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翌日、件の開発者、インベント・ブリッジズが会議に呼び出されました。


「……ミラージュ殿、ワシらの納品した製品に付いて聞きたい、と言う事か?」

「そうね、ブリッジズさん。返答の次第に依っては色々と待遇を上乗せしてあげても良いと思います」

「……そうじゃのう、それで、ワシに何が聞きたい?」

「現状不可能な物も含めて追加で造りたい物は何か有るかしら?」

「……なら、やはり二次元の存在の具現化、かのう。そう言う事が好きだからこそワシらはシェイプクリエーターズ社の傘下をやって居るのだし」

「……現状でも、AI制御の3DモデルをAI制御で、自律的に現実で動かすだけで行けるはずよね?」

「ロボットの見た目を極光役者で変えて、キャラの言動をさせれば良いのはその通り。……ワシはスプリンガー殿の能力で本人を連れ出したい。スプリンガー殿、頼めるだろうか?」

『……つまり、俺の能力を科学だけで再現したい、と』

「そうなる」

『はぁ、その願いを持つ奴は結構居るし、二次元キャラを俺の嫁とか言う感覚も共感は出来るけど、実在している扱いの本人を連れ出すと成ると、シンプルにやる事が誘拐なので、協力出来ねーよ』

「……」

「妥協案は何か無いかしら?」

「……では、二次元キャラの複製存在を用意する能力……とか言い出すのはクオリティを妥協するならボイス迄ちゃんと付いているキャラなら先のミラージュ殿の理屈で、もう自前で造れる。スプリンガー殿に今わざわざ頼む意味は無い」

『はぁ、まあ、アレだな。妥協しない場合、只の犯罪。妥協をある程度以上有りにするならもう造れるから改めて求める必要は無い。……あー、気持ち悪い提案をしよう。ブリッジズさんが何を差し置いても好きたと言う設定のキャラをブリッジズさんが書いて、それを俺が此処に連れて来る、と、言うのはどうだろう?』

「……つまり本人ではなくワシに都合が良すぎる存在を創作し、その人をスプリンガー殿に此処に連れて来て貰うのはセーフだと?」

『合意が取れている奴を造れば良いからな』

「……本当に気持ち悪いわね」

「……ですね」


自分に都合が良い妄想の存在を具現化して嫁にする的な感じ、ですか。実際に犯罪に手を染める寄りかはマシとは言え、 中々にキツイですね。まあ、妄想の中で妄想の相手に色々やるなんて沢山の人がやっているとは思いますけど、現実に具現化する以上、他の人にそれを普通に実際にやる構図に成る訳ですしね。

合意が取れる様に造るのだから、意図的に拒絶されたい場合を除き、合意なんて取れて当たり前だとも思いますけど。


「ワシには次元を越えるとはそれが目玉扱いで良いのでは無いのか? と思うが」

『……あー、ちょっと説明が必要か。ブリッジズさんからすれば創作キャラの召喚でしかないけど、回収に行く俺は人攫いをやる構図に成る訳で……』

「創作の中での犯罪とか作者が問題有るだろうか?」

『……そりゃあ創作アンチヘイトで完全に架空の誰かをボコボコにしても捕まらんよ。……構図が完全に人攫いなのを許容するなら有りなのかも知れん』

「……それとこれとは話が違う様に思うが」

『……はぁ……奴隷制度の肯定派からすれば、此処で言う犯罪なんてどうでも良いだろうと言う事は解る。だが、やるなら此方を巻き込むな。其方の要求は俺に人攫いをやれと言う話だからな』

「……ワシからすれば奴隷制度の肯定派は割と居る様に思うがね。奴隷の女を買う話なんてテンプレの部類に思えるし」

『なら俺が其方を奴隷にしても文句は無いな?』

「……有るに決まっておろう?」

『自分が狙った相手は自分の奴隷にしたいけど、自分は奴隷に成りたくない、か。ダブルスタンダードにも程が有るな。他人に同じ理屈をぶつけられたら自分が奴隷にされる理屈なのに』

「……なら、設定はワシが用意するから次元を越えて連れて来てくれ」

『まあ、それは俺が先に提案した事だが、それをされて不幸に微塵も感じない人格に構築した奴のみが相手なら、幸せならOKです理論でゴリ押せる気はする』

……奴隷にされる事が幸せな感性の奴を造り連れて来て奴隷にするので、不幸な人は居ません、ですか。

前提から洗脳教育する毒親みたいな物だと考えるとアレですが、当人達は幸せでしょうし、批判が感情論でしか出来そうに無いですね……。まあ、かなりキツイのは変わりませんが……。

「……ブリッジズさん、開発に使う能力は貰わなくて良いかしら?」

「貰えるなら貰いたいが、それならスプリンガー殿に出して貰う奴に付属させたい」

「…………はぁ、……それでどんな能力が良いしら?」

「そうだな……個体を追加で出せる系の何か、だろうか。それなら次回のこう言う機会迄お預けに成らないし」

「……開発に必要な能力、と、言いましたよね?」

「ワシのモチベーションを上げる為には役立つ」

「……開発ツールに成る奴にしてください」

「では超高度なAI開発に使える能力を」

「……先の話に出た奴を造る気ですか?」

「次はそれを造りたくて」

「……では、そうですね……スプリンガーさん、ブリッジズさんに膨大な機械学習を簡略化出来る能力をあげられますか?」

『……良い事は良いが、割と悪用出来ると思うが』

「では使用可能条件を絞ってください」

『解った。……やり過ぎてビッグデータの化身みたいな物を造るのは勘弁な』

「ワシが造りたいのは二次元キャラの公式での言動全部を一纏めにしたAIに成る」

「……学習に使う公式のデータが足りるでしょうか?」

「それは造りたいキャラの性格と類似の性格のキャラのデータを統合して補うつもりじゃ。画像生成AIがセーフならセーフな自律AIが造れるはず」

「……ベースに成るのは使えるデータ量的な意味で自然と長寿作品のキャラに成る気がしますが……セーフな奴を造れますか……?」

「なんとかしよう」


ブリッジズさんにそれを造る事を任せる事に成りました。


……正直例のチャットGPT関連のせいでAI作製の値段設定周りの話がアレに成っているが、ロボット込みの値段設定と言うことに解釈してくれ。

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