罪悪感
エリア51
秘密核施設
ニューヨークの惨劇から3時間後:
科学者たちが慌ただしく行き交い、次なる任務や作戦の研究に没頭していた。その一角、新型核爆弾「バッド・ボーイ」の設計図のすぐ隣に、チャールズ・オッペンハイマーが座っていた。彼は深い罪悪感に苛まれていた。最後に見たマスムの姿……自分たちを深く信頼していた彼を、裏切り、踏みにじった記憶。それらが走馬灯のようにチャールズの脳裏をよぎる。
突然、誰かが彼の肩に手を置き、力強く握りしめた。司令官だった。司令官は案ずるような口調でチャールズに問いかけた。「チャールズ君、大丈夫か……。何か悩み事でもあるのかね?」
チャールズは震えるような、消え入りそうな声で答えた。「……今さら、何を言えばいいんです?」彼は、何百トンもの岩に押し潰されているかのように額に手を当てた。「あんなことをしておいて……私たちがこの瞬間を謳歌できると本当に思っているのですか?」
司令官は彼の肩をさらに強く掴んだ。「君の痛みも、感じている罪悪感もわかっている。我々がマスムにした仕打ちを考えれば……彼の魂も我々を許しはしないだろう。だが、それでも彼が安らかに眠ることを私は祈っている」司令官は手を離した。「だが、彼の犠牲は無駄ではなかった。見てみろ……我々は今や核の超大国だ。もはや、どの国も我々に手を出すことなどできん」
チャールズは司令官を見上げ、問い返した。「最高権力を手に入れれば、過去に犯したすべての罪が焼き尽くされるとでも? 我々の傲慢さゆえに命を落とした者たちの叫びを、それで止められると本気で思っているのですか?」
司令官の体が強張った。彼は答えなかった。彼自身もまた、自分たちが実際に何をしでかしたのかを悟ったかのようだった。
その時――。
「長官! 長官! ニューヨークで何かが起きました! 信じられない光景です!」
一人の科学者が、息を切らし、今見た光景に凍りついたような表情で駆け込んできた。




