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場所が変わり、コロニーの中心部に有るビル群の中のある会議室にて、私は件のシェイプクリエーターズ社の代表のミラージュ=ペンタクルさんに会う事に成りました。……が、この部屋には私とスプリンガーさんを除き、他にも結構色々な人が居ますね。能力に付いて今は触れないとして……。

まずは鉱唱こうしょうルクトさん。極光役者でそう見せて居るのでしょうが、見た目は白銀色の液状金属が人の形を取った存在、ですね。私に能力をくれた内の一人らしいです。コロニーの後ろ盾と成る隣国の軍の偉い人だとか。

次に、オクタゴン=コンパスさん。巨躯の青鬼人の見た目をしています。結構な回数、貧困地帯に食料等の支援物資を大量に送り付ける事で、昔ニュースで話題に成って居た人ですが、……その支援物資が能力産なら色々とアレな事に成っていそうです。

更に次に、グランテ=フェザーロさん。見た目は褐色イケメンですね。極光役者の前身の物を世間に広めた人ですが、利用を免許制にしても尚世間に悪用された為、無能扱いもたまにされている人です。極光役者を購入時に契約書を何枚も書かされるのはその前例が有るためです。……まあ、エネルギーの事情から考えるに普及を妨害した奴は馬鹿だった事に成ったからアレなのですけど……。

最後に十津万象さん。……見た目はミルクココアの色セミロングで、銀色の目をしており、白を基本とした何処かの学校の制服みたいに整ったロングコートを着て居て細かい体系は解りませんが、胸は多分Cくらいで、コートの下から見える足はブーツを履いています。私が評価されて現状担がれる理由に成った能力を私に最初にくれた人で、軍部に所属して居て、水霧さんの昔の上司らしいです。


他に居るはずの水霧さんと後何人かが……居ないみたいですね。それを聞くとどうやら幻日礼装の調査に行ったらしいです。

ミラージュ=ペンタクルさんは話し合いを開始する事を宣言し、本題にいきなり切り込みます。

「さて、皆さん、幻日礼装について、どう思いますか?」

すると、何処から声が出ているかは解りませんがルクトさんが発言します。

『パクリをやったな、と、言いたい所だが、極光役者の姿を変える方法はナノマシン起因の光学迷彩で、幻日礼装は幻日って言う自然現象をスーツに落とし込んだ物に手を加えた物。やりたい事が似ているだけで、やっている事は明確に別物だ。これでパクリと言ったら既存のジャンルの物を造ったら大抵パクリと認定されかねん』

「既存に無い新デザインの服を造りました、に、対して、服を造ったな?パクリ野郎が、と言う論調をぶつける様な物ですしね」

……えぇ……。それがパクリ認定なら確かにパクリですけども、判定厳しすぎませんかね?

「実際、創作に置いて既存作品とコンセプトが被った事で炎上した例は存在します。既存作品の独自性が高い部分は避けた方が無難でしょうね」

『……では別の見た目に成ると言う事の独自性は、……無理だな。神話に女装して宴会に潜り込んで有力者を暗殺する話が有るレベルだし、道具を使って別の見た目に成ると言う概念は遙か昔から存在する。独自性が有るとしたらそれに使う道具側だが、それは避けられているし』

それに対してオクタゴンさんが口を挟みます。

「創作だとコンセプト被りは場合に依っては炎上物。それは解るけど、料理とか同じカテゴリの料理のレシピを変えて出すとか最早前提レベルで行われて居る事だぜ?」

「創作だと他人の成果物を掻っ攫って自分が考えました、の、形に成りかねませんが、仮に料理に著作権とかが有って、ウチでしかこのカテゴリの料理は提供してはいけませんなんて事が罷り通ったら堪った物では無いですし」

『まあ、他人が全く同じ物を造るのが嫌ならレシピとか調理の為の機械とかを公開しなければ良いだけだが、アレルギーが出るタイプの食材とかを使う場合は最低でもその部分は公開しないと不味いからな』

「……話の前提と成る事情が違う、か……」

「それはともかくとして、本題に戻しますね。私達としてはどうしましょうか?」

『……後続にケチを付けて潰して寡占状態を維持するのは、法律的に色々と不味そうだから、なんか此方も追加で開発して突き放すべきでは?』

「何かって言うけどさ、何を造るべきか。そう言うのが簡単に思い付くならもう開発している訳で」

「それに付いてですが、今後どうなるかはさて置き、現状クラフトライト社が造ったのはあくまで見た目変更が出来るスーツでしか無く、それ以外の使い道はまだ問題無いはずです」

「どうせ類似の後追い商品を追加で出されるぞ」

『……先駆者がやっている事が道を切り開く事なら、後追いは先駆者が切り開いた道を歩くだけでも最低限はやっていける。それだけで大成するかはまた別の話だが』

「後追い商品でも先駆者が満たせない需要を満たせる物なら歓迎される、とか言いますよね」

『それは既存の物と別路線を進んだ結果だから話が違う気もするが』

「私達と別路線を相手方が行くとして、どんな奴が来ますかね」

「幻日礼装はカスタム在りきで手軽に色を変えて自由な見た目に出来る衣装って事だとすると、現状幻日礼装だけだと薄着の大幅な見た目変更周りは難しい事に成る」

『それはつまり薄着のカスタム性を増せ、と言う事か?』

「使用者の見た目の肌色を変えるとか、アクセサリーをマシマシにして、その見た目を極光役者で良くするとか、は、軽く聞いた限りの幻日礼装にはまだ出来ない事なはず」

「……他所のキャラの肌色を変える機能の追加とか黒人を白人化とかまたその逆をするとかは普通に炎上検案だからそれは辞めてくださいね。アクセサリーをマシマシにするとかは多分限定的には補われそうなので、やるなら幻日礼装では出来そうに無いレベルにやるべきです」

『幻日礼装が服の延長線上扱いなら、キャラの周りに色々な物が浮かんで居る奴は支える奴無しには無理、だよな。よし、それで行こう』

……ふむ、キャラの周りに色々な物が浮かんで居る様に見せたり、エフェクトをマシマシに出来る様にしたりする調整、ですか。確かに幻日礼装が服でしか無いなら現状されないで済む領域ですね。此方は滞空可能なナノマシン起因の物なので。そして、開発費をつぎ込む事にして、ひとまず水霧さん達の連絡を待つ事にしました。


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