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 投身自○が有る予定だ、とか言いつつ、特に何も無かったのですが、……代わりに撮り鉄に盗撮されました。取り敢えず警備員に突き出した後、何故かムラムラしてきた為、カメラで何かされたと判断し、カメラを破壊して一度帰る事にします。

〔……いきなりどうした?〕

「……何か性欲がいきなり湧いてきて……」

〔……何を言い出すよ、何を〕

ーーーーー

セルフ自粛文章カット

ーーーーー

暫く楽しんだ後、

〔主殿がこう言う方だったとは〕

「……うるさいですね、何時もは流石に此処までじゃ無いのですよ。何かあのカメラに撮られてから可笑しく成っただけで」

〔……露出狂と言う事か?〕

「さっきのカメラは押収しているから見てよ、これ」

〔……確かに魔法的な力が有る様だが、……たぶんこれ撮り鉄が電車撮る為に造った奴で、ノイズやゴミとかを取り除くとかの効果で、転じて理性が取られたか?〕

「まあ、魔法のせいだから、いつもこうだとは思わない事」

〔……はいはい、そうであるか。我が最初に思って居たのとなんか違うで有るな〕

「……魔法の作用って言って居るでしょうが」

〔……そう言う事にしておこうかの。さて、仕事に戻ろうか〕

「はーい、まあ、楽な仕事なのだけどね」

其処にスプリンガーさんが来ました。

「あのさぁ、手前、いきなりおっぱじめるとか、人払いやらされる此方の身にも成ってくれよ。あんた一応命狙われている立場だって解って居るのか?」

「それは、まあ、一応」

「……今後は無しにしろ。解った?」

「……はーい」

「……はぁ……無意味なエロイベント挿入とか洋画のド直球の死亡フラグなのだから真面目に止めろ、洒落に成らんから」

「解りましたって」

〔……我らは監視されて居た訳か〕

「そりゃそうだろ、そこのネイトは一応沢山他所に恨みを買っているのだからさ」

〔……ならそもそも行為自体を止めなくて良かったのか?〕

「……俺が止めたらネイトの認識からすれば過去のネタと合わさってキメェよ、実際」

〔……汝がそれで良いなら良いが〕

「……良くは無いが止めたらネイトの俺に対する嫌悪感が更に増すだけだし」

〔……〕

「……スプリンガーさん、ちょっと色々とはっきりさせた方が良さそうですね」

「いや、良いさ、手前は好きにやれ。それを気にするなら最初からやって無い」

〔……昔、何が有った?〕

「言わん。只まあ、君がネイトとやろうが気にしない、と、しないと成らない程度の事だよ」

〔……ネイト、情報を把握出来るのだよな、確認しろ〕

「……ちょっと待ってくださいね。……は? いや、は? 何これ」

「だろ?気にしていたら最初からやって無い」

〔……で、どうだった?〕

「……能力を盛る過程で色々やったって事ですか」

「そう言う事だな。……ってか、沢山能力を盛ったはずだろ手前はさぁ……何故モブが持って居るレベルの魔法機能付きの道具如きに効果を通されているのか……」

「……さ、さあ、何故でしょうね?」

「わざと通した訳じゃなければ今すぐ追加で色々と対策を盛りやがれ」

「……すみません、意図的に成ります」

「手前はさぁ……こっちが色々と遠慮しているのに好き放題やりやがってさぁ……」

「……えへっ」

「えへっ、じゃ無いよ、好き放題やると言うならこっちにも考えが有るのだがな。監視レベル上げて行くからな」

「それは勘弁してください」

「だったら真面目にやれぇっ」

「……真面目にすみません」

「……本当だろうな? ……其処のリッチ、能力の強化をしてやる。ちょっと来いや」

〔……大盤振る舞いだな〕

「貴様の為にじゃねぇ。ネイトの為にだ」

〔そうかよ。じゃあ遠慮無く戴くとしようか〕

それで安全な場所に移動した後、スプリンガーさんとマグナさんは能力強化の為の話し合いを始めました。

「そのライトグリーンの炎の性能を色々と伸ばすか?」

〔これは我のMPの可視化で実際の炎ではない。まあ、他を燃焼は出来るが〕

「……実際の炎ではなく、触れた物を燃焼させるエネルギーの塊、か……なら、超絶振動しているエネルギーの塊……って感じか?」

〔そうだ。故に水を掛けられる事に意味は無い〕

「……なら、伸ばすべきはそれを直に武器転用出来る感じに、かな。そしたらエグイ武器に出来るはず。なら……」

暫くの試行錯誤の後、マグナさんの炎の応用力が格段に向上しました。

「……ふむ、人間の性別の決定は受精卵への男性ホルモンの作用量で決まる。なら、男性の身体の再構築時に男性ホルモンを意図的に抑えて肉体を造れば?」

〔……人化ついでの女性化能力に成る、か〕

「男性ホルモンの作用の結果を抑える、又は取り除く……で、女性化能力、とかも行けるか?」

〔解らん、と言うか、性転換手術に付いては軽くしか知らんので、迂闊な事を言いたくは無いのだが……〕

「……性別依存の能力とかそう言う奴が有ったら潰れるから、対処出来るならば、して置きたいが」

ん? それなら。

「只単にデバフをバフで上書きする事で消すのはどうです?」

〔……水掛け論的にデバフ以上にバフを掛けたので解決です、ではなく?〕

「バフやデバフを受けられる自分の許容量を自分のバフだけで埋め尽くす事でデバフの効果の適用を拒絶する、ですかね」

「……つまりコップ(肉体)に(バフ)を注いだ奴に敵が泥水(デバフ)を混ぜてきましたが、水を大量に対応で注いだので泥水が全部コップの外に流れて行きました、か」

〔理屈としては解るが、バフを自分に掛けられる量の上限値以上に自分にバフを掛けられないと完璧には無理だろうし、バフ目的だけでそれ迄鍛えている奴少なそうだな〕

「これは有りじゃ無いですかね」

「有りだとは思うが、自分がバフを受けられる限界値が低く無いと一度やる毎に必要なコストが洒落に成らなさそうだな」

「うっ……ゲームでシステム的にバフやデバフが掛かる制限数が無い奴のパターンの場合は適用不可ですが、制限が低い場合バフやデバフに禄に頼れない、ですか」

「バフやデバフの上限値が高くてもやれるぞ。コストが相応に高く成る訳だが」

〔……バフを幾らでも盛れる代わりにデバフ拒否不可、か。デバフの拒否をし易いがバフを盛れる量も少ないか、バフを沢山盛れるが、デバフ拒否のコストが爆増……か。ついでに言えばバフもデバフも適用不可にするとかも、意見が分かれそうな話だの〕

「だな。仕様はどれが良いかは議論の余地が有る話だ」

〔……只、ゲームシステムで絶対動かせないと言う話でも無いし、必要に応じてステータスを変えるのが正義だろうて〕

「……それ、大抵の人には普通は出来ませんから」

「……さて、雑談は此処までにしよう。いい加減他の事もやろうか」

「と、言いはしますが、何をやりますか?」

「ちょっと会って貰いたい人が居る」

「……誰ですか?」

「レイシー・カラーズ・スプリクト。水霧の嫁の内の一人だが、VIP待遇の人の内の一人だ」

「……初めて聞く名前、ですね」

「まあ、水霧が派閥の代表をやって居る関係上、彼女迄やり始めたらパワーバランスがアレだし表立って言うほどの事はしていない」

「なら、何故会えと?」

「……彼女は本来多種多様ないわゆるドーピングアイテム生成能力を持っていた。諸事情で仕様が少し変わった様だが、それでも価値は然程変わらん」

「……今更ドーピングアイテム生成如きがどうだと言うのですか?スプリンガーさんは大抵の事が出来ますよね?」

「……今君が住んでいるコロニーには大体七十万人くらいが住んでいる。その内君の信者は十数万人くらいかな」

「数百万人が信者と言う割には十数万人しか居ないのですか」

「……あのさぁ、ネイト、君の活動を思い返してみようか。そしたらこの数が可笑しいと解るはずだよ」

「……起きてから数日しか経ってないですし、各地で事件や事故潰し……あ、わざわざ国外から引っ越して来ている様な層も含めてと言う事は」

「そ、この十数万人は高比率で信者としてのレベルが国外から即座に引っ越してきても良いレベルに高いって事。狂が付くレベルかは知らんがね」

「……それは、それは」

「ま、良いか。じゃあ移動しよう。レイシーさんの所にさ」

 それでレイシーさんに会いに行く事に成りました。


改めて詳しく解説


肉体(水入りコップ)に他人エネルギー(泥水)を注ぐのが攻撃やデバブ。


自分の肉体(水入りコップ)の水をセルフで増やすのがエネルギー生成で、他人や自分に意図して注ぐのがバフ。


自分や他人の肉体(水入りコップ)の水を増やし、泥水を押し出す(泥水がそもそも入らずこぼれる)のが解呪や魔法抵抗力等の対抗手段。


但しエネルギーを莫大に持つ奴は自然と耐性も上がる……訳では無い。


リッチの場合、幾つか有るウチの一つのコップの許容量自体を小さくしたのでエネルギーが飽和し他に流れ込み、一部のステータスが向上した。


……コップを小さくするのは受け取れるバフも減るんだけど、代わりにデバブ耐性や魔法抵抗力は高くなる。


一長一短だけど、耐性が高くなるのは魅力かな。


まあつまり、バフを無限に盛れる奴はデバブも無限に盛れるし、魔法抵抗力もゴミ仕様。


エネルギー所有の許容量を無限にしたら(コップが無限の大きさに成るためそもそも溢れないから)攻撃やデバブを防ぐ理屈が破綻しちゃうからね、仕方ないね。


この話は一度に持つエネルギー許容量の話で、エネルギー生成量の話では無い。


ネイトの対ゴーレム時の攻撃無効化とかの理屈もこんな感じ。


作中で似た説明を今後するけど、理解としてはこれで良いと思う。


この後書きは先出し情報として出した奴を少し改変した物です。

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