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色々な行程を熟し、リモート会談当日、会議室にモニターを設置し、リモート会談に当たる事に成ったのですが、私達側は、人数を絞った方が良いとして、ペンタクルさん、ルクトさん、水霧さん、私。相手方はシェリーさん、と後数人。……と、言う感じ。

只、相手方の会社のシェリーさん以外は一般へは顔出しをしていない為、相手方で此方へ向けて喋るのはシェリーさんだけに成る気もします。

……シェリーさんは話の展開次第では味方に引き入れられる相手なので、ちゃんと事前に話し合い話の展開を決めて来ては居るのですが、……シェリーさんの情報網のレベル辺りが不透明なのがネックです。相手方の情報網のレベル次第では最悪アドリブで会談を熟すしか無くなりますが、……まあ、何とかするしか無いでしょう。


リモート会談を開始し、画面一面にシェリーさんが映されます。


[シェイプクリエーターズ社さん。此度はリモート会談の機会を設けて頂きありがとうございます。……と、前置きはさて置き、オフレコで構いませんが、水霧さん、貴方にはわたくしにはとても興味が有ります。同業体験者として]


……え? いきなり何を言って居るのでしょうか?


「……アレはそう言う目的でやって居た訳じゃねーよ」

[でも、そう言う物がお好きでしょう?]

「語弊しか無いのだが?」

[……自分から造って自分と融合までしたのにですか?]

「だから、語弊満載だなこのやろう」

[それを語弊と言う貴方にはわたくしの選択は理解して貰えると思うのですがね?]

「……つまり、性的な欲求を満たす様な天国を造って置いて、シェリーさんはその価値を認めて居ないのか」

[はい、そうなりますね。あくまでもビジネスです]

「よくもまあ其処まで割り切って居るね」

[割り切らないと先に進めませんから]

「……エロ売りするのも先に進む為必ず必要と言うと語弊が有りそうだが」

[わたくしどものやりたい事からすれば割り切れないと論外だと言うだけです。知る情報をフィルタリングしてしか認知して居ないのに真の全知だなんてお笑い物でしょう?]

「……全知の神にでも成るつもりか?」

[おかげで星の神には成れましたよ]

「……」

[黙らずとも結構です。実際、貴方にはある程度反論が出来るはずです。したら昔の貴方にも刺さる物が結構有りますが]

「……お前、何処まで知って?」

[ルド様にお聞きに成れば宜しいかと]

「……またかよ」

[只、敢えて言えばわたくしは貴方のシミュレーターでの活動の際の観客の一人です。有り体に言えば貴方のファンなのですよ]

「……冗談キツイぜ」

「シェリーさんと水霧さんが同業者とはどういう事ですか?」

[……? 説明していないのですか?]

「シミュレーターでの内容なんて話す必要ねーだろ」

[なら言わせて貰いますね]

「……」

[其処の水霧浄土さんの本名は甲原健樹かんばらけんじゅです。シミュレーター内部での活動上シミュレーターのシステムを使い水の精霊を造りました。その人が今ではアーバーンと呼ばれて居る人で、……彼女の能力は基本的な水の精霊としての能力と世界中の水を彼女の身体とする事でした]

「……付喪神が万物に宿っているから嫌だとか地脈龍だのあーだこーだやって居る話の所にド直球にそう言うネタを造ります?」

「……その部分は言い訳もしようも無いが、それが無いと只の水霊を造っただけに成っていたと思うのだが」

[話の流れは端折りますが、敵の能力避けに融合して別個体扱いに成ってしまえ、と甲原さんとアーバーンは融合をしました]

「其処まで解って居るなら不可抗力って事も解るだろうが」

[貴方では無く、他の召喚した子と融合しても多分問題は無かったですよね?]

「……一刻を争う状況だったし」

[では、融合解除を展開上された後し直したのは?]

「……良いだろ、その話はさ。本題に移ってくれ」

[良いでしょう。アーバーンが居た事により、水を飲むとはアーバーンや甲原さんの体液を飲む事と同じでした]

「……変態ですね」

「……俺達はそう言うデメリットを飲んででも実利を取っただけだ」

[わたくしとしてもそうです]

「……今もそうなのですか?」

「俺側はシミュレーターでの話だから今は違う」

「……」

[……へぇ、当初の流れの弁明をしないのですね?]

「……うるさいなぁ、なんでそれを説明せにゃ成らんのさ」

[……言ったら流石にアレだと思うので止めときますね。……と、まあ、甲原さんは私の立場を理解出来る人な訳です。是非とも懇意にさせて欲しいですね]

「……はぁ、こんな事に成るのならルド様にもっと話を詳しく聞いとくのだったな。……本題に移ろうか」

「……その前に、良いですか?」

「何だ?」

「水霧さんの本名の甲原健樹って情報は証拠として価値は有るのですか?」

「俺が最後に自分からその名前を名乗ったのはかなり昔だし、故に知っている奴もかなり限られる認識だった。シミュレーターでの件が一応観劇用の娯楽扱いなのを軽く流して居てね」

「……最近ほぼ名乗って居ないはずの名前を言い当てる、ですか」

「ミチルをある程度以上知っている人なら甲原とだけは言い当てる奴は居ても条件上可笑しくは無いがな」

『それはともかく、確か、水霧浄土の名は元は軍人としてのコードネームだったな』

「ああ、それで名を上げちゃったから軍を抜けてからもなし崩しにその名をずっと使っていた。……軍を抜けた後の俺の役割と場の流れにネームバリューが必要だったからな」

『しかし、お前の嫁達はよく認めるよな。そのコードネームは十津に貰った奴だろ?夫が他所の女性に贈られた名前をずっと使うとか、さ』

「……それは余り深く考えて無かったな。だがもう水霧浄土で通しちゃって居るし、今更、かな」

「で、実際には如何なのですか?」

「……俺が十津を好きかどうかって話か?そんな事実は無い。と言うか仕事上の付き合い以上の事を十津相手にした覚え自体無いのだが?」

「シェリーさんが知っている情報的には?」

[確かに私が知れた範囲では恋愛的なアプローチ自体を禄にして居ないですね]

「……後で十津さんに聞いてみます」

「……止めてくれ、それは洒落に成らない。真面目にそう言う感情は十津には俺は向けてないから……」

「バラされて困る程度の好感度は有る、と?」

「バラされた後どういう顔して十津と喋りゃ良い。そう言う意味で名前まだ使っているとか解釈されても否定の為に通り名を改名出来る状況じゃ無いからさぁ……」

[……話を進めて宜しいですか?]

「ああ、悪い。どうぞ」

[ではですね、甲原さん、私の星に一度来てくれません?]

「……何故?」

[少し見て貰いたい物が有りまして]

「……この通信で見せられない物か?」

[……流石に此方に来てからで無いとお話出来ません]

「話さないと嫌だと言ったら?」

[……付喪神に付いて、です]


其処で私達が居る場所にピンポイントで地震が短時間だけ起きました。……これは、地脈龍が聴いて居ますね。


[……]

「……つまり、地脈龍に聞かせられない話がしたい、か。だが、其方の星に行くのはな……」

「では宇宙ステーションはどうでしょうか?」

「……解った。この話の続きはまた今度其処でしよう。今は他の話を進めようか」


色々な打ち合わせを行い、一ヶ月後に宇宙ステーションで会合を行う事に成りました。それで通信を切った後、水霧さんは言います。


「俺はちょっと色々と準備してくる。……ネイトも来るか?因子神を相手に鍛錬に行くのだが」

『……おい待て、因子神とは能力を盗られるから会いたくないって話だっただろ?』

「そうだが事情が変わった。地脈龍が床ドンしてくるって事はなんか不都合な事でも有るのだろう。……どうせ地脈龍には手札全部バレているしな」

『……解った。なら、二人ともこれを持ってけ』


するとルクトさんが水霧さんと私に黒色の目の模様が有る拳大の石を渡して来ました。


『それは天眼石。パワーストーンの一種だが、俺の能力で今回は通信機器と中継カメラの力を持たせて居る。……宇宙ステーションをぶっ壊されるとか的な事に成ったらそれを元に探すから、手放すなよ』

「解った、ありがとうな。じゃあ、行って来る」

「ありがとうございます。……それで水霧さん、何処に行くので?」

「因子神の所だな。……シェリーさんを仮想敵とするなら因子神は都合が良い。……只、因子神の近場で能力を無駄に使うなよ、盗られるから」

「は? いや、なんでそんなところに行くのですか?」

「シェリーさんも同じ事を出来そうだからだよ」

「……うわぁ……まあ、何とか成るでしょう。行きますか……」


私と水霧さんは現地に移動を開始しました。


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