番外編:イン アナザ~ワ~ルド
見たことがない視点で書くの結構大変
はろーみんな!話遮って悪いでけど私、超絶美少女翻弄隊長ケレスだよ!
またみんなでゲームがしたいので楽しく異空間のお掃除なうです!
ん?魔法をはやく見せろ?
え〜そんなこと言われたってぇ、鳥羽君は今こっち(私)に熱が入っちゃったから〜。私のガチ恋勢へ。魅力が強すぎてごめんね。
「♪♫♬♪♪♪」
あ、これってみんなを驚かせるために用意した太陽と蝋燭の光で色が変わるゴーレムと火でとっても強い光出すゴーレムの残骸じゃん(笑)
「♪♫♬♪♪♪」
鼻歌を歌いながら床をふきふき壁もふきふき。
♪♫...?
あれ?
なんかある。
青っぽいなんかが。
壁も青っぽいからよく見えないよ...
そっと近づいてみる。
段々と青い何かが大きくなる。
ただの掃除のつもりだった。
そう、あの子たちが置いていった悲しきポータルを見つけるまでは。
「え!待って!!これって!」
青く輝く...えーとまぁなんかスゴイ感じのなんかが、何もない空間に一つ佇んでいた。
はっ!
我に返り周りを2、3度見渡す。
よし、誰もいないな...ふふふふ...
ホントはあの子たちが来てから連れてってもらおうと思ったけどね〜
眼の前に聖剣が落ちてたら誰でも拾うじゃん?
そんな自己肯定をしながらそっと手を差し伸べてみる。
「わあっ!」
なんとも言えない水面のような感触に少し驚いた。
「...」
そっと手を引き抜く。
そしてまた手を入れる。
あ、そういえば私が最初じゃないじゃん。
...
えい!
突撃!!!
...
『ゴンッ』
いてっ
何かに頭をぶつけた。
...これは机?
どうやら私はここから出てきたらしい。
まぁそれはそうと。
上を見上げる。
太陽のように眩しい光が眼を照らす。
周りにはたくさんのキラキラした板とか高級そうな紙が飾られている。
これは!!これは!!
夢にまで見た異世界〜!!!
眼の前に広がる未知の光景に眼が離せない。
「ねぇ、今こっちから変な音しなかった?」
!!!
人間!!
『コンコン』
ドアを叩く音が耳を貫く。
「理事長先生いるんですか?」
ヤバいヤバい!!見つかったらどうなるの!?
食べられちゃうかも!!
あぁぁえわあわわぁ...!
あ!あの子たちをまとめてた茶髪の人!!
あの人のマネをすればいいんじゃないの!?⬅焦って変な方向に走ってる
私ってやっぱ秀才!!
「えと、どうぞ。」
『ガチャ』
深く深呼吸をする。
「どうしたんですk...あれ?」
「えっと....誰ですか?」
「...」
「?」
「............」
「あれっ?」
この人全然喋らん...
『トントン』
不意に肩を叩かれる。
「くるちゃん。この人気絶してる。」
...
モフモフな魔獣に包まれたような居心地。
ベッドだ!
温かい!
「あ、起きたよ!2人共!」
なんか見たことある子がこっちを見て叫んだ。
誰だっけ。
「お、その子眼ぇ冷めたん?」
さっき見たもう一人の子と新しい顔がひょこっと現れた。
みんな黒髪できれいだなぁ。
ベッドから眼だけを出して彼女らをじっと見つめる。
「ん?ああごめんね、私の名前は寺水 玖瑠実。それでこっちの子は樋口 渚紗。んでこっちの男子生徒が高橋 洋大。 」
「君のなm」
「おい、もうそろ行くぞ。」
男の子の方が口を挟んだ。
「え?ああ!もうこんな時間!!2人とも行くよ!」
.....
結局名前だけを言って彼女たちは去ってしまった。
......
ちょっと不満...のけものにされた気分...
飛んでって見に行こう!
『バサッ!』
『ガラガラッ』
ベッドから飛び起き、窓を開けて外へ飛び出す!
浮遊魔法”エオーリシ”!
.......
『ドサッ』
普通に落ちた。
「いったぁ...」
寸前にスキル”身体強化”を使ったおかげで幸い大きな怪我には繋がらなかった。
念のため持っておいてよかったぁ〜
....
魔法は使えないのにスキルは使えるのか。
ならば
スキル”身体強化”&”透明化”のコンボ!
ふふふ、ここの世界に魔法もスキルもない...すなわち私を見つけられる者はいない!
家っぽいところの屋根を超えて辺りを探す。
あ、いた。
四角いなんかに乗ろうとしてる。
それの上に乗ってみる。
『ブオォォォォ』
ん?
うわぁ!
ものすごい速さで動き始めた!
ヤバい、振り落とされそう...!
前からも横からも色が違う四角いやつがものすごい速さで駆け抜けてくるんだけど!
そんなこんなで四角いやつにしがみついて何十分かしてやっと止まった。
『ガチャ』
ドアの開く音が聞こえた。
「ふーついた〜。」
「きれいだな〜。」
さっきの子たちが伸びをしながら呟いた。
輝く太陽が私と水を照らす。
そよ風が頬をくすぐる。
どうやら私は、いや、私たちは海に来ているようだ。
ちょっとぉ、私はずっと落ちないように頑張ってたのにぃ。
不満を抱きながら彼女らを寝っ転がりながら見ていた時だった。
『ブルルルルゥ』
ん?
え?あ、ヤバい!
急発進した四角いやつに対応が追いつかず振り落とされた。
「いったぁ...」
あ
あの子たちがじっとこっちを見ていた...
「えと、さっきの子...だよね...?」
え!?嘘!?透明化切れてた!?
「.......」
見なくても分かる...今の私はとてつもなく複雑な表情をしている...。
「予備の一本あるし、一緒にする...?」
玖瑠実ちゃんが何かを提案してくれた。
顔を上げると玖瑠実ちゃんが黒い棒に緑色の糸を取り付けた棒を差し伸べてくれた。
「...君たちは?」
「私たちは虹桟中の釣り同好会、名付けて”釣りスターズ”の3人だよ。」
「?」
「つべこべ言わずお前もやってみろよ。」
男の子の方...えっと、誰だっけ。まぁその子が棒を投げてきた。
「ほら、リール落として。その後シャクって。」
言われるがまま棒を上下してみる。
『ドドドドドッッ!』
棒を下げた途端、いきなり棒から細かい振動が体に伝わってきた!
「来てるよ!上げて!」
「上げてみぃ〜。」
「来たか。上げて。」
3人に言われるがまま取っ手みたいなやつを回す。
海の中に小さく輝く物体が見えた。
『ビチビチッ!』
すると海から見たことがない小さな魚が数匹現れた。
銀色の体が日に当てられて白く輝いている。
「子鯵にカタクチイワシ。美味しいよね。よかったね〜。えと...」
「ケレスです!」
「ケレスちゃん。」
あの世界にはなかった新たな娯楽。
しかも美味しい!?
「あの!」
3人が片付けをしている時、思い切って聞いてみる。
3人が一斉にこっちを振り向く。
「私もこれやってみたいです!」
3人が顔を見合って少ししてこっちを向いた。
「新メンバーは大歓迎だよ。」
翻弄隊長に選ばれたときのような感情が込み上げてくる。
「よろしくお願いします!!」
こうして、私の新しい物語が始まった。
第2部分がもうちょっとでできるよ




