表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
19/25

糸川雅人が投稿した動画 #7

投稿日時:2018/1/10

投稿者:糸川雅人

備考:動画ファイルを不可思議紗奈が文字起こししたもの。


 ごつっ、ごつっ、闇の中異様な音が響いていた。布団が擦れる音が溶けるように映像に染み込み、それからカメラの視点が高くなった。ライトがつく。ベッドには誰もいない。息を呑む音が鼓膜に触れる。どうやらカメラを回しているのは雅人のようだ。


 ドアノブに手が添えられる。ぎっ、と扉が開く。開いた先はリビングだった。ごつっ、ごつっ、まだ鳴ってる。映像は更にリビングを抜け、廊下へと通じる扉を映し出した。ドアが開く。瞬間、カメラが地面に吸い込まれるように落下した。強烈な画面揺れがあり、それから廊下を駆けてく雅人が映った。玄関には莉子がいた。その扉に、何度も何度も頭を打ちつけている。雅人が羽交い締めにするようにしてそれを止める。二人の切り裂くような声が廊下に響いていた。


「なにしてんだお前っ」

「がたし、だっ、わたしをあそこに連れって。頭から離れない。離れないの」


 莉子の額は青く変色し、所々から血が滲んでいた。


「何度でも、何度でもやってやる。わたしを、あそこに連れていくまで何度でも。だから連れてけええええっあぁあ、いっ、んぐ、はやっく、はや……く。いあぁぁぁ、ああっぁぁぁ」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ