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25.時計と木

結局スキルの確認をしていたら9時過ぎになってしまった。

今まで原始的日の高さと腹時計しかなかった俺が何故正確な時間がわかるかというと、女神様が忘れていった時計を有効活用させてもらっているから。


今のところズレているような感じはしないし、そもそも神様の持っていた時計だ。

早々ズレたりしないだろう。


この時計だけは自分で作り出せないので、現状俺の所持品の中で一番貴重なものってことになる。

取り扱い注意。とは言え机の上においておくだけ。


時計を時間停止のアイテムボックスに入れたら止まっちゃうかもしれないし、背面にボタンとか見当たらなくて修正の仕方もわからないので机にほっとくしかないのだ。


時計の話はいいとして。

微妙な時間だから、午前中は強化されたスキルとマジックハンドで遊ぶことにした。



遊んで試して気づいたこと。

マジックハンドからも風魔法が出せる。魔法のステッキのブーストも有効なようだ。


これなら木を切り倒すときにちょっと怖い思いをしなくて済みそう。

そんなことを考えたので、試しに木を切ってみることにした。トーチ用の純粋な丸太が無くなっちゃったし。


最初の木は多分酔っ払って記憶が無かった時なので、実質初めての伐採。

ちょっと緊張する。最初は小さめの木にしとこう。


右のマジックハンドにステッキを持ち、左のマジックハンドを木に添える。

手のひらのサイズも変えられるので、片手……片ハンドでも木を支えられるはず。


恐る恐るステッキから出したエアカッターを根元に当てて……

いつ見てもこのスッと切れていくのは違和感がある。


最後はひと思いにえい。

あ、あれ?思ってたのと違う。ギーーードッスンみたいなのを想像してたのに倒れない。

どうやら水平に切り過ぎて倒れないっぽい。お前はもう死んでいる。


ステッキをしまってどうにか両手……両ハンドで持ち上げて下ろす。怖い。


下ろしてしまったらこっちのもの。

スパスパと切断していつもの公園のポールみたいな丸太を作っていく。


持ち上げるのもマジックハンドでらくらくできるので、アイテムボックスにしまうのも簡単。

ちょっと楽しくなってきた。環境破壊は自重しよう。


そんなこんなでしばらく分の丸太を生成したあたりで12時。

お昼ごはんにしよう。



新しく出せるようになったカップ麺の別の味にしようかとも思ったけど、流石に3日連続カップ麺は不健康生活な気がする。

野菜が豊富にあるわけではないので健康な食事の択が豊富なわけではないが……


少しでも野菜を取るためにも、ネギネギを使うことにする。

んであとは何を足してみるか……焼き鳥缶でも炒め合わせてみる?


前に食べたのは塩の焼き鳥缶だったけど、たれの焼き鳥缶も出せた。

缶詰もバリエーション方式っぽいね。


クッカーでしばらくネギネギの上も下も油で炒めて、塩コショウをしつついい感じの頃に焼き鳥缶の中身を入れて混ぜ混ぜ。

味見したらちょっと味が薄かったので、焼き肉のタレを加える。


調味料カテゴリで焼き肉のタレが出せるなら、そもそも焼き鳥じゃなくて普通にお肉を炒めれば良かったんじゃないかという事実と己のアホさに気づいてしまった。

しょうがないのでそのまま続行はする。


うむ。味見と焼き肉のタレのおかげでそれなりなものにはなった。

ご飯と一緒にいただきます。



ごちそうさまでした。


突然だけど、俺は今すのこが欲しい。あの通気性を担保してくれる奴。

なんですのこが欲しいのかというと、こないだの雨でテントの下がびちゃびちゃになって、水分が染みてきた上になかなか乾かないから。


すのこ的なものでテントの下を浮かせれば、きっと快適なテント生活が出来るはず。

俺が知らなかっただけで実はテント界隈では常識だったりすんだろうか。


んで、すのこモドキ作成の材料として、川向かいの細長めの木を使いたい。

頑張ればこっち側の木でも作れるとは思うけど、なにせゴツいから切るのが大変。

しかも釘なんかもないので固定に苦労する。


その点あっち側の木なら、半分に割ってうまいこと凹みを作った土台に乗せていけばいい感じになると思う。

多分。きっと。おそらく。


そして川向かいに行くためには、当たり前だけど川を渡らないといけない。

そこまで川は深くなさそうだし、アイテムボックスがある以上運搬の心配もないから、ザブザブ歩いていけばいけないことも無い。

でも絶対寒いからやりたくない。


別の手段といえばもう橋をかけるしかない。

また上流まで歩いて行って対岸に行って~って出来なくもないけど、今後何度も行く可能性を考えたら橋が欲しい。

そのためにはさっき避けたこっち側のゴツい木を加工しなきゃいけない。なんだかなぁ。


幸いこっち側の木でも長めの奴を使えば1本で対岸には届きそう。

でもこっち側の木は枝だらけのモサモサアフロくんなので……長い木の真ん中の幹以外の枝を頑張って落とさないといけない。

めんどくさい。


という訳で今日の午後の目標は、快適な暮らしのためのすのこのための細長めの木のための川横断のための橋を作るための木の伐採と加工です!

未来が遠い。


一応川幅を測ってみよう。ロープの端っこに石を結んで、対岸に届くように遠投。

ポーラの練習をしていなかったことがこんなところにも影響している。全然届かねえ。


最終的にマジックハンドを使ってどうにか届いた。

えーとこのロープが10メートルでほぼギリギリだから、川幅的にはおんなじ10メートルくらいか。


もう余裕を持って13~4メートルくらいの高さの木が欲しいな。

端っこの細いところに乗りたくはない。


背の高い木を探しに森に入る。

案外同じような高さの木ばっかりだ。森ってそういうもん?


もしかしたら最初に酔ってる間に切った木、あれ背が高い方だったんじゃないか。

周りの木、目算だけど10メートル無いくらいのが多いように見えるぞ。あれ12メートルくらいあったよな。


◇◇◇


ちょうど良さそうな木を見つけるのに森をさまよい歩いて2時間位かかった。

マッピングが強化されてなければ危なかった。もう疲れたんだけど。

注:この森は魔力で回っている異世界フォレストです。植生は半分くらい女神様が適当に考えています。深く考えないでください。


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