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会議後のまたその後4

その後庭園休憩場所に座り、

そっと抱きしめてあげた。

話をしていると、

なんだが無理して笑って、話をしているように見えて、切ない気持ちになったからだ。


1人で泣かずに、誰かの前で泣くと、とてもスッキリしますよ。


つい言ってしまった。

私の言葉に、

姫様は、

声を出して泣いてくれた。

いつも1人で泣いていたんだろう。

泣きながら、

お母様に幻滅して欲しくない、

とか、

お兄様のようになりたい、

とか、

私は王女として相応しくなりたい、

とか、

まるで、

ご自分の言葉はなく、誰かに言わされているような必死さが伝わり、あまりいい気分ではなかった。

姫様が言っている内容も、イザベリ様の言っていた内容も間違っては無い。

お互い必死なのかもしれない。

全ては

王妃様の為、

なのだろう。

立場が違えば、考え方も違うし、

人が違えば、言い方も違う。

でも、姫様はまだ17歳。子供だ。

人間としては出来上がっていない、未熟な果実。

その果実は、どのように手をかけるによって出来上がりが違う。

過保護と厳しさは、紙一重。

その一瞬で、

稀有な果物になるか、

腐った果物になるか、

本当に僅かな差、だ。

無責任かもしれないが、私にはこれ以上どうしようもない。この方々は雲の上の方であり、これ以上か関わる事はないだろう。

これから私は社交界から排除される予定だから、仕方ないし、

自分が1番可愛い。

悪いけど、これ以上もう上級貴族と関わりたくない。

そう思うと、せめて今だけは、と姫様の背中を優しくさすってあげた。

ひとしきり泣くと、鼻声で腫れ上がった瞳ながらも、ありがとうございます、と清々しお顔で言って下さった言葉は、紛れもなく姫様の言葉だとわかりなんだがほっとした。

その後は、挨拶し別れた。

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