がない。考えるだけ無駄だという事だ。

 そして、一番の問題は、何らかの代償を求められる可能性もある。

 求められる代償を払えるとは限らない。

 それをどうやって誤魔化すか。


 -良い心がけだね-

 -君のその心がけは大事にした方が良い-

 -無限に、かつ無償の善意なんてものを期待してはいけない-

 -とはいえ、今回に関しては君のその考えは杞憂だ-

 -そもそも今の時点で君に代償を求めても払えないのはわかりきっているしね-

 -僕が出てきたのはあくまで善意さ-


 声も出してないのに答える声

 考えていることが全て筒抜けというのはやりにくい。反面、説明する手間が省けるという点ではやりやすい。気にしたら負けかな?

 そうなると当然、湧き上がる疑問はその理由。

 無償の善意を否定するものが、無償の善意を行うのであれば、それはきっと無償ではない。

 善意を行うものに何らかのメリットがある?


 -くすくすくす-

 -少しは頭が回りだしたのかな?-

 -その考えは正解といってもいいかな-


 ならば、次に問うべきは当然「なぜ?」であろうか


 -一番の理由は、君がいきなり死にそうでつまらなかったからさ-

 -まあ、それよりもその質問よりも先に問うべきことがあると思うけど-

 -聞かないのかい?-

 -僕が誰なのかを-


 言われて気が付く。目の前の存在は、一体何なのだろう?

 正直に言うと、その美貌に負けてどうでもよくなってた部分もあると思う(健全だよね?)


 -やっすい子だね-

 -というか、意外に余裕があるのかい?-

 -まあ、そもそもこの姿自体が君の好みでもあるしね-

 -とちくるっても仕方ないか-


 飽きれたような、楽しむようなその声は、意外なことに、この会話を楽しんでいるようにも聞こえる。


 -まあいいや-

 -僕の事はそうだね・・・・・アザリーとでも呼んでくれたまえ-


 アザリー?

 名前じゃなくて、どういう存在かを教えてほしいかな?人間ではないし、正直、見た目は天使のようで天使ではない、だけど少しだけ天使、なのだろうか?


 -ちがうよ?-


 じゃあ、悪魔?


 -極端だね、君は-

 -まあ、正解のようで正解ではないというところかな?-

 -僕は、あくまで力の塊-

 -古代の人間が神とも魔とも呼んだ存在-

 -どちらでもあり、どちらでもないのさ-


 なるほど、テンプレだねっ!!


 -テンプレって、君-

 -まあ、僕のことについてはその認識でいいよ-

 -それよりも、助けた理由はさっき言った通りさ-

 -なにぶん、何千年という時間の中で久しぶりに出た、(ケイジ)の外へ出る可能性のある魂を失うのが惜しかったからね-


 (ケイジ)


 -そう、(ケイジ)-

 -まあ、それについてはおいおいわかってくるよ-

 -僕としては、君の魂がそのまま鍛えられる方が都合がいいってわけさ-

 -君が生きるために四苦八苦する姿を期待していたんだよ-


 -暇だからね-


 おいっ!?


 -くすくすくす-

 -無償の善意ってものはそんなものさ-

 -それよりも、どんどん行こうか-

 -時間は無限じゃないからね-

 -何が知りたい?-


 くそぅ。悔しいが、あくまでこれは相手の善意によるものではある。相手にメリットがある、と言われればそれ以上は追及しづらい。何せ、デメリットがあるのであれば、どんな偽の情報をつかまされるかわからないからである。


 現在の俺には分からないことばかり。

 情報がいかに大切(命綱である)か。

 そして、その情報(命綱)を握る存在が気まぐれを起こさないとも限らない。起こす前に可能な限りの情報を引き出すことが必須である。気になることは気になるが、生きていく上で必要な情報とも思えない。故に、あまり突っ込んで相手の気分を害するのも下策だろう。


 話したがらない部分に関してはあまり追及しない方針でいこう。


 続けて自分にできることを考える。

 あくまでただの学生であった自分に、特別な知識があるわけはない。

 無論、特別な力もない。

 できることは思考すること。情報を収集、考え、最善のルートを見つけること。

 そう、テストの問題を解く上でも同じことだ。わからない問題があったら諦めるのではなく、問題から情報を収集、そして今まで得た知識の中で利用できる部分がないかを思考する。

 どんな問題であれ、どんな学問であれ、それぞれが独立して存在しているのではなく、微妙に重なり合う部分があること。応用できることを学んできたのだから。

 ならばやることは、早い段階でなるだけ広範囲に情報を引出し、重要そうな情報をさらに突っ込んで聞くことだろうか?

 知りたいこと、となるとまず思い浮かぶことはこれだろう。


 俺の人間の記憶は本物なのか?

 俺は転生したのか?


 重要ではなさそうで、重要な話。

 自分が自分であることの証明。

 忘れていても、問題を先送りにしても、いずれ自分を苛む話。ならば確実に答えが出る今、この時に解決しておくべき問題。


 アザリーは少し人の悪い顔をして答える。


 -転生したわけじゃないさ-

さらに長くなりそうなので、この時点で登校しました。次回、早めに投稿できるように努力します。次回こそは世界についての説明をorz

ある程度、世界観について説明してから少しづつ話を広げていく予定です。


11/9 少々、文章を修正、追加しています。

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