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18.雨と十徳

更新が遅れました。これからも頑張っていきます。


ブックマークや評価、いいねをしてくださっているみなさん、本当にありがとうございます。

次の日。異世界六日目。

いい加減マット欲しい。コットの骨にちょくちょくぶつけて痛い。


今朝は起きたら雨の音に包まれてた。テントにポトトトと当たる音。

結構降っていそうだけど、葉っぱが遮ってくれているのかうるさいほどではない。


うーん雨かぁ。

外は出たくないっつか雨具無いから出れない。


なので今日は一日この拠点でゆっくり決定。途中で晴れたとしても一日ゆっくりです。決定。

たまの雨にスローライフしないでいつするんだって話だよ、なあ撮れ高ゲージ。なあ。


撮れ高ゲージ君も許してくれそうなので、ピュアとドレスアップをかけてテントの外に出る。


タープも雨程度でグラつくことは無さそうだ。

うまいこと水を受け流してる。一部はテントに流れてるわけだけど……


この辺は高台だし、周りを見る限り浸水する気配はない。ちょっと安心。

本気の大雨が来ることを考えたら排水路でも掘るべきか。その前にテントが持たないか。

考えたってしょうがない気がしてきた。


しかし寒い。昨日からグッと寒くなった気がする。

ドレスアップで耳あてと手袋が出てくる程度には寒い。

風がちょっとあるのも寒さの要因っぽい。

昨日クッションをたくさん出して埋もれて寝たのは英断だったな。


ブルッ。

……雨とは言え、屋根の外に出なければいけない用事が発生してしまった。

タープをもう一枚出して、頑張って羽織ってお花摘みに行った。重かったし雨に濡れた。グスン。



お、新しいご褒美だ。女神様ありがとうございます。

十徳ナイフ……?長くなりそうだ、朝ごはんの後に確認しよう。


朝ごはん……寒いから汁物が欲しい。

朝からカップ麺っていうのもなぁ。


ネギネギとお肉と調味料セットのおかげで、それらしいスープは作れると思う。

でも朝からそんなに動きたくない。もっとお手軽な感じで俺は生きていきたい。


お手軽といえば、そういえば缶詰セット確認してなかったな。

今日のラインナップはコーンスープ、オイルサーディン、チキンカレーの3つ。

朝の汁物の確保完了。やったぜ。

チキンカレーは夕飯だとして……オイルサーディンはどう食べようか。お酒は飲まないぞ。


あ、いやオイルサーディンもツナ缶みたいなもんじゃね?パンに乗せて焼いてみよう。

マヨかければ不味くは無いだろ。


ということで朝ごはんはオイルサーディンのホットサンドになった。


オイルサーディンサンドの味は……不味くはなかったよ。不味くは。


彼の敗因はチーズが無かったことだろう。すまん、チーズが出せるようになったら供養してやるからな。

一回クッカーに出して温め直したコーンスープは大変美味しかった。口直しって訳じゃないよ!!



ご褒美十徳ナイフの確認。

十徳ナイフなんて、勢いで買ってあんまり役に立たないものの代表格のような気がするんだけど。

壊れやすかったり、小さかったり。


生成して出てきたのは赤色の棒状のなにか。お尻にカラビナがついてて持ち運びに便利だね。やったね。

そうそうこういうのに10個の便利ツールがねじ込まれてて……

あれ?ねじ込まれてないな。全面覆われてるわ。代わりにボタンがいくつかついてる。


どうやらボタンを押すことで便利ツールに変身するらしい。流石神様のご褒美。


試しに一つ押したら赤いグリップのごっついサバイバルナイフに変形した。男心がくすぐられる。

あれ?今の俺に男心あるんだろうか…?

アイデンティティクライシスが待ってる気がするから考えないでおこう。


グリップの下面にあったボタンを押すとサバイバルナイフは元の棒に戻った。

変身するならそりゃ十徳でも耐久力だサイズだの問題はないな。凄い。


ボタンを押した時の変形先のラインナップは以下の通り。


1.ナイフ

2.包丁

3.はさみ

4.爪切り

5.爪やすり

6.のこぎり

7.缶切り

8.栓抜き

9.ドライバー


包丁は十徳ナイフに含まれないだろとか、ナイフとダブってないかとか色々突っ込みどころはある。

でもこれで刃物が無い問題が解決した。これでステーキを切れる。俺はおしとやかな乙女になるのだ。

そしてようやくびろ~んとしっぱなしのロープが整えられる。これで引っかかって転ばなくなった。


でも、変身先は9個しかない。十徳ナイフなら10個あって然るべきなのではないだろうか。


もしかしてこのカラビナが十徳目なんだろうかと最初の棒を眺めていると、女神様の声が響いた。


『それはいわば防犯ブザーなのじゃ!直ぐに妾に伝わるから、何かあった時や危ない時に引っ張るのじゃよ!』


びっくりした。防犯ブザーって、俺は小学生じゃないんだぞ!

あ、いやもしかしたら体は成長の早い小学生くらいかも。そもそもこの世界では生後六日だ。


どうやらこの状態でカラビナ部分と本体部分を引っ張ると、女神様に通知が行くってことらしい。

女神様の過保護気味ななにかなんだろうか。それともこれが必要になるようなことがあるってことなんだろうか。て、貞操の危機が……?

とりあえず天に向かって感謝の念を送っておく。ありがとうございますありがとうございます……


十徳ナイフを使ってみたいけど、これと言って使おう!ってモノでもないしなぁ。雨だし。ロープ切るのは濡れそうだからヤダ。

とりあえずカラビナを服に引っ掛けてずっと出して持っておくことにする。これドレスアップしたらどうなるんだろう。


試してみたらドレスアップ後もだいたいおんなじ位置に付くらしい。日中はこのアウトドア女子風味な服だから、だいたいどっかに引っ付くだろう。

パジャマはどうなるかわからん。



うーん何しよ。昨日までは必要なことに駆られてた。でも、その辺が出来ませんって言われるととっさにやること出てこない。

そうだ、寒いしもう焚き火しちゃおうかな。ついでにスウェーデントーチのリベンジしよう。


丸太を取り出した時にびちゃっと水が跳ねて顔にかかった時点でやめようかと思った。いやめげないぞ俺は。


前回は力及ばずキャンプファイヤーと化したので改善。

丸太の大きさはひとまずどうしようもないので、切れ込みを細くして着火剤の量を減らす。


エアカッターを頑張って細くするのには苦労したけど、どうにか前の半分くらいに出来た。

これできっと空気の通りが悪くなってキャンプファイヤーを防げるはず。


湿度が高いからか着火剤1個おいてそのまま鎮火する事故を乗り越え、無事トーチっぽい感じに適度に燃えてくれた。ストーブゲットだぜ。これなら料理も出来るな。

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