顧問っ!
新入部員も増え、娯楽部創設も近づいてきた。今は...5人か、部員は足りた。あと一つ問題が
「顧問は居るの?」
「え、こもん?」
「...何その初めて聞いたって感じ」
バンビに突っ込まれる。...いや頭の片隅にはあった。ちゃんと考えていた。
そう、顧問が居ない。部活には顧問が必要不可欠だ。
「えぇ〜でもアテがないっしょ...」
「...ホントよく手ぶらで部活を作ろうと思ったね」
うっ...その言葉は胸に刺さるよ...!痛い!
「なって欲しい人もいないん?」
とアンジュが。そーいえばアンジュは方言が目立つようになった。何処だったっけ四国の...忘れた。ごめんなさい。
「ムム前言ってなかった?顧問になって欲しい人がいるって...」
「...あっ!いる!綺麗な人が!」
「は!?綺麗な人!?」
私は職員室にむかった。
「ちょっと言ってくるっしょ!」
「いってらっしゃーい。...さてと私達はお茶にしよう?」
「うん!」
「うん...」
***
「リリ先生!」
「うん?なに?ムム」
サラサラな黒髪をたなびかせ先生は振り向いた。それと同時に甘くてエロっい匂いが...!!
「えっとむむが創る部活の顧問になって欲しいっしょ!」
「えっ?...いいけど...」
ええっ!?軽っ!この学校って軽い人多いね!?結構大きい決断だよ!?
「ほっ本当に...?」
「うっうん...」
「わああ!ありがとうっしょ!!それでは早速部室に...」
というと先生は首を横に振った。
「その前にちょっと行かなければ駄目な所があるの...。その後に行くね!」
「...はいっ!」
やったすんなり決まった!これで部活が作れる!
「ねぇ、着々と集まってきてるけど...いいの?」
私は目の前にいる小さな男に問いかける。すると男はニコッと笑った。そしてバラの花をグシャグシャにして外に投げた。
「いいんだ、あとでこの花みたいにグシャグシャに潰せばいいから...」
「...うん...」
私は頷くしか無かった。
「やった!顧問出来たっしょ!」
「えっ速!?なにしたの!?賄賂!?」
「そんな事するわけないっしょ!?」
「えームムならやりかねないよ」
「ジュリもそう思う」
私の扱いがひどいことになってる!?