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生徒会長探偵の事件簿  作者: 諸井 雷
1/1

成り行き編

初投稿作品なのでかなり読みにくいかと思いますが、よろしければご覧ください。


現在、午前6時。


7時に学校に着くには充分、いや、充分すぎる程の時間だ。


そもそも学校の始業時刻は8時半。


なぜ俺が7時に行くのか。


それは俺が学校で、朝食を食べるためでも、

よもや、宿題を済ませるためではあるまい。



鍵を開けるためだ。


7時半から朝練のある部活はざらにある。


その部屋の鍵が開いてなければ話にならない。


クラスの教室以外の部屋の鍵を開ける。



なかなか気にいっている、俺だけの仕事だ。


そう、生徒会長である、自分だけのね。




俺の名前は、里内 隼太郎(さとうち しゅんたろう)。


高校2年で、秋岬学園の生徒会長。


秋岬学園は、中高一貫のまあまあ有名な、都内の外れにある学校だ。



そんな学校の生徒会長業務に徹する俺は新しい肩書きを持つことになるとは、今は夢にも思っていなかった。





6時15分に家を出ると6時50分には学校に着く。


それから10分前後、学校の前でたむろする。


7時になって学校の門が開くと、職員室に鍵を取りに行く。


次に、生徒会室の前の植え込みをほじくり返す。


植え込みの中に生徒会室の鍵が埋めてある。


もちろん、俺しか知らない隠し場所。


職員室から借りた鍵で、生徒会室や、各クラスの教室のある西棟、音楽室や美術室、書道室のある東棟、最後に体育館のある南棟の鍵を開ければ第1の任務完了。


学校の門の前でたむろ、その時間で脳内シュミレーションするのも日課。


つまり、脳内シュミレーションをしているということは、今はたむろしている時間だ。



学校の門が開いた。


いつも通り、職員室へ直行する。


生徒会長の5-c里内です、各教室の鍵を貸してください、

と言って借りる。



まずは生徒会室の鍵を開ける。



事件は起きたーーというより

起きていたーーーー

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