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実録!マルルと眷属達2

 今回もマルルの眷属の紹介です。

●ラムラス

 ランガスタ伯爵家の次女で、クリーセェ第3王女の側近にして友人。

 父より厳しく育てられた結果、ひとかどの武人として育った。

事実、剣の腕は騎士学校時代にはもう、国内でも屈指のものであったようだ。

 

 ただ、実際には甘い食べ物や可愛い物が好きだという、少女らしい部分も残している。

 が、既に成人している為、本人はそれを隠しているつもりだった……のだが、周囲の人間にはバレているという、脇の甘い面も目立つ。


 クリーセェの敵対派閥である第2王子派に拉致された際に、心身共に大きな傷を受けるが、そのどん底の状態から自身を救い出してくれたマルルに大きな恩義を感じ、主君として忠誠を誓うようになった。

 が、マルルの意向でクリーセェの側近も、掛け持ちしている。


 幼い頃に母を亡くし、母親からの愛情には飢えていた為、母性を感じたマルルに甘えることが大好き。




●カプリファス

 上位竜族にして竜神の末裔である為、実は魔族(知性を持つ魔物の総称)の中でも屈指のエリート一家の出身。

 事実、何代か前には魔王も輩出しており、彼女自身も魔王の後継者として指名を受けていたが、ダラダラと食っちゃ寝する生活が好きな為に拒否している。

 ただ、マルルの為ならば文句を言わずによく働く……が、マルルも彼女があまりにも便利な存在である為、少し自重するようになった。


 人間に対してはさほど興味を持っておらず、基本的には尊大な態度で接するのだが、マルルに注意された結果、ある程度はフレンドリーに接することを心がけている。

 それでも本心では人間を下に見ている部分があり、それが故に人間が大勢いる場所は鬱陶しくて嫌いらしい。


 ギフト『神獣』を授かったことで、彼女も先祖と同様に「竜神」を名乗っても良くなっており、実質的には既に魔王と同等の存在であると言える。

 ちなみにギフトの効果は、邪悪な属性に対する耐性と攻撃力の増加。


 


●キララ

 キラの巣から巣立った新たな女王候補。

 マルルの為に特別に育てられた個体である為、成虫になった時点で既にキラの全能力を受け継ぎ、一部では上回っている。

 現在はレベルアップによって更に強化されているので、事実上世界最強のキラービーと言えるだろう。


 なお、生まれたばかりである為、まだ幼児程度の知能しか持たないが、現状でも既に巣を作って産卵する能力は有している。

 ただ、マルルと一緒にいる為に、本人は巣に引きこもるつもりは無いようだ。


 授かったギフト『聖蟲』は、『聖獣』と同様に魔法などのサポート効果があるらしい。


 


●ジュリエット

 ソイゲント男爵の長女で、金髪ドリル。

 基本的には善人ではあるのだが、少々我が儘な部分があり、自由気ままに行動することが多い為、他人から誤解されることも多い。

 故にマルルと出会わなかったら、「悪役令嬢」という未来も有り得たかもしれない。

 

 ただ、現在はマルルによりクリーセェの補佐という重要な役割を与えられており、その責任感から態度を改め、政治の世界でギフト『女帝』の力を遺憾なく発揮している。

 この『女帝』は、派閥を形成しやすくなったり、彼女が振るう権力が効果的に働きやすくなったりするという効果があるという。 




●エレン

 ジュリエットの従者であり、幼馴染み。

 母がジュリエットの乳母をしていた関係で、兄妹同然に育ってきたが、身分差の所為もあり、いずれは引き離される運命だった。


 せめてジュリエットの傍にいられるようにと、護衛の騎士を目指すが、残念ながら才能は無く、授かったギフトも『執事の鑑』という、本人が望まないものだった。

 それでもジュリエットからは一応気に懸けられていた為、男爵からは可愛い一人娘にたかる虫として目障りに思われていたようだ。

 その所為で、マルル討伐という無茶ぶりを押しつけられ、返り討ちにあった彼は女体化させられた上に、吸血鬼にまでされてしまう。

 

 だが、結果的にはそれがジュリエットの興味を引き、より親しい関係になっていくことに。

 また、授かったギフト『執事の鑑』も、政治の中枢で働くジュリエットの助けになっている。

 



●アイーシャ

 ギフト『聖女』を授かったことで、教団からもそのまま「聖女」に任命されることとなった。

 聖職者としての能力は非常に高く、教団も彼女のことを重要視している為、それなりに権力も持っている。

 更にマルルの眷属となったことで能力も伸び、魔王候補との戦いにも貢献した彼女は、今や教団内に逆らえる者はいなくなったと言える。

 いずれは教団の、実質的なトップになるのかもしれない。


 そんな彼女ではあるが、その本性は変態。

 幼い頃から教団に所属し、禁欲的な生活を続けてきた反動で、性的なことに目覚めてからは完全に暴走気味であり、マルルが相手をしなければ、他の者にも相手を求めそうな勢いだ。

 娼婦の方が適性があったのではないかという、説すらある。

 決して野放しにしてはいけない。


 


●クレセンタ(クレア)

 トガタン王国第2王女。

 兄の第2王子に拉致された結果死亡し、幽霊となってマルルの前に現れる。

 その後、レベルアップを経て精霊となり、身体を取り戻した現在はアークリッチとなって、身分を偽り王家に仕える侍女として生活をしている。


 元々気が弱い性格で、王族には向いていない。

 授かったギフトも『慈愛』であり、他者の救済に役立つ物であったことから、教団へと出家していれば、聖人となった可能性もある。

 そんな訳であまり戦闘向きの性格ではないが、マルルが王都に残してきた眷属の中ではおそらく最強の存在だろう。

 



●ナスタージャ

 トガタン国王の正妃。

 第1・第3王子の実母であるが、現在は第4王女ミーヤレスタの養母でもある。

 顔付きは少々険しく、それ故にクレセンタ達から恐れられていたが、実際には心優しい性格だ。

 ただ、王妃という役割を演じる為に、高圧的な態度をとり続けた結果、それが顔から抜けなくなったらしい。


 なお、作中では公開されていないが、授かっているギフトは『手芸名人』であり、王妃としては特に役立つ物ではない。

 むしろ王族として役立つギフトを持たないことは、大きなハンデだとも言えるが、それを努力で補っている面がある。


 ちなみに声のイメージは榊原良子。



●ミーヤレスタ

 トガタン王国第4王女。

 第2王女クレセンタの実妹。

 まだ幼いが故にギフトを持たないが、マルルがアイーシャよりコピーした「啓示」を使えば、実はいつでもギフトを授かることは可能。

 ギフトを授かる年齢の「12歳」は、あくまで教団が決めた年齢に過ぎない。

 いつも応援ありがとうございます。

 次回から新章に入ります。

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