表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/4

前世は騎士王!?

「騎士王ーーーーーー!」

「っく!」

ギンッ

剣と刀がぶつかり合って鈍い音がする


何故一般的な中学の女子中学生の私が戦っているのかと言うと



「ふんふんふーん」

上機嫌に鼻歌を歌って学校への道を歩いていた

コッ

「ん?なんだろこれ」

下を見ると綺麗な緑色をした石が落ちていた石を手に取る

「あっ、学校遅刻しちゃう」


授業中


『うーん、この石持って来ちゃった』

「りすさん...アリスさん!」

「は、はい」

「教科書の3行目を読んで下さい」

「え〜・・・・」


放課後


スタ スタ

学校からの帰り道を歩いていると

『危ないッ』

「え!?」

振り返ると同い年位の男の子が刀を構えていた

ビュッ

とっさにしゃがんで避けた

「だっ誰!何をするの!」

「俺は宮路元信(みやじもとのぶ)前世は宮本武蔵だ」

「前世?あなたは何を」

『アリス様』

「え、誰?」

『私は武具石』

朝拾った石が鞄から出てきて目の前で浮いている

「武具石?」

『今は詳しい説明は省きます、まずは彼を倒しましょう』

「え、倒す?」

石が光って黄金の剣へと形を変えて行く

『さあ、私を手に』

「え?」

そうこうしている間に彼は刀を構え直している

「えーいどうにでもなれー」

やけくそで剣を手に取ると体がひかりだし黄金の鎧が現れる

「なにこれー、これじゃあ戦うも何も重くてってえ?」

「体が軽い」

『あなたの前世はかの有名な騎士王・・アーサー王です』

「アーサー王?私が?」

『はい、今のあなたならば鎧を着ていても自由に動けます』

「ヘー、アーサー王なんだ。だけど負ける気は無い!」

宮路は刀を体の前に構え振り上げる

「行くぞ、騎士王ーーーーーーーー」


そして今に至る


ぶつかり合った刀と剣がお互いに弾かれる

「かぁぁぁぁぁ!」

「やぁぁぁぁぁ!」

お互いに弾かれた武器を無理矢理軌道に戻し再びぶつけ合う

今回は弾かれず鍔迫り合いになる

「クッ!」

「ウッ!」

ギリギリとお互いの武器から音がする

「何でこんな事するの?」

「何だ武具石から聞いてないのか?全ての敵を倒し生き残った者はどんな願いも叶う」

「・・・そんな事の為に!」

キンッ

お互いに飛んで距離を取る

剣を右に構えて宮路に向かって走る

「やぁぁぁぁぁ!」

構えた剣を右から左にはらう

「フッ!」

宮路は左に構えて防御する

パキンッ

甲高い音がして宮路の刀が折れるというか切れる

『今です』

「はぁぁぁぁ!」

左から右に刀を振る

「ガッ!」

「ハァ、ハァ、え?」

目の前には血を流して倒れる宮路の姿があった

「し、死んでる!?」

『落ち着いて下さいアリスさま、あれを見てください』

「え?」

宮地の傍に緑色をした石が落ちていた

「あれはあの人の武具石?」

『そうです』

パキッ

武具石が割れて宮路の傷が癒えていく

「どういう事?」

『負けた人の武具石は割れて負けた人の傷を癒して消えます。しかし、逆に負けてない場合は疲労として身体に残ります』

「何でこんな事に」

『さっき宮路さまが仰っていたように全ての敵を倒したあかつきにはどんな願いでも1つ叶える事が出来ます、それを目的に選ばれし者達は敵を見つけては戦うのです』

「選ばれし者達って言うのは?」

『前世で大きな功績を残したものもしくは伝説になった者です』

「伝説」






評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ