15(幻日礼装データレポート)
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幻日礼装データレポート
クラフトライト社が造った見た目変更スーツ。
基本的には幻日と言う自然現象をスーツに落とし込み、多彩な色を実現している物。
着心地としては布の中に衝撃吸収ジェル等が内包されている為、高品質のクッションに身を沈めて居る様な感覚だとか。
本質的には色々な形の布を見た目上気にならない形で繋ぎ合わせて服を構築する為、カスタム性は抜群。
衝撃吸収ジェル等の内包物が幻日の自然現象で言うプリズムの役目を果たす為、切り傷等に依るジェルの流出には強くないと考えられるが、まあ、それはジェル等を入れるエリアを小分けにする事で緩和されている様だ。
幻日礼装の見た目を変えていない素の見た目は、水で濡れて透けている衣装の様な感じで、布を更に小分けにしたタイプの物には包帯や何かに貼り付ける用の布切れ的な物等が何種類か有る。
それを小道具等に巻き付けたり、貼り付けたりする事で、幻日礼装の見た目を追加でカスタム出来、何でもゲーミングPC的な彩色にする事が可能。
意図的な色に常時する為には幻日礼装にフィルターを挟み込む事が必要な様だが、そのフィルターを切り貼りする事である程度のレベルまでの柄なら自分で自由に造り、対応が可能(フィルターは少量付属で、追加したいなら別売り。高品質の柄を造るオーダーメイド可)。
光を大量に反射する物な為、技術発展次第ではレーザーやビーム等の兵器への対策の防具に起用される未来も有り得るかも知れない。
極光役者との違いと売りとしては、圧倒的な着心地と、極光役者に必要なナノマシンの操作が丸ごと要らない為、誰でもお手軽に利用が出来る事。
つまり、やっている事自体は極光役者の既存技術の下位互換だが、利用や運用し易さは圧倒的上位互換。
極光役者が使いたいけど、ナノマシンの制御が無理だと挫折した層には突き刺さると思われる為、正しく先駆者のサービスでは満たされない需要を満たす物だと言えるだろう。
シェイプクリエーターズ社が取れる対策としては、幻日礼装では出来ない事を増やして行く事や、極光役者のオートでの制御方法等を増やす事で、極光役者の運用への取っ付きやすさを増す事だろうか。
……まあ、幻日礼装は着るだけなので、制御自体の難易度もクソも無いのだが。
かなり綺麗に販売対象を棲み分けされて居る為、放置しても現状其処まで実害は無さそうだが、アップグレード版で他の事を追加で出来る様に成らないとも限らない為、早々とした対策へと乗り出した方が賢明だと思われる。
追伸、フィルターで見た目の色の変更を固定した場合、もう通常の衣装で良くないか? ……と言う意見を封殺する為に自己カスタム性が有る事と構成素材にクッション素材を混ぜて着心地を売りにした様だ。
クッションを着込む服は実際に現実で販売されているらしいが、執筆時には知らなかった為、作中でのツッコミは無し。
……幻日礼装は手軽かつカスタム性が極めて高い。但し単品使用はリスクが有る。そんなかんじ。




