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over star line  作者: 鳥羽しんじ
序章:プロローグ
7/14

正体(ちょっと改正予定読むな!)

鳥羽の小説は0歳から100歳まで全年齢対象です。

これまでのはプロローグだ。

「ねぇ、もう泣き止まねえか?みんな見てるんだし...」


レグルス君が必死に惺共せいきょうをなだめている。かれこれ10分は泣いている。


そして生徒たちは10分口をポカンと空けている。


「えーと生徒諸君、信じられないかもしれないが水無月君、いや、シリウスと彼レグルス君は転移者。つまり異世界から来た子たちだ。」


ええー!?と生徒たちの驚きの声が聞こえる。


「信じても信じなくてもいいからね!」


そのとき鼻をすする音が聞こえた。


やっとシリウスは泣き止んだようだ。


「...最初からバレてたんですね。遥さん、あとはレグが説明します。」


シリウスはそう言ってマイクをレグに渡した。


「なんで俺〜?」


「あーえと、ここに来るまでの経緯を説明するわー」


「とりあえずあっちの時の話しとくか。」


そう言って回想シーンに移った。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「レグ!」


シリが大慌てで家に入ってきた。


「なんだよ。どうした?今実験してる最中なんだけど。」


「とうとう見つけたんだよ!」


やれやれ。


「どうせまたニセモノだろ?」


いつものように返す。


「違うよ! シサヴロス行ってちゃんと取ってきたんだよ!鑑定してみてよ!」


「あんなトコ行ったって何書いてあるか解んないのに?」


”ダンジョンシサヴロス”。


今まで何人もの冒険者が挑んだが未だ攻略されていない最難関ダンジョンと言われている。


なぜ長年攻略されてないのかって?暗号なのだ。


ダンジョンといえばモンスターだがここは違う。


それを解いただと?


確かに何年か前からかシリが攻略をし始めていたのは知っていたが...


まぁ聞いただけじゃわからないからな。


「どれ?見せて。」


「はい!」


正八面体の石を渡された。


シリの目がいつもより輝いている。


コイツの家にこんな伝承があるらしい。


”青碧の角石輝く時、はなだの世の道開かれる”


...!


石の中に結晶がある。


「おい!シリ!...本物だ!!」


「ほんとに!?」


「今すぐ行くぞ!」


研究室の中だけどいいか。


行った先で石を奪われないために石を2つに割る。


「よし、いくぞ、準備はいいな?」


入念に準備した後俺らは2つの石を合わせこう言った。


「アーニクマトコージュル」


シリの伝承に書いてあった呪文?を言うと石が王族の宝石のように光りだした。


そして石がバラバラに分裂し、その中に青い何かが出てきた。


「...これが異世界への道...?」


「シリ、行こう。」


その輝きに俺たちは吸い込まれるように入っていった。







なんだあれは...!


...てか


「うるせぇ!」


目を開けた先にはゴーレムのような機械が轟音を立てながら走っていた。


馬車のゴーレム版か?


それに王城の塔みたいなものが無数に立っている。


...そんなことよりシリはどこだ!?


辺りを見渡すがシリはいない。というよりも人が多すぎる!


もしや2つに割っちまったからテレポートした位置が変わっちまったのか!?


「シリウス!」


必死に叫ぶが何も聞こえない。


大勢の人がこちらを見ている。


「どうしたん?」


突如として声をかけられる。


まだ安心できないがアイツを見つけるため手を借りるしかない。


「助けてくれないか!?相棒がいねぇんだ!」


「ほう、それは大変だね〜。で、なんて名前だい?」


俺がシリウスと言うとその男は真剣な顔になった。


「君もしかしてあの金髪の子と同じ世界の子だよね?」


「ちょっと事情があってね...」


...!


男はシリのことを知っているらしい。


「男!シリはどこだ!」


男は困った顔をした。


「えーと、詳しいことは家に来てくれたらわかるよ?」





男の家には安心したように熟睡していたシリがいた。


「コイツ...」


「おい、男。コイツどうした。」


男って名前じゃないよ。はるさんって言いなさいと言いながら事情を説明し始めた。


「君の連れの子は記憶がないんだよ...でもなんか割れたピラミッド型の青い石はあったよ。」


記憶がない?時空移動の反動か...


俺だけ大丈夫だったということか。


そして俺は二人の石を合わせるもさっきの輝きはなかった。


「これでここに来たの?」


遥が聞いてきた。


「もう使えないかもしれねぇけどな。」


もう帰れないのか...


「そんなことないよ。充電切れかもよ。」


確かに結晶がうっすら見えてきた気がする。


「確かにあり得る...!充電が何か分からないけれど!」


「...じゃあありがとな。遥。」


「待って。」


そう言い、シリを担いで出ようとしたところ遥に止められた。


「タダでは返さないよ...?」


死を感じた。






平べったい板と色々な文字の書かれている板やらがある部屋まで連れてこられた。


「シリウス君今いっぱいいっぱいな状況だからこの世界に慣れるまで僕が預かるよ。」


「はあ。...んで何これ。」


さっきのよくわからない板を指差す。


「これはPCとキーボードとマウス。ここ押すとね。」


そう言って遥は黒く凹んでいるところを押した。


...!


するとさっきまで黒かった板が急に光りだした。


「まぁあとは説明書読んでこの世界のこと学んでね。」


そう言って遥はどっか言ってしまった。


俺だけハブられた。


まぁいいかシリは生きてたんだし。


気ままに石が回復するまで待つか。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「って感じで俺はゲー中になってシリは遥と一緒に少しずつここのことを学んでたんだよ。」


「んで今日は石が全回したからひとまず帰るんだ。」


「おそらく石をまた一つに繋げればポータルは消えないと思ったんだ。」


「そうすれば何回でも行き来できるってこと?」


シリウスが目を輝かせて聞いた。


「ああ、そーゆうことだぜ。」


「それじゃあ帰るか。」


「あ、遥さん。ちょっといいですか?ゴニョゴニョゴニョ。」


シリウスが近寄って耳元であることを提案してきた。


ふむふむ。まぁいいか。


「生徒諸君、私達はこれから異世界に行く。行きたい人〜?」


明るく聞いてみる。


「行きたーい!」「魔法とかあるのー!?」


などの声が聞こえる。


ざっとクラス一個分はいるじゃん...


仕方ない。うちの子達は優秀だからいいか。


「みな、シリウスくん、私たちも行くよ。」


「君のクラスの学級委員だからね。僕もついて行こう。」


如月君と小倉君も同行するようだ。


「はいよ。」


レグルスがシリウスに青い玉を渡す。


レグルスがあのときアロ○アルファで接着したやつか。


シリウスはそれを手に取ると生徒たちの方を向きこう言った。


「アーニクマトコージュル」


すると石が散り、青色のポータルが出てきた。


そしてシリウスは生徒を見渡してこう言った。


「では、みなさん行きましょうか!」

漫画みたいに読んでね

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