20.ドングリと魔石
ブックマークが増えてうれしい作者です。
すみません。最近忙しくてこちらの世界に行けなくて遅れました。
ご飯パラダイス。
お米の炊けるいい匂いに包まれている。
これでしばらくはホカホカご飯が食べ放題。
第二回は来週を予定しています。
さてお米も炊いてしまった。
なんかやってないことあったっけなー……
あ、ドングリ食べてない。
ドングリっぽい銀杏のようなドングリ。
多分木の実全般は炒れば食べれるだろ。
この森に虫は居ないはずだから虫食いを心配する必要はない。
居たとしてモ○ラとかそういうサイズだろ。
ということでクッカーに投入して、何度か水で洗ってから火にかける。
こういうのの塩っていつかけるんだ。塩で炒るっていうよな?
まあいいや、炒った後味が足りなければ塩追加でかけよう。
しばらくゆらゆらクッカーを揺らしながら火にかけていたら、パチパチとドングリの殻が弾ける音がしてきた。
ん?あっ待って!ストップ!ちょ、弾け飛んでる!ドングリの殻が弾けるどころか弾け飛んで大変なことになってる!いった!
俺の方にも飛んできてる!痛い!
慌てて蓋をした。
パパンパパパンとポップコーンみたいな音がしている。
蓋を抑えてないと蓋を押しのけそうな勢い。
しばらくすると音が収まったので火を止めて確認。
うわ地獄絵図。殻と中身でごっちゃだ。
選り分けるのは大変そうなので、水を入れて浮いてきた殻を捨てる。
んでもっかい加熱して水を飛ばす。塩が必要ならこの状態で入れれば良さそうだな。
数粒箸で取り出して食べてみる。ポリポリ。
んーこれは……ほぼピーナッツの味だ。柿の種に入ってる奴。
ちょっと塩かけたら完全再現だった。これは美味い。
クッカーに入ってた分にも塩かけて、コロコロと混ぜてからお皿に出す。
ポリポリ。ふむ、純酒の宛が出来てしまったポリ。俺は酒は飲まないんだぞポリポリ。
うわこれ止まんねえ。大量収穫決定だ。
◇
ポリポリしながら何かやり残したことは無かったかとアイテムボックスを確認。
あ、そういえばこれ、拾ったはいいもののそれ以上確認してなかったな。
とりだしたのは川で拾ったきれいな石たち。色は赤青緑黄黒の五種類。
全部並べて仕分けてみた。赤7個に青20個、緑16個に黄4個、最後に黒が1個。
我ながらいっぱい拾った。黒一個だけだったんだな。
拾った時も思ったけど、やっぱり属性石!って見た目をしている。火と水と木と…光と闇?
森の川の側だから水と木がいっぱい拾えるとかありそう。
あれ、でも俺が使えるのは風属性魔法だよな。風属性もあるはず。てことは木じゃなくて風なのか?
そう思いながらよく緑色のよく見てみたら、緑色にも2種類あることに気づいた。
薄暗い方が木で、明るめな方が風っぽい。
そう考えると自然な感じがしてきた。木石と風石。それぞれ12個と4個。
木石だとそれで別の単語じゃね?う~ん。じゃあ木魔石にしよう。木属性石だと長い。
魔石なのかも属性的な石なのかもわからんけど、それに合わせて命名。
火魔石、水魔石、木魔石、風魔石、光魔石、闇魔石。
せっかく出したので色々試してみる。暇だし。
こんだけ魔法っぽい見た目をしてるんだし、なんかあるだろう。
なんとなく水魔石を手に取る。別に魔法を意識して持ったところで特に何も感じない。
う~ん。この世界、GUIに頼らないストロングスタイルだからなぁ。
タップしたら説明文とか表示してくれてもいいのよ。そういうのはゲーム世界に転生!じゃないと無いのかな。
試しに水魔石を持って念じてみる。
水~水~なんか水~……
お?おお?
水だ。
空気が湿気ってるからわかりづらいものの、石が濡れた気がする。
ショボいのは多分念じ方が悪かったんだろう。風魔法の最初のときと同じ。
え~とじゃあ……こう消防車の高圧な水をイメージして……
結果から言えば、水魔石くんは俺のイメージを正確に反映した仕事をした。
ただ、すべては俺の石の持ち方が悪かった。手のひらを魔石を見つめながら念じていた俺は、大量の水を顔面で受け止めることになった。
「ぶわっは!!」
いっった~~~い!穴という穴に水が!フン!フン!
およそ乙女的に人に見せられなさそうなことをしている気がする。
水も滴るいい女っていうより、これだとただの濡れ鼠だ。
キュアをかけて無事復活。
水がすぐ止まったから大参事は免れた。
周りのブルーシートはびちゃびちゃだけど。風魔法で吹き飛ばしとこう。
あれ、水魔石どこ行った。
うん?手を離した記憶は無いものの、あの水だったからそんなに確証はない。
しばらく見回したものの見当たらない。
もしかしたら水出しすぎて力尽きて消えて無くなったとかかもしれない。
代わりに火魔石を手に取る。
水での反省を活かして、魔石を持ってる手にはグローブをつけてる。
今回は初めからイメージだ。ロクソクみたいな小さな火をイメージ。
おおん?火が出る訳ではないのか。
持ってない手をかざしてみたら仄かに暖かかったので、どうやら熱を発しているらしい。
じゃあちょっとだけ大きな火をイメージして……おお。温かい。
これで気づいたけど、どうやら魔石は手を離しても魔法を発し続けるらしい。
ほっといてもずっと温かいまんまだった。
てことは最初の水魔石は力尽きちゃったんだな。そうじゃないと既にこの辺一帯はプールだ。
すごいちっちゃい、爪の半分くらいの水魔石を使ってみてテストしてみる。
2リッターのペットボトルを1本半くらい出したら米粒より小さくなって持てなくなってしまった。
やっぱり魔石は消耗品らしい。
ということで他の魔石でも試してみる。
でも闇魔石は使えなかった。イメージがないからなのか、こいつだけ特殊なのか。
もしかしたら魔石じゃないかもしれないし気にしない。
風魔石はほぼ風魔法と同じ。風魔法が使えるなら要らない……?いや、扇風機的な使い方が出来るな。
木魔法はほんのり光るんだけど……何に使うのかよくわからない。
成長促進的なイメージをしてみたら強く光ったから、多分そういう方針だと思うんだけど目に見えた変化がない。
とりあえず発動してその辺においておこう。雑草がよく育ったら正解だ。
それならネギネギを植えた時に使える。
光魔石は光った。ほぼ見た目は豆電球。
ランタンよりかわいいし雰囲気あるからこれを証明に使ってみたいけど、あんまり数がないんだよな。
とりあえず今晩つけっぱなしにして燃費を見てみる。1つで一晩持てばそれなりに使えるだろう。
これで俺も魔石使い。しっかし現状大した使い方を思いつかない。攻撃性能もない。
あ、ドライヤーとお風呂のボイラー代わりにはなるかも!
20話記念 特に重要でもない森の設定資料
女神様が転生者を呼ぶために準備した森。
生物が入れないよう結界が張られており、例外を除いて生物は入ってくることが出来ない。
結界を抜けられる例外は現状六体。
でも絶対に喋ったり懐いたりもしないし、そもそもうち二体は登場予定がない。
微生物などもいないので、木が分解されたりなんたりを魔力で再現している。
このシステムの構築に女神様はそれなりに苦労したとかなんとか。




