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『人工惑星に付いてだが、シェリーさんは人工惑星に大量に女性を造り、それを住人の対応に専用に当てさせる様にした。いわゆるメイドを大量に配布した訳だな』

「……ジャンナか?」

『イメージ的にはそれが近いだろう』

「……ジャンナ? 何ですか?それ」

『……女性に言うには憚れるので概要だけだが、要は性欲と食欲を満たす類いの目的の古典的な天国、だ』

「……そう言う場所をシェリーさんは女性なのに造った、と?」

『そもそもエロ需要で釣った形な訳だし、其処は議論のポイントにする必要は無い。……それに、実際にやるのは付喪神の身体だと考えると実際に自分がそう言う行為をされる訳では無いし』

「……その擁護は付喪神の身体=私としている人には逆効果では?」

『……』

「そんな事実などどうでも良い。君がそばに居てくれれば、それで良い。的な思考を持てる奴が居れば大丈夫だよ」

『……水霧、アーバーンへの口説き文句を引用してくるんじゃねーよ』

「実例から出した方が話は速いだろ?」

『なんでノロケ話を聞かされんとならんのだ』

「いや、この話にはこれは必要だろう。そんな事実などどうでも良いと切って捨てられる思考の奴でも無いと頻繁に脳破壊をされまくるのだし」

『……はぁ、アイドルとか芸能人とかの著名人を好きに成る奴には最低限備えて居て欲しい思考では有るのだろうが、割り切れ無い奴も結構居るのでは無いか?』

「だったらそう言う相手を好きに成るのは止めておけとしかね。他人に相手の妄想をされた程度で相手への好感度が変わるならその程度って事だし」

『……純愛とかが好きな奴も居るだろうに』

「独占出来るなら独占したいって言う感情は解るとも。……アイドル相手にそれやりたいならデビュー前に止めるしか方法は無い訳だが」

『だがなぁ』

「だからそうされようがどうでも良いと言う思考が一番無難だろうさ」

『そんなに簡単に割り切れるなら苦労しないだろ』

「……確かに。けど、割り切れないと脳が破壊されまくるだけの話だから、ね」

『……なあ、シェリーさんが手前に言い寄るとか有るかもしれんな』

「まさか、そんな訳無いだろ」

『……アーバーンを嫁にしている事実を知れば寄ってくるに足る理由だと思うがね?今の手前が言った事をやれると実例を示した訳だし。後権力狙いも兼ねて』

「……そう言われても、そう言う期待はしない。言い寄られても権力狙いのハニートラップ程度に捉えておくさ」

『……そんなに安くないと思うがねぇ……』

「……話を変えるが、ステータス的な意味で人工惑星が地脈龍を越えるのは無理が有る」

『付喪神の形成には必ず時間が必要って訳じゃ無いはずだが』

「ステータスを越せない根拠には成らないって話か?」

『まあな』

「……経過した時間と向けられた感情量。この二つを素材とする場合、後者は人口増加的な意味で遥か過去より今の方がレベリングしやすいのは確かだが」

『なら行けるだろ』

「いやいや、住んでいる星や土地、なんて認知方法はともかくとして、自我が有る奴は特殊な事情が無い限り全員が知っている訳だから、伝説の人物や大スターなら感情量で越えられるだろとか言われても向けられた感情量や知名度補正的には負けているからな」

『レベリングに必要な量が少なければ良いだろ』

「はぁ、そうだな、まず、最低限世界的な著名人に成ってから言って貰えるか?」

『成っていたら良いのかよ』

「前提と成る人数のケタと年数が違いすぎるからそれを無視して未来での蓄積分で勝負するなら、ね。ま、集合体的な勝負なら論外レベルだが。既存の人の数億倍優れている程度じゃ足りんし」

『……ゲームにはレベルを調整する事でステータスのゴリ押しが出来ない様にしている奴も有るが』

「手加減しているからレベルが低い奴を調整しました、……の、パターンならともかく、敵が自分より遥かにレベルが高いのでレベルを調整して大量に上げて間に合わせますって場合、レベル相応の技量は有るのか?それは、とは思うよ。ゲーム的には有る様に調整されるだろうけども」

『レベルが付けば技量も付くから』

「その場合、格上が慢心とか手を抜くとかしない限り、基本的に一対一のシンプルなバトルでの格上狩りはレベルで得られる技量以上の技量を自前で用意する必要が有るから、レベルで技量を得られるから強いと言う事に全力で頼る奴はむしろ同レベル帯の中では雑魚では?」

『うわぁ……』

「……ま、まあ、とにかく、話を戻しますね。……件の人工惑星は古典の天国の類似の星。但し監視社会等の仕様がクソ……どれだけの人が行きますかね?」

『メイドを与える仕様周りが解らないとなんとも』

「仕様次第で行きたいか行きたくないか変わるのですか?」

『例えばそのメイドを成立させるエネルギーが参加者側の物なら、シェリーさんはそもそも見た目を用意しただけで、実際に色々とやって居るのは自分のエネルギーとだから、性行為をメイドとやろうが極論自慰行為だしな』

「……天国、とは?」

『ユーザー側はシェリーさんとやったと思って居るから幸せなのじゃない? 厳密にはやってないけどな』

「……考えたくないので話題を変えますが、人工惑星の人口キャパシティってどれくらいでしょうか?」

「公式発表は無いが、月の表面積は地球の大陸二つ分で、月の二分の一サイズだし、人工惑星は少なくとも七億人弱程度のキャパシティは有るはず。今移住したら豪邸を建て放題では有るだろうね」

「……ロマンも有る事は解りますし、実益もデカイ事も解ります。……余計な要素が付いてさえ居なければ……」

『極度な監視社会は既存警察に頼れないから手を抜くと犯罪され放題って意味での犯罪天国に成るから変える余地は無いぞ』

「……メイドの仕様は、何とか成らないのですか?」

『有象無象に奉仕する自分のアバターを特に理由も無く肯定出来るなら君がやれば実現出来るよ』

「……」

『とりあえずずっと議論していてもらちが空かないし、現地に行かないか?』

「……シェリーさんの付喪神としての力が、仮に空間上のデータを全部把握出来るレベルだと行くと色々とアレな気がしますが」

『それが仮に出来たとして、そのデータを悪用したら信用問題的な意味でアウトだろうよ』

「……一応競合他社扱いに成ると思いますが」

「なら、俺が行こうか?」

「男が行くとアレなので、行くなら私だけが行きます」

「……」

『わっははっ、言われているな?』

「……うるさい」

「第一、嫁への不義理では?」

「……性的な事をやらせなきゃ良いだけだろ?なんで俺がそう言う事をメイドにやらせる前提だよおめぇら?」

「本当ですかねぇ?」

「あのなぁ?」

「高官が人工惑星でメイド相手に性的な事をやるとスキャンダルのネタ扱いに成ると思いますよ?」

「……ならネイトが行くのもアレだろ。適当な調査員を送り込んで済ますくらいしかやりようがない」

「じゃあ、そうしましょうか」


そう言う事に成りました。


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