親友との初めての喧嘩
最初は1ヶ月おきに1話投稿するのが目標でしたが、内容を考えるのに時間がかかって結局2ヶ月かかってしまいました、改めてプロのラノベ作家の方々の凄さを感じております
夜
「ねえ、」
『何でしょう、アリス様』
「私の前世ってほんとにアーサー王なの?」
『はい』
「うーん、イマイチぴんとこないな〜」
金色に輝く長髪を無防備に投げ出して自室にあるベットのうえに座りながらアリスは碧色に光る石と話していた
『アリス様くれぐれもお出かけの時は私をお忘れなく』
「うん、わかってる」
「それじゃあ私明日学校だから寝るね」
『はい、おやすみなさい』
朝
教室
「おはよー」
「あ、アリスおはよ」
「ねぇねぇアリスー放課後出かけない?」
長い黒髪が美しい少女とショートカットの茶髪の少女が話しかけてきた、クラスメイトの美雪と咲だ
「う〜ん、どうしよ」
「まぁ、考えといてよ」
「うん、分かった」
「アリス、アリス〜」
「ん、何?ヨウシン」
長い黒髪を後ろで結び琥珀色の瞳を輝かせた少女、アリスの親友陽神だ
「今日どこ行く?」
「え?」
「えって、1週間前から約束してたじゃん」
「え、そうだっけ?」
「忘れてたの?」
「うん」
「もう、どこに行くか決めといてって言っておいたのに」
「ごめん」
「じゃあ、もういつもの商店街でいいね?」
「うん」
「じゃあ放課後」
放課後
「アリス〜、でどうする?」
「あ〜、ごめん咲私今日ヨウシンと約束があったの、美雪にも伝えといて」
「オッケー、また今度ね」
「ヨーウシン」
「あ、アリス」
「じゃあ行こっか」
「うん」
「所でアリス、もう決めた?」
「え、何が?」
突然の質問に?を浮かべる
「進路」
「あ〜、まだかな〜」
「ヨウシンは?」
「私は・・・医者になりたいの」
「へ〜、以外!ヨウシンならスポーツ選手って言うかと思った」
「行きたい高校ももう決まってるから」
「そっか、結構かんがえてるんだね」
中1の頃から進路を決めてる人は大体成功する自分がどうするべきかが明確に分かるからだ
「私の弟、病気で昔から歩けないの」
「・・・」
「病院の先生には今の医学じゃどうしようもありませんって言われた」
「だから、私が医者になって弟を治すの!」
「そっか・・・頑張って!」
「うん」
「きゃっ」
小石に躓いたようだ、気づけば地面に横たわっていた
「大丈夫?アリス」
「う、うん。平気」
転けた弾みで鞄の中身が散乱していた
それをヨウシンも拾ってくれる
「・・・・・・ッ!?」
陽神は碧色の石を見た途端に固まった
「どうしたの?ヨウシン」
「な・・んで」
「え?」
「何でなの!?何でアリスが!」
そう言って陽神は距離をとる
「何なの!?ヨウシン!!」
陽神の身体を光が覆う
「まさか・・・ヨウシンも選ばれし者!?」
「そう、私は太陽の神、ラー」
「ラー」
陽神が右手に持った杖を天に掲げるとその先端に光が集まっていく
「太陽光線!」
「クッ!」
咄嗟に右に飛んで避ける
ギリギリの所で何とか回避する
そしてアリスも武装する
「何で、私たちが戦わなきゃいけないの!?」
「それは、私たちが選ばれし者だから!」
「なら、あなたは何で戦うの?」
「弟の為」
「・・・」
息を呑む
「ごめんアリス、弟の為に死んで!」
もう1度放たれた光を微動だにせず受ける
「ありがうアリス、弟の・・・為だから!」
もう1度光が放たれる
それを右手に握った剣を両手に持ち直し振りかざし一刀両断する
「何で!?」
「何でかって?」
「ふざけるな!」
「・・・ッ」
「あんた弟の病気は治らないって思ってるでしょ」
「そんなこと」
「あるよ!!」
「あんたは願いの権利で弟を治そうとしてる、それはあんたが弟の病気は治らないって諦めてる証拠よ!あんたの弟をあんたが治すんじゃないの!?」
「だったら、願いなんかに頼るな!」
「・・・」
「確かにそうだ!私が間違ってた」
「だけど、アリスとの初めての喧嘩、絶対に負けない!」
「私も・・・負けない!!」
陽神が杖を掲げ光を集める
さっきよりも大きい、避けられない・・・なら!!
「最大出力、太陽光線!!」
「聖剣よ・・・」
そう唱えると剣が光を放ち始める
「汝の力を持って主の敵を討て」
「聖なる剣!!」
剣を振ると光が真っ直ぐに放たれる
光と光がぶつかり衝撃が周囲を包む
「くっ」
「ぐっ」
光がぶつかり合う所で弾けて2人を吹き飛ばす。アリスは地面に着地したが陽神は地面に身体を叩きつけた
陽神が立ち上がると何かが陽神に向かって飛んできた
ドン
「何!?」
話がまとまんねぇぇぇぇ
そんなことを思いながらこの話を考えていました。
期限を守って小説を書くことの難しさを改めて実感致しました、ぱっと考えただけでは内容がとても薄くなってしまうそれを考えるとプロのラノベ作家の方々はとても大変な仕事をしているのがよく分かります。
最後になりますがこの作品を気に入って下さる方々がいるなら幸いです
これからもよろしくお願い致します