29 戦い終わって
時間が足りなかったので、内容は薄めです。
ふぅ……レイスは消滅した。
それはレイスを倒した瞬間、レベルが大幅に上がったことからも間違いないだろう。
それにしてもさすがは魔王候補。
膨大な「吸収値」が獲得できたようで、一気に10レベル近く……森における不死の軍団との戦いを含めると、それ以上も上昇したぞ。
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・マルル 12歳 女 LV・67
・職業 女神の使徒
・生命力 444/444
・魔 力 448/448
・ 力 268
・耐 久 303
・知 力 405
・体 力 281
・速 度 301
・器 用 248
・ 運 268
・ギフト 百合
・スキル(個数制限解除)
身体強化
完全隠蔽
万能耐性
流し斬り
空間収納
眷属強化
万能感知
無限再生
魔力循環
視覚共有
自然支配
自由飛行
猛毒生成
見 切 り
極 寒
魔力障壁
転 移
火 炎 息
守りの風
雷
女 体 化
快癒の風
眷属召喚
下 賜
暗黒闘気
大 浄 化
聖 光
直 感
属性付与
吸 収
聖 域
物理耐性
宮廷作法
即死突き
投 擲
操 糸
嵐
大 防 御
暗 視
衝 撃 波
解 毒
癒やし大
天 啓
眷属の力
以下略
親密度 アルル 100%
クルル 100%
カトラ 100%
エルシィ 100%
ラムラス 100%
カプリファス100%
キララ 100%
クレセンタ 100%
ナスタージャ89%
ミーヤレスタ78%
クリーセェ 68%
従属度 ラヴェンダ 100%
ティティ 100%
アイーシャ 100%
ジュリエット100%
エレン 100%
以下略
同盟度 キ ラ 100%
ケヴィン 100%
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もうすぐ70レベル……。
それでもカプリちゃんと比べれば、数値は低いなぁ。
確実に同じレベルになっても、追いつけないね。
ただ、スキルの数は圧倒的だ。
しかも今回のレベルアップで、「個数制限解除」となったので、1度に使えるスキルの上限が無くなった。
まあ、相変わらず使わないスキルもあるので、それは今まで通り「以下略」のフォルダーに格納しておくか。
そして暇を見つけて、効果が似ている物を統合し、新しいスキルにしておこう。
特に攻撃魔法の大半は、もう「自然支配」だけで同様の効果を発揮できるから、こっちに統合しちゃっても問題無さそうだ。
あと、「眷属の力」ってスキルが増えている。
なんだろ、これ……?
名前からして、「眷属強化」の逆バージョンで、眷属の力を借りる……?
一時的に眷属のステータスを、私のに上乗せできるってことなのだろうか?
だとしたらカプリちゃん並みの能力を、私も発揮することができる?
それどころか、複数人の眷属の力を同時に借りることができるのなら、カプリちゃんよりも強くなれるかも……。
いや……そうだとしても、私の身体が耐えられるとは思えないな……。
少しずつ検証していこう。
さあ、みんなのところへ戻るか。
「ご主人──!!」
「おー、よしよしよし。
みんなのおかげで、無事に終わったよー」
転移で謁見の間(ほぼ廃墟)に戻ると、ラヴェンダが飛びついてきた。
いつものことなのでモフっておく。
ラムちゃんやアイーシャさんがちょっと羨ましそうにしていたが、さすがに人前では自重しているようだ。
「我もお願いしまーす!」
「わっ、カプリちゃん!?
もう戻ってきてたんだ?」
「ちょっと前から見てましたよー!
素晴らしいショーでしたー!」
ああ……見守ってくれていたのか。
手を貸す必要が無いと、あえて参戦しなかったということは、私達の力を信頼してくれていたのかな?
負けるはずがない──って。
でも、カプリちゃんの存在には気付けなかった私も、まだまだだなぁ……。
もしかしたら「直感」や「霊感」のスキルを鍛えれば、感知できるようになるのかもしれないけど、必要以上に見たく無いものまで見えるようになりそうだからやめておくか……。
で、ラヴェンダやカプリちゃんとじゃれ合っていると、クリーセェ様が歩み寄ってくる。
「マルル殿、ありがとうなのじゃ。
これで国の危機も去ったし……姉上達の仇も討てたのじゃ」
と、頭を下げるクリーセェ様。
そしてクレセンタ様も頭を下げる。
そうか……仇か。
クレセンタ様はまだ存在しているけど、もう死んでいることには変わりが無いからなぁ……。
「頭を上げてください。
私は私の都合で、やっただけですから。
それよりも、これからはクリーセェ様の方が大変でしょ?
ジュリエットとエレンを貸しますので、頑張ってくださいね」
これからレイスや第2王子と第2王女の派閥がやらかしたことの後始末で、王家は大揺れとなるだろう。
まあ、王位の継承問題は、生き残った王子と王女の最年長がクリーセェ様なので、もう決着したようなものだけど、この後始末が終わらなければ、継承の方は進められないだろうね……。
いずれにしても、政治の話に私は関わるつもりが無いし、関わりたくも無い。
だから人員は貸すけど、協力できるのはそこまでだ。
あくまで私のできることって、基本的には戦いだけなんだよね……。
「確かに大変じゃろうが……。
おぬしも他人事じゃと思ったら困るのぉ……」
「え……?」
私達、まだなんかやらなきゃならないの……?
いつも応援ありがとうございます。




