あなたの近くに
僕は歩く。人の間を紡ぐように。
花束を持って向かった先は愛しい愛しいあの子の所。
足早に、その場所へ向かった僕は花束を捧げる。
そこで見せた表情は僕の想像を越して美しかった。
「ありがとう。ありがとう。」
何度もそう繰り返す愛しい子。
僕はこの子を。
私は歩く。人の間を虐げるように。
まずはホームセンターに寄る。
きっとこれが良いだろう、と考えながら買い込んでいく。
足早に帰路へつく私の視線の先には、あの人が。
私はホームセンターで買ったバールを手に取る。
布の中に沢山入っていた鋭利なものは、私に向けられる。
私の反応を見て恍惚とした表情を取る男。
「やめて。やめて。」
何度もそう繰り返す。
私は男を。
愛してる(憎んでいる)